第39話
時間は進んでいた。
気づけば、
大学にいた。
環境は変わった。
一人で暮らした。
金は足りなかった。
工面した。
困ることはあった。
でも、
都合はよかった。
家から離れていた。
それで、
進めやすかった。
計画は、
そのまま持っていた。
形は崩していなかった。
順番も、
変えていなかった。
そのまま、
続けていた。
その中で、
一人と会った。
小林だった。
理由は、
特別ではなかった。
関わりができた。
それだけだった。
話した。
聞かれた。
答えた。
隠さなかった。
そのまま、
伝えた。
それで、
終わったと思っていた。
少しして、
動きがあった。
外で起きた。
自分の外で、
進んでいた。
小林の親から、
父に話がいった。
内容は、
そのままだった。
自分の考えだった。
そこで、
止まった。
結果は、
すぐに出た。
父はいなくなった。
家から消えた。
戻らなかった。
家族は、
そのまま崩れた。
自分が壊す前に、
壊れていた。
そのまま、
動けなかった。
計画を見た。
順番を見た。
意味がなかった。
どこからも、
始まらなかった。
手をつける場所が、
なくなっていた。
自分が壊したのか、
壊していないのか、
わからなかった。
原因の中にはいた。
でも、
実行はしていなかった。
どちらでもなかった。
そのまま、
止まった。
何も決められなかった。
終わりも、
始まりも、
選べなかった。
中で何かが言っていた。
でも、
前とは違っていた。
進めとも、
止まれとも、
言わなかった。
ただ、
そこにあった。
そのまま、
聞いた。
それ以上は、
なかった。
そのまま、
時間だけが進んだ。




