誕生…妹ターン「試練、仲間、敵対者」
コピペ出来る2視点は手抜き?
それとも、物語りを深める手法?
異世界の星Illusion.
プロローグ…異世界の星誕生歴史虚構板
IS.EK.AI歴0年星の製作中央装置で大地と大氣と大海を集めて土壌を作り、生命の種をブレンド調節して播種し195種類の基本種族が誕生し、85年の年月を掛けて基本的思考の熟思ができるようになり、そこから一氣に魔法と機構の基礎が完成し、834年で3つの国と9の都市と27の町と243村ができて…、IS.EK.AI歴1421初春11日のこの日…森美徒の里…命の花園で、探究の証を持つ異世界の謎を記す者が誕生する…。
お兄ちゃんとわたしの…本当の願いを叶えてくれる場所へ…、ゲームでしか…出来なかった事が………異世界の星でなら出来ると思うと…………。
………、
……、
…、
う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
うれしぃぃぃぃぃいいいいいいい!!!!!!!!
いいいいいいぃぃ!!!!!!!!
いいいいいいぃ!!!!!!!
いいいいいぃ!!!!!!
いいいいぃ!!!!!
いいいぃ!!!!
いいぃ!!!
いぃ!!
ぃ!
ぃ…、
…けど、お兄ちゃんがお姉ちゃんになるのは………ちょっと残念かな?
お兄ちゃん…美人な人が大好きだからね…。
自分が美人になったら…わたしに興味無くなっちゃうのかな?
蟲だし…。
でも…、前のわたしの面倒をよく見てくれるし触ってくれたから…。
…これからは…………、わたしが…………、…………。
…、
……、
………。
あたたかく…母親の胎内に近いけど違う場所。
わたしの母の胎は…もっと冷たかったはずだ…!
記憶に残っている感覚がそうだと確信している…!!
…、
ん?
(んー…出れる時期?に?なってる?…………、早く出て、お兄ちゃん…❤︎)
もぞもぞもぞもぞ動き…急かす様に体制を整え…、森美徒の揺籠の一つ…紫の鬱金香の蕾が地面付近まで垂れ下がり、ゆっくり綻び…ふたつの命を産み落とし、急激に枯れて土に還る。
(…あっ、誰か来る。…、此処での親かな?わたし弟!弟だよ!!)
「なんて…、可愛いエルフの姉に………インセクトの弟…」
(よっしゃっ!!これで、此処でもお兄ちゃんに甘えられる❤︎)
「それに…、…うーむ、やはり探求の証を授かっているな…」
「運命に従いましょう…旦那様❤︎」
「ああ…君となら何処までも…歩もう♡」
親のイチャラブを見た。
いや、見てしまう。
運命の始まる8年目まで、何度も何度も親のイチャラブ&ヌチャラブを隠し見ていた。
お兄ちゃんの為に!!
…、
……、
………、
…………、
……………、
………………、
…………………。
ーーーーーーーーーーー8年後ーーーーーーーーーーー
「今日は、2人が立派な大人になるための試練を受けてもらう……………(本来は1人づつだが…)」
普段は子煩悩なのに、この日はと…しっかりとした父の威厳を示すような声色で、伝統の使命を子供に告げる。
「「はい!お父様」」
そのノリに追従する子供達。
「パラは、ほんの少しの後生まれの弟だが…、男の子は女の子を守るようデザインされている、ぷるんお姉さんをしっかり守り、試練をやり遂げなさい」
「もちろんです!お父様!」
姉ちゃんは僕が守る!
「ぷるんはパラが好き勝手な事し過ぎないように、ちゃんと見なさいよ」
「は〜い♡お母様」
「ちぇっ、姉ちゃんの子守になるもんか!」
僕が守るの!
森美徒の里の掟26、齢8にて試練の森の洞窟へ行くべし!
古い掟で生き延びてきた森美徒の里の住人達は、掟の重要性は重々承知している。
「だけどな…そろそろ、僕たちの代で変わるべきだと思うんだ」
「どうしてそう思うの?パラ」
「だってさ、姉ちゃんは誰と結婚したいのさ?」
結婚…、それは女性属性の重要な命題、生き残る上で利害の一致を重要視する事も大事だが…、何より一生かけて思い続けられる愛をもらい……愛を提供し合う…、命の充実の為の選択肢の一つであり全でもある…はずだ…。
「それは…お父様の様な素敵な人とよ…、でも…、決まった事に意を唱えるのは…、試練を2つやり遂げた後よ…。」
「…そうだけどさ、試練の1つは大丈夫だろうけど…、2つ目は姉ちゃんに凄く不利じゃん」
「ふふ…ボクの足を氣遣ってくれるの?ありがとう」
生まれつき魔力元素の循環がうまく出来ずに成長した為か、足の動きがおぼつかず…立ち上がって行動するのにだいぶ難儀があったりして…、今は僕の魔力元素を分けて上げているお陰で、比較的自由に動けるようになっている。
「う…ん、だからさ、掟に従うのこれで最後にしない?」
「バカなこと言わないの……………止まって…、誰かいる…」
姉ちゃんが氣配を感じ取り…、それに合わせて息を潜める…。
「………、…誰だろう?…………見かけない人だね……」
怪しい黒い仮面と黒い外套の中で鈍く光る鎧を纏った者が居て…、すごく…危険な氣配を感じる…。
「パラはお父様に報告を…、ボクはアイツを見張ってる…」
「!危険だよ…!姉ちゃん…!一緒お父様に報告しよう…」
「ダメよ…、見放したら後で後悔する氣がするもの…」
「…でも…………っ!!」
こっちを見て…、っ!!早い!!!!
