表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/31

張三姉妹、決死のエンターテイメント

謎の人物の暗躍により張三姉妹を襲う暴徒と化してしまった黄巾党の党員達


そして話を聞いた一刀は党員達を元に戻すために策を生み出すのだった。


その策とは…


一刀「それでは本日のゲストである張三姉妹の方々にエンターテイメントをしてもらいましょう! 」


張三姉妹である彼女達がエンターテイメントを行うということであった。


しかし


一刀「先に言っておくがテメェら!!大人しく見ないと彼女達の命はねぇから覚悟しやがれ!!一人でも襲おうとしたら直ぐ様、彼女達をぶっ殺してやるからな!! 」


黄巾党達『ひ…ひぃっ!? 』


自分達が勝手に騒ぐと張三姉妹の命がないと言われたのならば黄巾党達とて大人しくするしか道はなかったのだった。


そしてその舞台裏では


沙和「さすが隊長なの!?黄巾党の奴らが大人しくなったなの!? 」


真桜「でもこれって大人しくなったちゅうより、三姉妹を人質にとられたから仕方なく黙った気がせぇへんか? 」


真桜と言うように今回はちょっと強引なのかもしれない


凪「隊長には何かしらの策があってのことだろう 」


真桜「まぁ折角ウチらが用意した舞台を使うてくれなウチらの骨折り損やしな 」


沙和「でもいきなり隊長から手紙がやってきた時は驚いたなの〜!? 」


実は凪達三人は最初は外で待機していたのだが一刀から送られた伝書バットによりメッセージが伝えられ、大急ぎで舞台を作り上げたのだった。


一方


一刀「そして今回彼女達にやってもらうのはこちら! 」


バァンッ!!


一刀「綱渡りでございます! 」


いつの間に用意させたのか、そこには地上から十メートル離れた場所にロープが一本、二本の柱に結ばれているだけのセットがあった。


しかも…


一刀「彼女達にはこの綱を渡りながら歌を歌ってもらいます! 」


綱渡りしながら歌を歌うよう観客である黄巾党達に向かって言う一刀であった。


地和「ちょっとあんた!あんな細い綱を渡るのさえ無理だってのに歌を歌いながらだなんてできるわけないでしょ!! 」


人和「確率からして、もし落ちたら死ぬ確率が高いですね 」


無茶苦茶な注文をする一刀に対して文句を言う地和と人和であったが


天和「地和ちゃん、人和ちゃん、やろうよ! 」


姉である天和一人だけがやる気であった。


地和「姉さん、マジで言ってんの!?落ちたら死ぬんだよ!? 」


天和「でもこのままじゃどちらにせよ私達は死ぬかもしれないんでしょ 」


地和「うっ!? 」


確かにもしやらなければ暴徒と化した黄巾党達が騒ぎ出す。そうなれば三人は一刀に殺されてしまう!?


天和「それにさぁ、最期に歌えるんだから私は楽しいと思うな♪ 」


能天気的な発言をする天和


だが


地和「仕方ないか 」


人和「天和姉さんは一度言い出したら簡単には聞かないものね 」


地和と人和も綱渡りをすることを決意した。


だがもう一つ、天和がやろうとする気持ちがあったのだ。


それは…


天和「(私はあなたを信じてるからね!) 」


こんな無茶をさせながらも天和は一刀を信じている


その思いが綱渡りをやろうとする気持ちを増せたのだった。


そして


一刀「さぁ、準備ができましたところでレディーゴー!! 」


一刀がそう言うと


ひょこひょこっ!


三人はよろけながらも綱を渡り、更に!!


♪〜♪〜


黄巾党兵士「あれっ?天和ちゃん達の歌声が聞こえる!? 」


黄巾党兵士「本当だ!? 」


何と!?三人は本当に綱渡りしながら歌を歌っているのだった。


黄巾党兵士「こんなことができるだなんてすごい!? 」


黄巾党兵士「頑張れ数え役満姉妹! 」


歌を歌いながら綱渡りする張三姉妹。その凄さに黄巾党兵士達は応援に夢中になり、次々と暴徒が解け始めていた。


凄い張三姉妹だが、こんなことが常人にできるはずがなく、これには裏があった。


実は高過ぎて分かりにくいが綱渡りをしている張三姉妹は一刀のマジックアイテム・コピードールであり、本物の張三姉妹は舞台裏にて歌っているだけである。


だが、そうとは知らない黄巾党達は


黄巾党達『天和ちゃーん!!地和ちゃーん!!人和ちゃーん!!頑張れーっ!! 』


渡っているのが人形とは知らず応援しまくっていた。


一刀「(どうやら黄巾党達の目が正気に戻っている。これにて公演終了…) 」


と、一刀が安心しようとしたその時!


バァンッ!!


一刀「!? 」


一刀の目に黄巾党達を暴徒へと変えた謎の人物がうつった。


一刀「(馬鹿な!?何故あいつがここにいやがる!?) 」


その人物を目撃した一刀は


一刀「それでは私はこの場を去らせてもらいましょう! 」


ボンッ!!


突然舞台から去るのだった。


そして


一刀「おいテメェ!! 」


バンッ!!


舞台から去った一刀は急いで謎の人物の元へ駆けつけ対面すると


?「私がかけた洗脳を解かすとはさすがだなマスター一刀 」


一刀「やはりテメェの仕業か!答えろ!!何故テメェがここにいやがるんだ!! 」


一刀が謎の人物に対して聞くと


?「私がこうしてここにいるのが不思議かな?まぁそうだろうよ。何せ私がここにいるということは… 」


?「あの男は無駄死にしたわけなのだからな 」


謎の人物がそう言った直後


ゴォッ!!


一刀「テメェ、ぶっ殺してやる!! 」


殺意を抱いた瞬間に頭痛が発生するペンタゴンを受けている一刀だが、今はそんなことなんてお構い無しとばかりに謎の人物に対して殺意を抱きまくっていた。


一体謎の人物と一刀との間に何があったのだろうか!?


マジックアイテム


・コピードール


対象となる人物の髪の毛を入れるとその人物となり、髪の毛を入れた人物の命じたままに動く。だが髪の毛の持ち主に濡れ衣を着せるなど悪事に使うと髪の毛の持ち主ではなく、入れた人物となって止めるよう命じても最初に命じられたことをする

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