第一週 皇居
ランニング歴2年のおっさんが、関東近辺のランニングコースを回りつつうだうだ書く日記。
基本めんどくさいおっさんです。
文章を書いた経験がないので非常に読みづらいと思います。
誤字脱字、表現の間違い等ありましたらご教示頂けましたら幸いです。
突然に「東京」「マラソンコース」の二つのキーワードを与えられたとき、多くの人が思い浮かべる場所といえばどこであろうか。
かつて下町に住んでいて、なおかつ人が思い浮かべそうな場所を言いたくない天邪鬼な私は「江戸川河川敷」「荒川沿い」と答えるところであるが、
世間一般の人が思い浮かべるとすればやはり「皇居」だと思う。
芸能人も走ることがあり、サークル活動やランニング教室も多く行われる。 ニュースの背景に映っている所もよく見かけ、近頃では「ラン婚活」なるものも行われているとか。
ふれこみによれば、皇居ランをしている男性はハイレベルな男性が多いらしい。
とまあ、どうにもひねくれ者・天邪鬼・低レベル年収の私にはなかなか手が出しにくいコースである。 しかし記念すべき第一回のコースであること、ハイレベル男性を狙って
やってくる女性の目を覚ますこと、自称市民ランナーを名乗るにも関わらず超ポピュラーコースである皇居を走っていないのもどうかと考えたことから、皇居ランを決めた次第である。
(なぜ皇居にいくだけでこうも面倒に考えているのかと思う人も多いだろうが、東京駅付近のキラキラ感・高層ビルの立ち並ぶ威圧感は
田舎者には多分に厳しいものがあるのである。ご容赦いただきたい。)
そもそも、皇居はどこにあるのか、と考える東京未経験者も多いと思う。(実際、田舎にいるときは23区のうち江東区と江戸川区くらいしか知らないレベルで東京の地理を知らなかった)
皇居 最寄り駅で早速検索してみたところ、二重橋前・大手町・東京駅・竹橋などがヒットした。これほど多くの最寄り駅が徒歩10分以内にある辺り、
一般ピーポーである私との身分的違いを感じずにはいられない。(どうでもいい話だが、私の最寄り駅は徒歩15分である)
また、ランニングステーション(ランナー向けにロッカー・シャワー・更衣室などが設置されたスペースのこと。以下ランステ)を検索してみても、利用料は最低700円から、しかも初期登録料は
1000円近くとられるとのこと。 近所の公営銭湯は300円で一日何度でも使えてロッカーも利用できることを考えると、またしても東京都心とその他とのレベル・物価に恐々とするばかりである。
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会社を定時と同時に飛び出し、山手線に飛び乗る。 東京駅の数多くある改札口に目を回しながら「丸の内中央改札」を抜け、歩くこと10分。 ビルの地下に設置されたランステ
にたどり着いた。 ランステといっても、本当にロッカーとシャワーしかないような場所から、カフェが併設されたものやマッサージ師がいるような場所、ストレッチコーナーまで完備されていたり
メーカーによるグッズショップがあるところまで多数の種類がある。 今回利用したランステはサイクリングステーションも併設され、またストレッチコーナーが広くとられている
東京駅周辺にしては非常にスペースをリッチに使ったランステである。勿論値段はお高めである。
カードを作成し、ロッカーキーを受け取ると、受付の女性が私に一本のアク〇リアスを手渡してきた。 夏場は熱中症対策に利用者全員に配っているらしい。
こういったサービスが臨時で行われているなら、一回900円の利用料も高くはないのかな?と一瞬思った。一瞬だけだが。
ロッカーコーナーでお気に入りの上下黒のランニングウェアに着替え、足全体のストレッチを行い、靴も同じくお気に入りの黒と緑のランニングシューズに履き替えてランステを飛び出した。だいたいランステから
ジョギングで5分程度西にむかい、噴水がいっぱいある公園を抜け道路を渡ると念願の皇居コースへと合流した。 皇居ランは逆時計回りがルール、とランステにも書かれていたため、それに従い北へと走り出した。 数百メートル走ると、東京メトロ竹橋駅への入り口が目に入る。 ここは割と開けた場所であり、サークルの集団が準備運動を行っているのが印象的であった。
1kmほど進むと、先ほどの駅回りよりも広い広場が左手に現れた。
広場を横目に通り過ぎ、橋に差し掛かると、緩めの登りへとコースが変化する。そしてここからは道が細くなり、また舗装が一部荒くなるようだった。
植込みの木の根が飛び出している所、アスファルトがボコッと盛り上がっている所等。 何度かつまずくことがあったので、初皇居の人は十分注意すべきだろう。
2kmを少し越えたあたりで、非常に幅の狭い下りに突入する。 ここはずっと緩い登りが続いてからようやく出会えるオアシスだからか、非常にスピードを上げて走り抜ける人が多い印象だった。
友達と皇居に行く人は、ここは縦に並んで走るほうが無用のトラブルを避けられて無難であろう。
やっとの下り・・・と思いきや、ここからまた緩やかな登りが始まる。 だが、この登りを耐えた先に天国が待っていた。
2.5km地点を過ぎたところから、下りになる。 前半でたまりにたまった鬱憤。 この下りで存分に果たしてやろうと意気込み、ペースを3分代にまで加速する。
あとで確認してみたところ、この下りは1.5kmも続いていた。 知人によれば、前半はあまり無理をせず、ここで一気にペースを上げるのが皇居の走り方らしい。
ちなみに余談であるが、この下りの途中には、ずっと眼前を覆う木々が消え、オフィス街の万灯が一挙に広がるポイントがあるらしい。
私はペースを上げることに必死で見逃してしまったが、今度皇居による行く人は、下りに差し掛かるあたりで少しペースを落として、
夜遅くまで命を燃やして働く企業マン諸君の光を眺めてみてはいかがだろうか。
4km地点に過ぎると下りは終了し、ハイになっていた私の脚が無酸素状態に悲鳴をあげ始める。厳然とただずむ桜田門をくぐり抜け広場へと入るこの地点は、
休日の昼にゆっくりコーヒーを飲みながらの散歩中であれば色々と思うこともあったろうが、ここまでスピードを上げに上げた私にはただの通過点に過ぎない。
一息に門をくぐり広場を抜けると、そこからは道路沿いにひたすら真っすぐ・平坦な道が広がっていた。
もう息が苦しい、歩きたいと、痛みを発しながら抵抗をあげる両足に鞭を打ち、ラストスパートに入る。
ここからの景色はひたすら道路・植込みの木・車止めの石の3つが続くだけ。本当に先に進んでいるのか。某忍者漫画の幻術の中にいるのではないか。
そんな妄想をしつつ足を動かし3分弱。 ようやくスタート地点の交番へとたどり着き、ゴールとなったのであった。
さて、初の皇居を走ってみた感想であるが、思っていたより走りやすくはないな、というのが正直なところである。
前述したとおり、1kmから2km区間は道が狭く、ひたすら登りなうえに足場も悪い。
ゆっくり走るランナーを抜く際に接触が生じがちだ。
またこれはあまり言うべきではないのかもしれないが、皇居ランで定められた向きと逆に走るようなマナーの悪いランナーや、
歩道を爆走するスポーツサイクリストが少数とはいえいたことは非常に癇に障った。
まあ、これくらいは笑って許せるくらいの器がなければ皇居ランナーを名乗ることはできないのであろう。
やはり私はハイレベルな人のための皇居はまだまだ早かった。




