CASE4 ②孤児院のおかあさん
「教会のヨウカイに心当たりはありまして?」
翌朝、アンとジョンが仕事へ出かけた後、ミランダは蓮に尋ねた。
昨日は帰りが遅く、夜は10時に眠るミランダは直ぐに眠ってしまい話せなかったのだ。
「恐らく…あれは、姑獲鳥だろうな」
「ウブメ?」
「あぁ。諸説あるが、姑獲鳥は赤子を抱いた妖怪と言われている。昨日の女の見た目と合致するだろう?子供たちに『おかあさん』と呼ばせる辺り、教会の子供たちに執着しているんだろう。そして、自分と子供たちを阻むものとして、ジャックを攻撃している」
「どうしてそこまで?ジャックさんは子供たちを世話している方なのに…」
「妖怪に人間世界の秩序など通用しない。あの時ジャックは子供と口論していた。子供を攻撃していると判断したんだろう」
どちらにせよ…と蓮は続けた。
「騎士団からの依頼とは無関係に思える。あのジャックとか言う男が依頼料を払えないなら、俺は手を引く」
「そんな!」
あの薄汚れた教会と子供たちの格好からして、孤児院は明らかに裕福ではない。
ミランダは少し前まで知らなかったが、討伐料として貰っている金額は、平民なら少し躊躇するほど高額なのだ。
国の支援と貴族の寄付で成り立っている孤児院で用意出来るかは…
「あの男、格好だけは立派だったと思わないか?」
不意に蓮がミランダに聞いた。
「そう言われれば…」
昨日の夜、初めてジャックを見た時に確かにそう感じていた。
見た目の貧相さに不釣り合いの、小綺麗な格好だったと。
「あのシャツ、仕立て良く見えましたわ…恐らくテーラーで誂えたオーダーメイドでは?とても、一般市民が気軽に普段着に出来るものではないと思いますけれど…」
昨日の子供達の格好を思い出す。
薄汚れ、擦り切れた洋服。みんな、自分のサイズとはチグハグな洋服を着て、ニコニコとミランダに懐いてきた。
トムなんか、長袖のはずの裾や袖が殆ど五分丈に近いくらいだったのだ。
「大方、子供たちに充てられる費用を横領しているんだろう。金がないなら手を引くと言えば、そこそこの額を出すだろうな」
蓮が意地悪く笑う。
「ダメですわ!そのお金は子供たちに使われるべきものです!横領していると言うなら、追及して辞めさせるべきですわ!」
ミランダがそう言っても
「それは騎士団の仕事だ。気になるのなら、証拠を掴んで騎士団に渡せばいい」
と聞く耳を持たなかった。
「レンさんには失望しましたわ!少し胡散臭いけれど怪異に困っている人を助ける良い人かもしれない、と思い始めていたのに!」
プンスコ、と擬音がつきそうな態度でミランダは憤慨していた。
「蓮にも考えがあるんだよ。そんなに怒ってちゃ美人が台無しだよ。ホラこれをお食べ」
そう言いながら、お妙はお煎餅を出してくれる。
あの後、蓮は用事があるとかで勝手口の方から出ていった。
そちらの方が近道なんだとお妙は言っていたが…
ポフッとヨシが膝に抱きついてきた。
どうやらお煎餅が目的らしい。
ミランダの膝に座ろうとよじ登るヨシに、ヨシはさっき食べただろう、と言いながらもお妙がお煎餅を追加してくれる。
「レンさんの考えと言われても…私は納得できませんわ」
ポツリと呟きお煎餅を一口。
もし横領してるのなら、証拠を掴んで騎士団に渡す。
蓮は協力する気はなさそうだった。
ミランダ1人で、そのような事が出来るだろうか?
