表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
目を覚ませば異世界へ…  作者: 今野常春
異世界でするべき事、その立場って…
13/107

第七話 まさか、賊のお姉さんに襲われるとは!

12月31日修正

 この深い森は身を隠すには最適な場所である。この地を治める領主はここを野放しにしている。故に多くの賊が此処に集まり、何日か掛けて襲撃場所へと向かうのだ。

 鬼が出現したと言う方は賊の者にも伝わっていた。彼等も一応逃げられる準備はしていた。しかし、どうも様子がおかしいと彼らは感じていた。賊は見つかれば殺され、捕まっても殺される。そう言ったリスクを背負って生活している為に敵の動きには敏感である。


 ある賊の集団のボスを始め部下たちは森の雰囲気に異変を感じている。

 危機察知のセンサーがビンビンに反応しているのだ。予想は当たった。彼等の根城は敵の進行方向からは後方になる。人数も多く、備えもある。多少の敵ならば問題無かった。しかし、時間を追うごとに前方に放った偵察から信じられない報告が彼等にもたらされる。『諸侯軍の侵攻』鬼だと思ったが相手は諸侯軍であったのだ。どうしてか賊を駆逐している。鬼にはどうしたのだ、そう叫ぶ者も多数いたがそんな事はどうでもよかった。

 今はとにかく目の前の事態をどうにかしなければならない。






「おい野郎ども、今から言う言葉を周辺のボスに連合する事を提案してこい」

 彼女は珍しい女ボスであった。部下は五百を超える規模で巷では有名な賊である。部下は彼女の言葉に直ぐに散る。命令一下直ちに行動、がここの決まりである。

「ボスどうするんです?俺たち連携なんて出来る訳が無いでしょ?」

「馬鹿野郎!相手は此処を潰す気で来ているんだ!連携だ、何だと言っている場合じゃないんだよ。残っているお前たちも準備しろ!これは戦争だ!!」

 そう言って部下をドヤし付ける。この提案は意外にも他のボスたちには受け入れられた。彼等もこの事態はただ事じゃない事が分かったからだ。彼女の根城は山肌をくり抜いた人工洞窟だ。人海戦術で今現在も洞窟を拡張している。だがそれも今日という日を乗り越えなければ無用の長物となる。






「みんな此処に集まって貰って済まない。今回は敵対同士でもそれを忘れ、一致団結し事に臨まなければならないのだ」

 女ボスはそう言って集まったボスに頭を下げる。賊は性別による差別はない、強い者が発言権を得る。自然界の法則をそのまま適用している。

「気にしないでくれ、マリアン。此方も貴族の情報は入っている。事態は深刻だ。あんたが連合話を出さなければ俺が出していたさ」

 気障な雰囲気を出す優男も同様に賊のボスである。彼は約三百名の部下を指揮している。

「そうよね、姉御がこうすることは分かっていたわ。だから直ぐに駆け付けたのよ」

 彼は男である。筋骨隆々の大男である。とあることでこのような話し方に為ってはいるがれっきとした賊のボスである。


「参加の有無は聞かない。此処に来た時点で参加の意思ありと見做す…それでは各自参加人数を報告してくれ!」

 マリアンがそう言うと、時計回りにボスが自分の部下数を述べて行く。彼女の部下はそれを記録に残す。そうすることで作戦を立て易くするのだ。

「ほう、凄いなこの時点で五千か……」

 合計人数は五千二百三十一名である。まさか彼女もこれほど集まるとは思いもよらなかった。だがこうなったのも彼女のカリスマがそうさせていたのだ。部下が一番多いのもそうだ。何故か彼女の周りに人が集まる。腕っ節もいい、度胸もある。並みのボスでは逆立ちしても敵わない。この中では唯一の女ボス、それがマリアンである。


「皆お前さんだから集まったんだぜ!俺はあんたが今回の元締めでいいと考えている。皆はどうだ?」

 一人のボスがそう言って他のボスに問い掛ける。連合した場合は誰がトップになるかで揉めるのだが、今回はそうはならないようだった。彼の言葉でも反対の声は上がらなかったからだ。

「と、言うわけだ。頼むぜ、マリアン。派手に諸侯軍を叩き潰そう!」

 こういった時は非常にやり易くなる。ボスの命令一下で行動するのが賊である。ボスがマリアンの命令を聞けばその部下は一切反対をしない。上意下達これが賊の掟である。ボスは親である。親の命令は絶対であり、命を掛ける事でも必ず実行しなければならない。