「俺を見たな…、ガキども…、悪いが…死んでもらう」
鈍い啼き声を響かせる黒い刃は、姉ちゃんと僕を襲いかかり、命の火を奪って…とても美味しそうに咀嚼して、ゆっくりと味わう様に呑み込んで…笑っている様にも見えた。
ごめん…姉ちゃん、守れ………………………。
…、
……、
………。
「っは!………っ!!やっと…、自分の意識で動かせれる…ぞ」
「お兄ちゃん…、わたし達…………生きてるの!?」
「ああ………、どうやらあの黒い刃は……、元々この身体の持ち主の命だけを絶ったみたいだな…」
「そのおかげで…わたし達が閉じ込められていた意識の殻が破れて、生き返えれたって…こと!?」
「おそらくな………」
お兄ちゃんが悔しそうに唇を噛んでいる。
多分…ゲームのセオリーの事が起きたので、回避できたはずのことを伝えられなかった事を…悔やんでるんだろうなー…。
「とにかく…森美徒の里に戻ろう、事情を話して…、対策を…」
どごおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉお"お"お"お"ん"ん"ん"……………。
と、
森美徒の里の方から大きな爆発音が鳴り響く。
「!?」
「!お兄ちゃん…、里の方から…!」
「お、おぅ…」
あれ?なんで今…、音が鳴った方角が分かったんだろう?
うううん…今は!里の方!!
兄の森美徒での歩幅は小さいが…忍びの如く難無く走破し…。
「あぁ…、やっぱり…」
「序盤のイベント…主人公の里の崩壊…………」
…落ち込んでる場合ではない。
素早く辺りの生存者を出来る限り確認を…。
…、
…、
…、
「ダメ…息してる人…、ぜんぜんいないよ…………」
「お父様…お母様…」
兄が自宅周辺に向かう…。
………。
家の側で倒れている影が見える……。
「親父!」
「…あ……ああ、お前は、娘の…うう………」
「しっかりしろ!母さんは?!お母さんは!?」
「よく聞け…探究の証の…意識の者よ………、お前は知らねばならぬ……この星は………ぁ……ぐ………維持…を………」
「親父?親父?…………親父ぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!」
「お兄ちゃん…」
「…………仮にも、良くしてくれた人だ…、本当の親より親らしかった氣がしただけだ………」
「そう…」
ぽつ…、
ぽつ…、
さーーーー……………………っと、雨が降り……馬の駆ける音がする。
ヒィイィイィイィイイ!………ヒヒッ…………ヴルル…。
「ドォ…、………君達…大丈夫か!?」
馬に跨った騎士の様な風貌の男が兄に話しかけてくる。
「はい…、あなたは?」
「火の鳥軍ドードー隊のマサア キリュウジ、此処へは、盗まれた国の秘宝【クロカエシの刀】を追ってきた者だ」
…軍隊の人?
「わたしは、森美徒の里のボンニン ぷるん」
「弟のボンニン パラです」
一応…わたしも名乗っておくと、少し驚かれた氣がした。
「そうか…、良く生きていたな…、で、すまんが……………、確保させてもらう」
「えっ!?」
マサアが腰の杖を取り出し…兄に向けると、兄が何も言わず前のめりに倒れる。
「おっと…、君は賢い子だろう?弟…くん?」
「…」
兄を自分の前に抱き抱えて…(イラっ☆)、ついてくる様に言われる。
「なに…、心配しないでほしい。ただ…、君の姉の氣配が強過ぎるのは、君が一番…よく分かるだろう?」
悔しいが…マサアの言う通り、お兄ちゃんの森美徒が起きている時には…、もの凄く匂っていた…それが、雨が降っている森の中でも…。
…。
「どうして、パラはすぐわたしを見つけられるの?」
「お姉ちゃんが、大好きだからさ!!(あと、姉ちゃんの良い匂い♩)」
「ふぅーん…////////」
…。
(変態だ…)
「何処に向かっているのですか?」
「ついてこればわかる。…ッハァ!!」
森を抜け…、沼地を抜け…、山を越えて…、火山の麓の町へ辿り着く。
「此処が俺たちの領土の町【ギルガーデン】だ」
ごはいどく
ありがとうございます。
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