草刈り男(本番編)
「空調服の威力」
空調服サイコーである。長袖の作業着の上から空調服を着用したが、全然暑苦しさを感じなかった。警備員のおっちゃんたちがみんな空調服着るのも納得です。
「虫除け」
長袖長ズボン、手袋とヘルメットも着用するので、蚊に刺される可能性のあるのは、首と顔だけだ。目を瞑って顔面に虫除けスプレーをかけたところ、瞼や唇がかつてないほどにヒリヒリして大変だった。耐え切れずに水で顔を洗ったが、それでもしばらくの間唇はヒリヒリした。首もヒリヒリした。肌に優しいって書いてあるんだけどなぁ。
もしかしてぼくは虫なのだろうか。
「希少植物」
今回の草刈りの目的は、レアな植物の日当たりを良くすることである。せっかくレアな植物が生えていても周りが雑草ボーボーだと、レア植物が枯れてしまったり、実がつかなくなってしまうのだ。
ただ、僕は植物に関してはど素人なので、何が守るべき植物で、何が憎むべき雑草なのかが全くわからない。
そんな僕(のような植物に明るくない人)のために、別の会社の植物屋さんが守るべき植物にテープを巻いてくれた。草を刈る時には、テープが巻いてあるやつや、それと同じ種類の草を避ければいいのだ。ありがたい。
事前にテープが巻かれている草をじっくりと観察し、葉の形や花の色を脳内にインプットしてから草刈りを行う。繰り返しにはなるが、僕は植物についての知識はゼロに等しい。マリーゴールドの花言葉が「絶望」であることぐらいしか知らない。そんなわけで、植物情報のインプットにかなり苦労した。
時間が経つにつれて知識が定着していき、レア植物の探査能力が上がってくる。目がグレードアップした気分である。そんなパワーアップした目で1時間前くらいに刈り終わった草の束を見てみると、ところどころに刈っちゃあかんレア植物の破片が紛れていることに気づく。でもまあたくさん残ってるから大丈夫!!!たぶん!!!
「今言うなよ」
休憩中、先輩がやってきて「言い忘れてたけど、さっき刈ってた〇〇草、希少種ではないけど残しといてね〜」とおっしゃる。今言うなよ...だいぶ刈っちゃったよ。
でも事前に言われても情報量に脳が追いつかず、どっちみち刈ってた気がする。




