1, ケチって自爆、燃えちゃった針葉樹
ヒノキ(檜)とは、日本に在来の陰樹であり針葉樹である。
木材は建造物の柱などに多用され、
また、枝葉は燃えやすいので焚き火のスターターとしてしばしば用いられる。
これは、バブル崩壊の影響がいつしか薄れ、
高度経済成長から数十年が経とうとしている日本でのことである。
ある、一人の青年が居た—。
跳虫 檜
弁護士である母と、
木工職人である父の元に産まれた彼は、
ひらむし工業高等専門学校に入学-。
独自の手法をいくつも編み出し、
家電のジャンク品の修理などで生活費を稼いでいた—。
だが…
彼には、材料に手を加えずに貯蓄するという収集癖があり、
せっかく稼いだ資金は金属板へと消えていった—。
カイ「よし…
近所のハードオフに売ってた
電源装置、、これ使えるのかな……?
これを使ってあの
すごい雑〜〜な動画の真似をすれば
もっといい感じにできるでしょ!!!」
カイは、安定化電源(0~15000V)を、特殊なコンセントに繋ぎ、
目盛りを捻る。
「よし…これで150Vだよね」(この時15000V)
カイはスイッチを入れる。
カチッ……。
その後5分ほど正常に動作したかの様に見えた。
だが、配線のゴムが発生していた熱に蝕まれていたのだ—。
「あれ…なんか焦げ臭い…?」
その直後、カイがため込んでいた何かに引火し、大爆発。
カイは全速力で逃げたが、鉄板が飛んできて衝突してしまった!
「……小数点に…見えたのは……汚れ…だったの…か……。」
次に目を覚ますと、そこは瓦礫の山の上だった。
「あれ…トタンの波板……?
これは……
えっ!流通禁止になったフロンガスの一種…!?」
カイは考えた。
考えた結果結論にたどり着いた。
いままで生きていたと思っていたのは幻覚だったのだと、
世界はシミュレーションだったんじゃないかと。
カイにとっては、世界なんかどうでも良く、フロンの方が重要だった。
カイはフロンを大事に抱え、
とりあえず側溝沿いをたどることにした。
すると、でかめの川につながっていた。
鯉がいっぱい居て、口をパクパクして近づいてくる。
カイは、”鯉がパクパクしてるってことは、
なんかよくわかんないけど人がいるな”
と思った。
同時にこうも思った
”これ…毒とかなんか濃縮やばそうだから
食べないほうが良さそう”
川沿いには
豆っぽい樹木が見える。
そして、樹木には青い花が咲いている。
Guaiacum officinaleだ
そして、
ここはヨーロッパというより
植生的にここはバカみたいに外来種がめっちゃ入った
中米らへん?っぽいと言うこともわかった。
その時、川の中に大きなハタ系の魚が見えた。
カイは思った、汽水域なのか?
そしてペロッと舐めた
塩っぱくなかった
「うわあああ
川の水舐めちった
わああああ!!!」
つまり、海水魚のハタが淡水に居るのだ。
ということは、
生物の性質が全然違うので
”植生は何の役にも立たないか〜”
ということがわかった。
推理したのに残念だね
なんか橋があったので渡ってしばらくすると
建物が見える
やっぱり人がいるんだね
きしょいサイレンみたいな音楽が聞こえてくる。
カイは”この世界は感性も違うんだな”
と思った。
すると、後ろから声が聞こえる
「うわ、何だお前ゴミ抱えてんだよ!!!」
カイは思った
”日本語だ良かった…”
「うわそのボンベ%#@#@のボンベじゃん!!!」
カイは”うわそうでもなかった…”
と思った
その後、数週間なんだかんだあって、
いい感じに落ち着いた。
カイは、安全に野宿する場所と金銭感覚を手に入れた。
そして、規制されたフロン類だと思っていた物は、
%#@#@という代用フロンの一種で、固有名詞であった。
カイは暴漢を刺激してわざと殴られて慰謝料をぶんどることで
生計を立てていた。
暴漢「イテッ…何すんだよてめえ!!」
カイ「あっ…すいません、あなたが千鳥足で歩いてきたもんで、」
暴漢「俺のせいだって言うのかこのチビ」
バン(殴る音)
カイ「うわ〜痛いよ〜なんて事してくれるんですか〜
うわ〜血が血が〜、誰か〜誰か助けて〜〜」
暴漢「えっ…俺の拳が……切れてる……」
カイは、服の下に、殴るとナイフが服を突き破って出てくる
小細工を入れていたのだ。
カイ”やっぱり引っかかってくれちゃったね〜
たんまりお金を落としていってちょうだいよね〜
へへへへへ”
カイ「痛いよ〜うわ〜〜ん
慰謝料を払ってくださいよ!!
払ってくれないと…」
暴漢「ヒッ…ひ〜」
カイ「へへへへへへ!!!
5000###も落としてった!!!
これでアルミのキューブが20個も買えるぞ!!!」
その時、少女がふらっと近寄り、
話しかけてきた—。




