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世にも奇妙なあらすじ

作者:マイケル
 小説の本文は読まず、あらすじのみを読んで、満足する久世川夏樹は、とうとう行きつけの本屋で、全ての本、そのあらすじを読破してしまう。しかし、それではつまらない。かといって、あらすじを読んでしまったから、今更本文を読もうとも思えない。すでに何百というあらすじを読み続けた彼女は、いつの間にか、あらすじから本文を推測する能力が、とても発達していたのだ。
 そうして肩を落とし、悲壮感あふれる顔で岐路に着く彼女。そこへ、老婆が、何も言わずに本を一冊、手渡した。
 人生。そう書かれたタイトルの本。その背表紙に書かれたあらすじを読んだ彼女は、とても笑顔になった。それから、立ち去ろうとしていた老婆を引きとめ、何度も何度も、礼を言って、スキップで家に帰った。
 翌日、彼女の首吊り遺体が見つかる。遺書のあらすじには、果たしてこう綴られていた。
 人生のあらすじを読んで、全てが分かったので満足しました。さようなら。
現実依存症
2016/09/30 20:06
耳かき戦記
2016/09/30 20:17
足癖が悪い
2016/09/30 20:55
最高
2016/09/30 21:41
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