まず、何をすればいいかも分からないが…
「考えたって仕方ありませんわ!行動あるのみでしてよ!」
自身を鼓舞するかのように宣言して、再びお煎餅を頬張る。
硬い食感と醤油の芳ばしい香りが鼻を抜け、ミランダの決意を後押しした。
「横領…ですか?…何か証拠でも?」
お煎餅で英気を養ったミランダは、その足で孤児院へ出向きジャックを問い詰めた。
しかし、当然ながら返ってきたのは当然の返答であった。
「証拠はありませんわ。勘ですの。そのシャツ、テーラーの仕立てではなくて?子供たちはサイズの合わない古着なのに、貴方だけ高級なシャツを着ているのに違和感がありますの」
ニッコリとミランダはジャックに尋ねる。
ジャックは鼻で笑う様にミランダを見ていた。
昨日の気弱な態度とは大違いである。
「このシャツも、貴族の方からの寄付の古着ですよ。たまたまサイズがぴったりだったんで、俺が使わせて貰ってるだけです。ミランダ嬢、偏見で人を見てらっしゃるのでは?孤児院は貧しい、仕立ての良い服を着てるから横領してる、ってね」
「あら、そうでしたの?それは失礼しましたわ。申し訳ありません」
ミランダは素直に謝罪した。
確かに筋は通っている。
しかし、それならば…
「では、討伐費用を支払うのは問題ありませんこと?レンさんは、騎士団からの依頼と関係なければ費用は孤児院へ請求すると言っていましたわ。かなり高額ですの。こちらが価格表ですわ」
ミランダは、助手セット、と称してお妙が持たせてくれたカバンから価格表を取り出してジャックに見せた。
「こ…こんなに…!?いや、でも…命には代えられない…か?」
「お支払い出来そうですの?それなら良かったですわ。でも、不思議ですわね。ジャックさんを襲うヨウカイは、子供たちを害する者を攻撃するとレンさんは言っていましたわ。なので、てっきりジャックさんが横領して子供たちに貧しい生活を強いているからヨウカイが襲ってきたのだとばかり…」
「え!?」
「でも、違うのですわよね?それなら、やはり子供を叱ったからだけで襲ってきたのかしら?困ったヨウカイですわねぇ〜」
では、費用は問題ないとレンさんには伝えておきますわね、とミランダは1度ヨウカイ荘へ戻った。
「ヌリカベさんが道を塞いでいる理由、何かわかりまして?」
ヨウカイ荘へ戻ったミランダは、食卓でのんびりお茶を飲んでいた蓮へ声をかけた。
「いや…何も。お前はどうだったんだ?孤児院へ出かけていたんだろう?」
蓮がミランダに尋ねる。
「えぇ、ジャックさんに尋ねた所、横領はしていない、とおっしゃっていましたわ。テーラーのシャツは貴族の方の寄付の古着なんですって。あと、討伐費用もお支払いは問題ないとのことでしたわ」
ミランダが自信満々に答える。
蓮はため息をついて
「横領してる奴が正直に『横領してます』なんて答えると思うのか?」
と言った。
「確かに!」
とミランダは目から鱗が落ちる気がした。
蓮は続けて口を開く。
「あと、姑獲鳥だが…。もしかしたら、孤児院に現れたのは姑獲鳥ではないかもしれない」
「まぁ、そうでしたの?」
「姑獲鳥はな、“子を求める妖怪”だ。赤子を押し付けたり、奪ったりする。でも今回のは違う。アイツは、渡そうとしていない」
「抱っこしていましたわよ?」
「だから、勘違いしたんだ。暗くて顔もよく見えなかったしな。今日確認してきたが、姑獲鳥は別の場所にいたよ」
「まぁ!ウブメさんにお会いしに出かけてらしたのね?顔見知りでしたの?」
「いや、違うが…まぁ、確認できた。姑獲鳥の成り立ちには諸説あるが、個体数が多い妖怪じゃない。わざわざ“こちら”にまで来ないだろう」
こちら、とは?