「分かった…皆有難う。だが、作戦は簡単だ。明日の朝、日の出が昇るその時、諸侯軍の陣目掛けて突撃する」

 連携の取れない烏合集団には単純な命令の方がいいのだ。彼女の号令一下全軍で突撃する。これには他のボスは呆れるかと彼女は思ったが、それほど悪い雰囲気では無い。

「いいな、その単純さが。俺は気に言ったぜ、マリアン」

「俺もだ、あんたの言葉に従う」

 こうして単純な作戦は決まった。後は決行までにどう部隊を移動させるかの話し合いである。


「移動は諸侯軍が引き揚げたと同時に行う。今部下に諸侯軍の詳細を探らせている。それが分かり次第、その場近くへと移動、朝日を合図に突撃とする」

 マリアンがその様に喋っていると、タイミング良く偵察が戻り彼女に紙を手渡す。それを真剣に見るマリアンの表情を他のボスは真剣に見つめていた。

「皆、場所が分かった。想定通り、進行方向の後方にある。つまり、今攻めて来ている諸侯軍が引き上げたら音を立てず、明りを点けず移動して待機だ。分かったな?……よしそれではボスだけで出撃の誓いを行う」

 そう言って彼女が部下に用意させたのは酒である。小さな杯に入れた酒を飲み干すと地面に叩き付けて出陣するのが習慣である。普段は部下全員で行うが、五千名もの杯は用意出来るものではない。

「全ては一家の繁栄の為に!!」

 彼女が言うと他のボスも後に続く。

「全ては仲間の為に!!」

ボスたちは返答するように話し、酒を一気に飲み地面に叩き付けた。杯は大きな音を洞窟内に響かせた。

しかし、所詮は烏合の衆である。この中に彼女の言葉に従わないと言うものが居ないとは言えなかった…






 その様な経緯が有ったことなど知らない諸侯軍は、そもそも連携して襲ってくると言う認識が無かった。それに事前情報が少なかったのも災いする。一日目はほぼ勝利で間違いない。諸侯軍の総大将を務めるレイバーグはそう考えている。他の者も同じ考えであった。故に慢心していたのだ。レイバーグにもそうだが、所詮は賊である。そう言う認識であったのだ。

 前日終了時点での諸侯軍は一万二千名を数えている。しかし、初日に功績を挙げた諸侯は場所を譲るべく報奨金を戴くと自分の領地へと引き上げて行ったのだ。これで約九千五百名となっていた。

 そして翌日の朝、そう近藤孝雄実らがブラスト辺境伯と会談している時へと至るのである。






「ふふ、あいつら完全に油断しているね。まさか朝っぱらから攻めてくるとは夢にも思っていないようだ」

 マリアンは大胆にも諸侯軍の野営地近くまで出張って来ていた。こうして最終確認をして、他のボスに決行の合図を出す。

 待つ事数十分、漸く朝日が昇り出す。彼等は森の中での生活で暗闇の中でも目が利く。既に明るく為ってはいるが、それが意外にも見えにくい時である。それが明るくなり始めた時だ。まさに単純だが、嵌れば絶大な効果を発揮する作戦である。


 俄かに野営地が騒がしくなり始める。朝食の準備等が行われているのだろう。煙が何本も上がっている。全体への合図はマリアンの号令である。事前に他のボスには木笛を合図とするという話しはしてある。後はマリアンの部下が吹くだけとなった。部下たちは今かと武器を握りしめている状況だ。

「負けない…全てはあいつの為だ……」

 マリアンは誰にも聞こえない様に呟く。そして手を上げ一気に振り下ろす。それを合図に木笛がなった。各地で身を隠していた賊が各ボスの命令のもと一斉に突撃を敢行する。


 最前線にいた諸侯の一団は完璧な奇襲を受ける。距離にして五百メートル。それが森と野営地の距離である。その様な距離、賊にとって在って無い様なものである。飄々と移動して、あっと言う間に各野営地で乱戦となる。 とは言っても一方的な虐殺である。諸侯軍で対応出来たのは見張りで起きていた兵士だけである。それ以外は次の日に備えて英気を養っていたのだ。起床時間寸前というタイミングも賊に味方していた。






「まさか… ありえん!賊が集団となって襲ってくるとは!」

 レイバーグの本陣は丘の上にある。此処からは現在の状況が手に取るように分かる。最前線に野営している諸侯の陣は悲惨な光景であった。何とか防いではいるが突破も時間の問題である。

