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ボク、女の子になって過去にタイムリープしたみたいです。最推しアイドルのマネージャーになったので、彼女が売れるために何でもします!  作者: 奇蹟あい
第十四章 定期公演 ~ Monthly Party 2024 -25~ #11編

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第48話 女に二言はない! スリーサイズでも、初恋の相手でも、初キスのことでも、なんでも答えるわよ!

「ええい! もうコーヒーの話は良いんだよ! それよりもだ――」


「かえでくん、待ってください」


 と、本題に入ろうとしたところで、レイに制止された。


「ん、何さ?」


「さきほどの勝負の結果を明らかにしなければいけません」


「勝負? なんだっけ?」


 何か勝負なんてしていたっけかな?


「みつきさんが、わたしの淹れたコーヒーを『おいしい』と言ったらわたしの勝ち。そういうルールでしたね?」


 あー、そう言えばそんなことを言っていたような。ユエユエが「しまった」って顔をしていますね?

 

「それではわたしの勝ちということで、約束通り、かえでくんの質問に答えていただきます」


 軽く流していてもう忘れていたけれど、そういう話だっけか。

 でもそれは助かる展開だね!


「女に二言はない! スリーサイズでも、初恋の相手でも、初キスのことでも、なんでも答えるわよ!」


 なんで恋愛そっち方面ばっかり?


「でも質問は1個だけね! 今日は1個しか答えませ~ん!」


「え~! なんでよ~!」


 ボクが反応するよりも早く、ルーナちゃんが反応する。


「ケチ~! おばさん! 年増!」


 年齢のことは関係ないんじゃ……。


「何を~! 生まれたばっかりの小娘が生意気な~!」


 まあユエユエも肉体年齢的には十分若いんだけど、なんでか年寄りムーブがすごいよね。なんでだろう? ボクたちのことを子ども扱いしている時があるしなあ。生前の年齢もそんなに変わらないはずなんだけど?


「まあまあ、別にボクは質問が1つだけでも十分助かりますから大丈夫ですよ。『今日は1個だけ』ってことは、また別の日にここに来れば何かを教えてくれるってことでしょ?」


 ユエユエの言葉の裏を読まないとね?


「カエくんわかってるぅ♪ 私ね、ここから出られる日ってそうそう多くないから、ずっと1人で暇で暇で仕方がないの。だから毎日遊びに来てくれても良いよ? ね~? 毎日ダンス対決しようよ~」


「いや、毎日はちょっと……。ボクもマネージャーとしての仕事があるので……」


 それにユエユエと毎日ダンス対決していたら、さすがに体がもたない気がする……。


「え~、カエくん明日休みでしょ~? このまま泊まっていって? お願い♡」


 トップアイドルの固定レス!

 なんという魅力的なお誘い……。なんでボクの休みの日程を把握しているんだろう。


「いけません。かえでくんは1人でお風呂に入れませんし、枕が変わると眠れないので、連れて帰ります。それに、はなこさんも泣きながら待っていますし」


 レイブロックが発動した。

 まあ、そうね……。1人でお風呂には入れますけど……急にお泊りなんてしたら、花子が泣き叫ぶからなあ。


「あのクマね? 今度は連れてきなよ~。クマ用の遊び場も用意しておくし」


「おおー、それは助かります! 最近花子も体が大きくなってきたから、遊ばせる場所が限られてきちゃって……」


 もうだいぶ大きいですからね。肩車もだいぶきつくなってきたし……。

 麻里さんが用意してくれた研究所の裏にある畑と小さな森くらいしかなくて、花子もちょっと飽きちゃっているみたいなんですよねー。それにボク以外に遊び相手がいてくれると、きっと喜ぶと思うんだ。たまにルーナちゃんが相手してくれると、花子もすっごく喜ぶからね。


「クマ子ちゃん頭良いよね。アイツ、わたしの舎弟にしたから! なんでも言うこと聞くし、かわいいんだ~♡」


 ルーナちゃんがうれしそうに笑う。


「舎弟って……。変なこと教えるのはやめてよね?」


 ただでさえレイがネットのミームとか、ボクの仕草の真似とか、いろいろ変なことを教え込んでいて困っているのに。


「変なことなんてしないよ~。アイツが勝手にやってるの~。ニシシ♡」


「勝手に? 何させてるのさ……」


 その笑い……嫌な予感。


「わたしと遊んでもらいたいなら、ちゃんとそれ相応対価を持ってこいって教えただけだよ~♡」


 対価って。

 クマに何を要求してるのさ。


「たまに高級ドングリの袋を自分で開けて食べている気がしてたんだけど、ルーナちゃんに持って行っていたのか……」


「ドングリ? それは知らないよ?」


「違った……」


「はなこさんはドングリの保管場所を知ってしまっていますから、かえでくんの帰りが遅い時には、自分で食事を用意していることがあります」


「えらい! でもそれはクマとしてなんか違う気がする……」


 もうほとんど人間じゃん。


「でもね~、やっぱりまだまだかな~って」


「何が?」


「わたしと遊んでほしいなら、楓ちゃんの使用済みの服とか下着とか割りばしを持ってこいって言っているのに、きれいに洗濯したやつしか持ってこないんだもん。クマには使用済みの価値がわからないのかな?」


「うちの花子に何やらせてるの……」


 普通に泥棒だし、ボクの服が減ったら、ボクが困るとか思わなかった?


「楓ちゃんは自分の服の管理なんてしてないでしょ? レイちゃんがOKならなんでもOK!」


「レイ……?」


 まさかOK出したりしてませんよね?

 あ、そっぽ向いたな⁉


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