そうミランダが聞こうとした時、ただいま〜!と元気なアンの声が玄関から聞こえ、一気にヨウカイ荘が賑やかになる。
そのまま、その疑問はミランダの中で消えていってしまった。
「今日も、通れませんねぇ」
巡回の騎士が孤児院の先の道で、グイグイと見えない壁を押す。
そんな騎士を、ヌリカベは静かに佇んだまま見つめていた。
「あとはこちらで調査するので、仕事に戻っていいですよ」
と蓮が言うと、騎士は頭を下げて去っていった。
「さて、ヌリカベ。何が目的だ?退かないなら強制だぞ?」
「話し合いは無駄なんじゃなかったのですか?」
「無口で頑固だから難しいだけで不可能じゃない。孤児院の怪異と関係ないなら、ただの気まぐれだろう」
「まぁ、そうなんですの?ヌリカベさん?」
「……………」
無言を貫くヌリカベだが、その小さな瞳が悲しげだとミランダは思った。
『うわぁぁぁぁぁ!!』
男の叫び声が不意に聞こえた。
孤児院からだった。
「チッ、あちらが先か!」
そう言って蓮が孤児院に走り出す。
一息遅れて、ミランダもそちらへ向かった。
「どうされましたの!?」
ミランダが孤児院の扉を開くと、座り込んで頭を抱えるジャックがいた。
蓮の姿は見えないが、ジャックが震える指で差す方向―子供たちの部屋の方向―へミランダは向かった。
「あっ、お姉ちゃんだ!」
部屋へ入ると中は明るく、ミランダに気づいた子供たちが次々と抱きついてくる。
「どうしましたの?ジャックさんはなんで…?」
部屋の一角を見つめる蓮にそう問いかけながら、ミランダは息を止めた。
女が、いた。
赤ん坊を抱いている所を見ると、昨日ジャックを襲った女だろう。
そして気づいた。
女が抱いているのは、赤ん坊ではなく
「お人形…?」
精度は高くない、庶民の子供が持つような布と綿で出来た粗末な人型の人形を女は抱いていたのだ。
「あれはもしかして、慰め子、ではなくて?」
ミランダはハッとして言った。
「慰め子?それは、こちらの風習か?」
蓮が静かに尋ねた。
「えぇ。出産時に母親が亡くなるという悲劇は、時々起こるものでしょう?そして、幸運にも子供は無事に産まれる、と言うことも。そんな時、亡くなった母の未練が子供を連れて行かないように、棺に母親と共に慰め子という人形を入れるのですわ。おそらくあれは、その人形ですの」
震える声でミランダは言う。
慰め子を抱きしめる女、明らかに生者ではない風貌。
それならば…この女性は…
「おかあさん。どうしたの?」
トムが女性に声をかける。
女性は、トムを優しい、悲しい瞳で見ている。
「おかあさん。もう眠いから、お胸トントンして〜」
最年少の少女は、強請るように女性へと近づいていくが、女はフワリと浮き上がり天井へ。
「わぁ〜!おかあさん、今日も飛ぶの?天井から見ててくれるんだぁ」
と、別の子供が言う。
天井で、長い髪を垂らしながら、女は慰め子を強く抱きしめているだけだった。
「これは…思っていたよりも厄介かもしれないな」
「厄介とは…またジャックさんへ危害を?」
「いや、女の姿を見て恐怖で叫んだだけで危害は与えられていない。それよりも、厄介なのは子供たちだ」
「えっ?」
キャイキャイと嬉しそうに子供たちは各自ベットへ寝転び口々に「おかあさん」と言っている。
その無邪気な様子に、何故かゾクリと背中を冷たいものが走った。
「おかあさん?って、そうですわよね。あの子達は兄弟ではないのですもの…あの女性の子供たちではないですわよね…?」
今更ながら、そんな疑問が湧き出てくる。