「旦那様!」

 アシュリが声を掛ける。いましがた連絡があったのだ。

「前線からです。賊の総数は五千を下らないと言うものです…」

「何、五千だと…それでは当初の計画とは違うではないか!……仕方が無い直ぐに我が軍を動かすぞ!!分散はしない、左から一気に突撃して舐めるようにして踏み潰すぞ。コンドは此処から賊を撃抜いてくれ、味方の犠牲は気にするな。いいか、これは必要な犠牲だ。ここで、躊躇えば後方に居る人間が多く死ぬ。それだけは覚えていてくれ。フェンバー男爵、君も陣へと戻り我らに合流したまえ、行くぞ、アシュリ!」

 

 レイバーグはそう言うとこの場を後にした。その間にも戦闘中の音や声が孝雄実に伝わっている。気の利くことに二頭の子虎がバックを持ってやって来た。それを受け取る孝雄実の表情は優れては居ない。それを見たエレオノーラは彼を抱きしめてこう言った。

「聞いて孝雄実。貴方が住んでいた所ではこんな事無いのかもしれない。でもね、私たちの住む場所はこれが現実なの。だからお願い私たちを助けて、救って孝雄実!貴方ならこの諸侯軍の兵士を家族の元へと帰せるの!」


「わ、わかったよ、エレオノーラ…俺が、…俺が何とかする!何処に打ち込めばいいか指示は任せる。エレオノーラ!俺は矢を射ることに集中するから」

 二人と二頭は少し移動して全体が見える場所へと出る。賊は扇状に雪崩れ込んでいる。既に前線に居る諸侯軍は崩壊している場所もあった。そこには賊が居るだけである。エレオノーラは優先的にそこを指示する。なるべく味方を傷つけない様にする為と孝雄実に精神的負担を負わせない為だ。


「先ずはあそこよ。あそこは賊しかいないわ!」

 彼女はそう言って指を指す。孝雄実は範囲攻撃を想像する。鬼に喰らわせた物と同じものである。そのイメージを受け取った子虎は直ぐにそれを反映し、構えるボウガンへと伝える。

「いっけぇえ!」

 そう言って引き金を引いた。瞬間白と黒の二本の矢が混じり合うように目標地点へと吸い込まれる。規模は違うがそれでも周囲の賊は事如く事切れていた。爆風は周囲にも伝わり、音はさらに遠くまで聞こえた。






「これが『呼ばれた者』の力か、末恐ろしいものだな。我が兵士たちよ!見たな、聞いたな!これより我が軍は諸侯を助けるべく吶喊する。私に続け。レイバーグ・コレスタント・ブラストは諸君らの先頭を常に行く!突撃!!」

 彼の号令一下物凄い突撃が行われる。それに呼応するかのように各諸侯も態勢を立て直し盛り返す。奇襲は時間と勢いが命である。時間は問題ないが、勢いが半減した。それだけで賊には衝撃的であり、諸侯の兵士らは混乱から立ち直り士気を盛り返す。






「な、なんなんだいあれは…一体どこからっ!?……あそこか!おいお前たち私に付いて来い!あそこの丘を目指すぞ!」

 マリアンは開始当初勝利を確信していた。時間的にも完璧なタイミングで行えた。魔法は詠唱なしに発言しない。彼女の頭にはその意識が有る。つまり、詠唱さえさせなければ、その時間さえ与えなければ後は腕っ節がものを言うと言う事だ。これは自分たちに分が有ると睨んでいる。

 さらには勢いが付いたことで勝利はより近づいた。だが、そう思っていたのも束の間である。白黒色の二本の矢が降り注ぐと共に信じられない爆発が起こったのだ。激しい衝撃で顔を隠していたが、収まったのを確認しその場を見やる。すると信じられない光景が飛び込んでくる。大きく地面がえぐられ、その場にいた者が消えていたのだ。


 これは全くの計算外である。マリアンとて、諸侯軍に此処までの魔法を使用出来る者が居るとは想定していなかったのだ。賊にも魔法使用者は居る。

 その者は補助魔法専門であるが、今この時も十分に役立っている。だがこれ程の威力とは、そう思わざるを得ないのであった。これは他のボスも動揺を隠しきれない。何があったのか、どうすればいいのか。本来そんな事はボスが決めることだ。しかし、この時のボスはマリアンである。他のボスたちはあくまでも指示に従う者たちである。軍で言えば隊長格であり、マリアンが司令官なのである。






「次はそこね」

 そう言うと矢が放たれる。これで六度目である。依然として賊の襲撃は収まりを見ないが勢いは衰えている。これに合わせレイバーグの攻撃が効果的であった。そうして、次の標的をエレオノーラが指示しようとした時であった。後方から賊が襲撃して来たのだ。

