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 今、戦乙女騎士団の面々は一列に並ばされ正座させられている。二泊三日の禅寺修行をしているのだ。


 セカンドジョブの習得条件はあるクエストをクリアする事。


「規則正しい生活をし和尚に認められる」と言うクエストである。

 

 まずはお布施として一人百五十万ゼニー取られた。高すぎだとおもうんだけど……


 早朝の掃除から始まり本堂の掃除、瞑想、慈善活動などなど……

 

 

 今、本堂には物凄い数のプレイヤーが同じクエストを受けているのか正座しており警策の音が聞こえる。


 痛くて感覚が無くなっている足を我慢している。

 

 気配察知のスキルがあるせいで近づいて来るのがはっきり解りさらに緊張度がます。

 

「チィッー」

 

 アーヤの声が聞こえた。

 

「フフフ……フギャ」


 マリアさんの小さな笑い声の後にへんな泣き声。


 笑いをこらえるが肩が震える。風切り音とともに両肩に衝撃が走る。


「チィィ」


 ……


 瞑想終了し立ち上がろうとするが足の感覚が無く転ぶプレイヤーが続出で本堂は動けない人だらけになっていた。

 

 足の痺れまで再現されており、突かれると大変な事となる。


 シオンは正座は平気な様で僕達の足に攻撃を加えてくる。


「「「「やめてー」」」


 厳しい痺れに耐え動ける様になったら次は手分けして寺の手伝いとなる。休憩時間などほぼ存在しない。


 挨拶の練習や知らない人と座談会などまである。

 

 

「「「「「はじめまして。」」」」」

 

「「「「「…………」」」」」

 

「えー俺が一番年上っぽいので俺から挨拶しますね。”まっしろう”と言います。弓使いでここにはセカンドジョブを取りに来ました。では右回りでお願いします」

 

「ヤムチャっす。剣士っす。よろしく」

 

「はじめましてだぉ~魔法少女☆優衣だぉ。ゆいたんて呼んでだぉ。魔法少女だぉ」

 

 何かすごいロールプレイな方が居るな……

 

 アニメの魔法少女って感じの服を着た女の子だった。あっけに取られて黙っていると

 

「次の口ぽかんと開けたレア服の君、おねがいします」

 

 我に返って挨拶する。


「はじめまして~アリスです。職はモンスターマスターしてます。よろしく~」


 この四人で座談会する事になった。


 まず進行役してくれてるまっしろうさんは三十歳位の優しそうなお兄さんで四角いインテリっぽい眼鏡が特徴だ。


 次のヤムチャさんは二十代半ば位の量産型剣士さんて感だ。


 問題のロールプレイの女の子。ゆいたんは修正しているのでパッと見た目は十代だが良く見るともっと上の様な感じがする。触れないで置こう。


「議題も自分達で決める事にって為ってるので何か話したいことあります?」


 まっしろさんが進行してくれるが無言が続く。この間がって結構辛いんだよ。

 

 沈黙を破り喋ったのはゆいたんだった。

 

「ゆいは~まっしろんさんにおまかせだぉ」

 

 結局、まっしろさんに丸投げかよ~

 

「じゃ~多分皆さん、俺と同じでセカンドジョブ取りに来てると思うんですが次の職は何をとりたいかでいかがですか? 」


「はぁ~いだぉ」

 

 ゆいたんが返事する。

 

「それでいいっす」

 

「それでおねがいします」

 

 議題が決まり話が始る。


まっしろ:「まず俺から。今は弓使いで上級職のレンジャー狙ってます。セカンドジョブはシーフ系にしようと思ってます。なぜかと言うと……。何か質問あったらどうぞ。」


ゆいたん:「はぁいはぁ~い。ましろんは彼女とかいますか~?」


 それ関係ないだろ~って言うかもうましろんってニックネーム呼びかよ


まっしろ:「いえ~居ませんよ。フレやギルドに可愛い子いるけどそんな感じに全然なりませんね~」


まっしろ:「なかったら次、ヤムチャさんお願いします」


 スルーすきる上手いな~ゆいたんが物足らなさげだけど


ヤムチャ:「俺はパラディンに為りたくて魔法使いの職狙ってるっす。噂では回復魔法を使えると上級職で成れるっぽいから取って上げてみっかな~ってかんじっす。なんか~パラディンとかってカッコイイじゃないっすか~」


まっしろ:「パラディンって職あるんですか? 初めて聞きました」


ヤムチャ:「まだ、噂の段階ですけどパラディンもしくは聖騎士はあるって話っす」


ゆいたん:「ヤムっちもカッコイイね~ゆい守ってもらいたいな~」


ヤムチャ:「まーなれたらっすけどね~」


まっしろ:「次はゆいたんお願いします」


ゆいたん:「はぁ~いだぉ。ゆいは~魔法少女のお姫様になりたいんだぉ。それで~カッコいい旦那様が欲しいんだぉ~」


ままっしろ:「次はアリスさんお願いします~」


 物凄ーく、物欲しそうなで悔しそうな目でゆいたんがまっしろさんを上目使いで見ている。何も言うまい。


僕:「僕は余り考えてなくて取れた物でいいかなって思てます。セカンドジョブもギルドの人たちに連れられて来たので余り深く考えていませんでした」


ヤムチャ:「アリスさんって公式の人っすよね~。ゲームマスターかスタッフなんすか?」


僕:「あ~それよく聞かれるんだけど一般プレイヤーですよ。お手伝い頼まれてるだけです。知り合いに関係者いて一般プレイヤー視点で良いから手伝って欲しいって頼まれたんですよ」


まっしろ:「ほぉーそうなんだ。じゃ~何か優遇とかあるのかな?」


僕:「優遇って言うかこの前のだと今着てる服、宣伝用に渡されてしばらく着といて欲しいって言われてる」


まっしろ:「やっぱり少しは優遇されてるんだな~うらやましい」


僕:「それ以外は何にもないな~情報も全く教えてくれないし」


ゆいたん:「ゆいもM&K装備ほしぉ~公式本買ったけど生地しかあたらなかったぉ」


 こんなくだらない話をしてなれて来た頃に終了の鐘がなる。


 それにしてもゆいたんはすごい人だった……

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。


誤字修正

モンスターハンター>モンスターマスター

インテル>インテリ

上級職で慣れるっぽいから取上げてみっかな>上級職で成れるっぽいから取って上げてみ

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