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第一話「旅の始まりは空腹と共に」

雨の中のAくんです。最近寒くなってきましたね。唇が切れました。プロローグだけではあれかなと思い、投稿しました。これからは毎週水曜日あたりに更新します。なので更新されたら、もう週の半ばかあ…などと思っていただければ幸いです。

リアンの提案を受け、旅に出たが、いかんせん、爆撃を受けたものだから持ち物もなにもない。

リアンの持ち物も爆撃で焼けてしまったようだ。


「ねえ、これからどうすんの。地図も無ければ食料もない。こんな森の中をうろつくのはかなり危機的な状況だと思うんだけど。」

「たしかに…言われてみればお腹が空いてきたきがするな…。どこかに村があればもしかしたら食料を分けてくれるかもしれないぞ!」

「そんな優しい人ばかりじゃないでしょ。」


リアンはムッと顔をしかめた。

自分の意見を否定されたのが気に食わなかったのだろう。


「そこは俺がなんとかしてやる!まずはどこかで人に道を聞くぞ!」


スタコラサッサとリアンは歩いていってしまう。

心配だ。

なんとかすると言っても、果たしてリアンになんとかできるのか?

この調子で行くと神能者集めの前に野垂れ死んでしまいそうな気がする。


王になるためには不思議な力を使える必要がある。

大方の王は弱っちい力しか使えない。

だがそれが花開き、神のような力を使うのが神能者。

神能者となったものは問答無用で王となるらしい。

一国の王を、それも何人も集めるだなんてやはり無謀ではないか。

そんな考えを巡らせていたその時、


「ルナ〜!!見ろよ!村だ村!ちゃんと見つけてやったんだから感謝しろよな!」


超でかい声でリアンが言い放つ。

この声、森中に響いているんじゃ…。


「食料確保と、道が聞けたら感謝してあげるよ。」

「はあ〜!?俺頑張っただろ!!」


プンスカと怒りながらも、私が傍に来るまで待っててくれる。

案外いい奴なのかもしれない。

それから私たちは村の人達に聞き込みを始めた。

森を出るための道はなんとなく分かってきたが、食料確保は中々順調にはいかない。

この村は過疎が進み、皆貧しいのだという。

道理で高齢の方が多かったわけだ。

そして私たちはある1人の老人と出会った。

リアンが話しかけに行く。


「あの〜…すみません!俺達、道に迷っちゃったから、森から出る道を教えてくれないか?あ、あと、食料もできれば欲しいんだけど…」


老人がこちらを睨む。

まずい、怒らせてしまったか。

老人は無言で家の中へと入り、少しした後に大きい袋と紙を持って出てきた。


「地図がある。これを持ってくといい。あと、こっちも持ってけ。」


大きい袋を投げ渡される。

中には果物や干し肉、パンなど、一週間は持ちそうなくらいの食料が詰められていた。

地図も、この周辺の詳しい道が載っている。


「こんなにたくさん…いいんですか?」


思わず聞いてしまった。


「わしは妻も孫も亡くしてしまった。あんたらが孫に似てる気がしての。持っていけ。」


そして老人は私たちの頭をワシャワシャと撫でた。

少々乱雑だが、優しい手だった。


「してあんたら…何を目的に旅をしてるんじゃ?」

「神能者を探してるんだ!な、ルナ!」

「ああ…はいそうなんです。」

「…神能者とな。ふむ、少し待っててくれぬか。」


老人は目をつぶりながら、あごひげをさすり、何かを思い出そうとしている。

数十秒後、老人は静かに目を開け、私たちと目線を合わせた。


「たしか、この森を抜けて、この道をず〜っと通ると、ロジリアンという国がある。たしかそこの王は神能者…だったような気もするのお。もし違くても、なんらかの情報は得られるだろう。」

「なるほど…ありがとなおじいさん!よしルナそこに行こうぜ!」

「じゃが、その王は暴君という噂もある。気をつけていくんじゃぞ。」

「おう!暴君だろうがなんだろうが絶対に仲間にさせるから大丈夫だ!」


その絶対的自信はどこから来るのか分からないが、とりあえず私たちは老人に礼を言い、村をあとにした。


「ほら、道もわかったし、食料も手に入れられただろ!今度こそ感謝するんだな!」

「…はあ…アリガトーゴザイマスー。」

「お前適当に言っただろ!」

「そんなことより気になったのは…暴君って噂だよ。もしかしたら戦うことになるかもしれない。」

「じゃあ、戦闘はお前に任せた!」

「いや、私武器とか持って戦ったことなんて一度も…」

「大丈夫だ!ほら、そこら辺に落ちてた剣で練習すればなんとかなる!」


なんでそこら辺に剣が落ちているんだ、怖すぎるだろ。

そんなツッコミを入れるまもなく、リアンに練習させられ、剣の握り方は分かった。

振り方とかそんなのは全然分からないが。

リアン曰く、実戦あるのみ、だそうだ。


「ていうかリアンがやればいいんじゃ…」

「俺はだめだ!神能者との交渉役だからな!」


戦う気はさらさら無いようだし、私がやるしかない。

そして食料と地図と剣を持ち、ロジリアン国へと出発した。

余談だがリアンが方向音痴なせいで半日でつくはずが一日もかかったのは怒らないであげよう。

わあ、最後まで見てくださったんですね。泣きます。

記憶力がないです。特にプレゼンとかの内容は全て飛びます。助けてください。

あと、今回の話に誤字脱字があるに10円賭けます。

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