「お前達か、私の作戦を崩したのは!!」

 此処までに付いてこられたのは僅かに二名。三十人は居たはずがこの人数となっていた。


 それでもとマリアンは考える。この人数でもあの二人をやるには十分だと。後ろの二人は彼女に次ぐ実力者である。油断なく、全力で斬り伏せれば良い。

「行くぞ、一気に片を付ける!」

 そしてマリアンは飛び出したのだ。


「危ない!」

 気が付いたのはエレオノーラであった。寸での所で剣を抜いてマリアンの一閃を凌ぐ。これにはマリアンが驚く。まさか絶妙のタイミングで斬りかかったのを防がれたからだ。

「面白いね、お姉ちゃん。私の剣を防ぐとは…」

 今は対峙している。互いに動けない状況であるがマリアンは後ろの二人に、最重要人物を始末するように指示を出す。

「お前たちはあの男を殺しな!あいつが死ねばあいつ等も息を盛り返す。行けっ!」

 その言葉に男二人は斧を振りかぶり孝雄実に襲いかかる。


 魔法使いは総じて近接戦闘に弱い。これが定説である。魔法を持たないから剣の腕を磨き、槍を振るい戦う術を得るのだ。魔法は遠距離攻撃に長ける。其れゆえ近接戦闘を鍛えない者が多いのだ。マリアンはそれを知っているからこそ二人に任せたのだ。しかし、ここで思惑が外れる。


「くそっ、邪魔するな!!」

 孝雄実はそう言うと構えているボウガンを降ろした。そして不思議な現象が起こる。それらが二振りの剣へと形状変化を起こしたのだ。二人同時に振り下ろした斧はその剣によって防がれた。

「な、なんだよ、これ。どうして剣に…ってそんな事を言っている暇はない!」

 孝雄実は何時になく積極的であった。相手の攻撃を凌いだ後、剣を振りあっと言う間に二人を斬り伏せたのだ。


「何!二人が…」

 マリアンは目の前で起こった事が信じられなかった。エレオノーラはその隙を見逃さない。一瞬彼女から視線を逸らした瞬間にマリアンの懐へと飛び込んだのだ。

「貰った!」

 完全な油断である。ワンテンポ遅れることで命を落とす。こう言う事は試合であろうと在ることである。僅かな気の緩みが負けに繋がる良い例である。エレオノーラが持つ剣はレイピアと言うものである。

 刺突に特化したこの剣はマリアンの腕を貫いた。その痛みに耐えきれず彼女は剣を落とす。

「グッ…くそっ!こんなところで…」


 マリアンは悔しそうにエレオノーラを見る。こんなところで死ぬわけにはいかない。そう思うが故に余計悔しさが溢れ出る。

「エレオノーラ、この人どうするんだ?」

 孝雄実は剣を持ちながら近づいて彼女へと声を掛ける。エレオノーラは依然として切っ先をマリアンに向けている。これでは彼女はどうする事も出来ない。


「とりあえず捕縛するわ。戦えない相手を殺すほど私は腐っていない。だから大人しくしなさい」

 マリアンはその様に彼女に言われると何故か大人しく縛られるのであった。既に彼女の部下は全員が死んでいる。その上で彼女が生きようとすると言うことに文句はあるかもしれない。しかし今はとにかく生きる事に決めたのだ。賊の末路は知っている。だがその瞬間まで足掻くと彼女は決めているのだ。

「それよりもさ、この人怪我しているじゃないか!どうにかしないと…」

 孝雄実がそうあわてるとマリアンは笑った。彼は何がおかしいのかが分からなかった。

「分からないって顔だな。それはな、捕まえた相手に怪我の心配をするってことだよ。どうせすぐに死ぬんだ。気にすることはないさ」

 

 簡単に命を捨てることが孝雄実には理解できなかった。だから彼女がどう言っても彼は直そうとする。孝雄実は再び想像する。彼女の腕の傷の回復を、その瞬間再び子虎が光り出す。エレオノーラは見慣れたがマリアンは衝撃的な光景であった。今回は剣へとその光が集まる。そして一定程度時間が経過すると孝雄実は剣を彼女の腕に当てる。

「ぐっ……お、おい傷が…なんだ、これ元に戻って。痛くないぞ!」

 そう言ってマリアンは孝雄実を見やった。その瞬間孝雄実は再び気を失ったのだった……


 最後までお読み頂き有難う御座いました。

 再び孝雄実が倒れていしまいました。次はどの様な話しを白と黒はするのでしょうか…

 ご感想等お待ちしています。

 それでは次話で御会い致しましょう!

               今野常春

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