「見た所、ただの浮遊霊…慰め子を抱いていると言うことは、子供を残して死んだ霊だろう。そのまま時が来れば浄化されるものが、ここで子どもに見つかり“おかあさん”という鎖を付けられて離れられないのかもしれない」
「そんな…!!」
ミランダは女性を見上げるが、長い髪で表情は見て取れない。
「子どもたちの呪縛から解き放ってやらなければ、彼女は浄化の機会をなくして、永遠に“おかあさん”としてこの地を離れられなくなる」
「どうすれば、よろしいんですの…?」
「子どもたちに、現実を知らせるしかない。“おかあさん”は存在しない。お前たちには親はいない、とな」
「そんな事!」
出来るわけがない、とは口に出来なかった。
しなければいけないのだ。
このままでは、子どもたちも“おかあさん”にも、いずれ綻びが生まれ、いつジャックに向かった凶暴性が子供に向かうか分からない。
ミランダは息を吐いて、ベットへ向かった。
「皆…聞いてくださいませ。“おかあさん”のお話ですわ。」
恍惚とした表情で“おかあさん”を見つめていた子供たちの視線がミランダへ向けられる。
「みんな、おかあさんのこと、覚えているかしら?」
1人ずつ目線を合わせて尋ねていく
「俺のお母さんは…3年前に死んだ。流行り病だったんだ」
トムが一番に答えた。
「どんな方でしたの?」
ミランダが質問する。
「すげー怖いんだぜ!いつも、アレしろコレしろってさ。でも、ご飯は凄く美味しいんだ。また、食べたいなぁ」
ポロポロと、トムの瞳から涙が溢れる。
その涙を優しく拭い、ミランダは言った。
「私も、少し前に両親を一気に事故で亡くしましたのよ」
子どもたちが息を呑むのがわかった。
「お姉ちゃんも?私もなの」
最年少の少女が起き上がり、ミランダに寄ってくる。
「ママとパパ、お仕事で出かけたの。そのまま帰って来なかったの。事故で死んだって知らないおじさんに言われて、ここに置いていかれたの」
ミランダは膝に顔を伏せた少女の頭を優しく撫でる。
「俺のカーチャンはさ!すげー太ってた!でも、抱きつくと柔らかくていい匂いがして、大好きなんだ!」
「私のお母さんは、すごく綺麗な人だったの!街で一番美人だったって!」
子供たちが次々と自身の母親との思い出を話し出す。
ひとしきり話を聞いたミランダは、天井を見あげた。
子どもたちもつられて上を見上げる。
そこにいたのは、血の気の引いた顔で優しい、悲しい瞳で微笑む女性だった。
「あの人は…お母さんじゃないね」
トムがポツリと言った。
「そうだね」「うん」「綺麗だけど、お母さんとはちがうかも」
子供たちが、次々にそう言うと、次第に女性の姿が透けてくる。
「みんな、おかあさんが恋しくて、少し勘違いしていたみたいですわ…。あの女性は、これから行く場所があるみたいなんですの。ここで、さようならをしてあげましょう?」
ミランダは静かにそう言った。
「うん、そうだね。バイバイ、お母さんの振りしてくれてありがとう」
トムが言う。
「バイバイ」「ママに会ったら、私は元気って伝えてね」「じゃーね〜!」
子供たちからの別れの言葉のたびに薄くなる姿は、やがて小さな光の粒となり、静かに消えていった。
子供たちが寝静まるのを見守ってから、蓮とミランダは部屋を出た。
「先生!怪異討伐の先生!懺悔します!俺は国から援助される資金を横領してました!だから、あのヨウカイとかいうのに襲われるんじゃねーかって、ミランダ嬢に言われて…俺は…怖くて!助けてください!騎士団には自首します!だから、命だけは…!」
部屋を出ると途端に、そう言うジャックに2人は閉口した。
しかし、そのまま放置ともいかず、結局巡回の騎士へ引き渡したのだった。
