表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ABDUCTION!! ~IN THE ANOTHER WORLD~(凍結)  作者: 迦楼羅カイ
第1部 拉致された者
25/208

第23話 獣の襲撃(続き)

テストがあったとはいえ、予定より遅れてしまったこと、深くお詫び申し上げます。

なんでこんな森に虎(正確には見た目が似ているだけで本物の虎ではないのだが)がいるかは置いておこう。そいつは大きさがヒグマと同じくらい。ずいぶんでかい。グルルルとこちらを威嚇しており、闘争心むきだしである。


こんな奴とまともにやりあっても勝てないだろう。勝ちたいのならせめてライフルとかグレネードランチャー(手榴弾を撃ち込む兵器)でも欲しいものだ。


しかしこちらにあるのは剣、短剣、弩。弩の矢なんて猛獣相手じゃ弱すぎる。ライフル弾が秒速800~1000メートルで対象をブチ抜くのに対し、弩は弓より少し強い程度の威力(ハンドガンにすら大幅に劣るが、鏃に毒を仕込めば威力は期待できる)。これでは怒らせるだけだろう。


しかし、こちらには魔法という大きな武器がある。隙を見て魔法で倒すのがいいだろう。


虎がジリジリとにじりよって来る。俺とメレンは虎と目を合わせたまま後ろにさがる。いつ跳びかかられてもいいように身構えておく。


……………コイツ、とびかかってこないな。何かに警戒しているのか?


………………もしかして、火を怖がっているのか?


考えてみればコイツも野生の動物だ。野生の動物は基本火を怖がるため、コイツにもあてはまるだろう。


俺は足元の大きな枝を拾い、魔法で燃えやすくして先端に着火させた。火を虎に向ける。


思った通り、虎は少しずつ後退していく。よし、これで魔法を撃ち込むのが容易になる。


「メレン、お前は魔力を溜めて。隙を見て一撃で仕留めよう。」


「分かった。」


メレンが手のひらの先に魔力を集め始めた。半透明の魔力の塊が少しずつ大きくなっていく。


よし、これなら勝てる!!虎は怯えているし、魔力で一撃で仕留められる!!


と、思った矢先。


「ガルルルル!!!」


突然、唸りをあげて、虎がとびかかってきた。爪が俺に向かって降り下ろされる……………。

次は……………なるべく一週間以内にあげたい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