「そういえば、なんで、あの女性霊はジャックさんを襲ったのでしょう?」
ポツリとミランダは口にする。
「トムとの言い争いがトリガーで、子供に危害がありそうで思わず、と言ったところか。正直、幽霊は管轄外だ。想像しかできん」
「ヨウカイ専門ですものね」
そう話ながら2人は再びヌリカベの元へ向かう。
ヌリカベは変わらずそこにいた。
「ヌリカベさん。貴方の言っていた“助けてあげて”とは、女性の事でしたの?子どもの事でしたの?分からなかったのですけれど、子ども達と話して、女性も光の粒となって天へ昇りましたわ。これでよろしくて?」
ミランダが話しかけると、ヌリカベはその小さな目と口を弓なりに歪め、笑顔で静かに地面へと沈んでいった。
「おい、ヌリカベが言っていた、とは何だ?俺は聞いてないぞ」
地面へと沈むヌリカベを見て蓮が見てを問い詰める。
「孤児院からジャックさんの叫び声が聞こえた時ですわ。蓮さんが走り出したのを追いかけようとした時に、ヌリカベさんが『助けてあげて』と小さな声で言ったんですの。早く孤児院へ向かわなければと詳細は聞けなかったのですが、どうやら正解だったみたいですわね!」
ミランダがエッヘンと言うふうに威張る。
「あの無口で偏屈のヌリカベがねぇ」
蓮の言葉はヌリカベと共に地面へと沈んでいった。
「ありがとうございました!無事に道も通れる様になって、巡回も行えそうです!」
翌朝、依頼に来た騎士がその後の報告にヨウカイ荘へと訪れてきた。
食堂で向かい合い、お妙が運ぶティーセットを
「うわ!噂通りですね!オバケアパート!」
と笑いのける程度には肝が座っているらしい。
「それはよかったですね」
興味なさそうに蓮が答える。
「孤児院の方はどうなりましたの?ジャックさんは、子供たちの面倒を見る唯一の大人でしたでしょう?子供たちが心配で…」
ミランダが蓮に変わって話を引き継ぐ。
「はい。ジャックの横領は、調べてみたら些細なもので…月に数回、ちょっといい酒を買って夜な夜な1人晩酌とかだったんです。それでも、まぁ横領ですからね。孤児院の経営権は取り上げられます。代わりに、教会に新たな司祭が派遣されることになりました。今後はその司祭さんが金銭を管理します。ジャックは罰として社会奉仕ですが…そのまま孤児院で、今度は下働きとして奉仕することに決まりました。と言っても、元々数年一人でやってきたんです。自由な金がなくなるだけで、罰、と言うことになりました」
「まぁ、そうでしたのね。確かに横領は罪ですけれど、1人で手のかかる子供たちを6人も見ていたのですもの。軽い罰で済んでよかったですわね、レンさん!」
「甘やかすとつけ上がるぞ」
「もう!そんな言い方!」
蓮とミランダのやり取りをニコニコ見ながら、騎士は頭を下げて去っていった。
「助手として、大活躍だったね」
お妙がミランダにニッコリと微笑む。
「まぁ…上手く出来ていまして?」
ミランダが嬉しそうに頬に手をやる。
「ヌリカベと話したり、子供たちと向き合って女性霊を浄化へ導いたり、さっきの騎士さんとのやり取りだって、ほぼミランダの働きだろうさ、ねぇ、蓮?」
そう言って振り返ると、そこにはすでに蓮の姿はなかった。
「素直に褒められないから逃げ出したのさ。全く!素直じゃない坊っちゃんだよ!」
お妙がプンプンと文句を言うのを聞きながら、ミランダはクスクスと笑った。
庭で遊んでいたヨシが、クスクス笑うミランダを見て「どうしたの?」とでも言いたげに首を傾げる。
縁側から、生温い風が吹き込んできた。
この国にも、もうすぐ夏が訪れる。




