Ex.03 ドラゴニクヴァルガンのリビング
安心と安定のドラゴニクヴァルガンです。
作者としては正統派というか主人公がいる寮に相応しい王道の寮だと思っています。
『これでチェックメイトですね』
「あっ、スフィンクス。タンマ、タンマ」
「何してるの2人?で」
と私はタブレットでゲームをしているアーリフ君とスフィンクスさんに声をかけた。
「チェスやってたんだよ。カンナもする?」
「えっ、私やったことないよ!?大丈夫かな」
「僕が教えてあげるからさ、一緒にやろ」
とアーリフ君と一緒にチェスをやっていると、ヨハンナさんがあったかい飲み物を持って来てくれた。
「2人ともよかったらどうぞ」
「あっ、ありがとうございます」
こうして皆さんと一緒にいると、体もそうだし心もあったまる気がする。
何と言ったらいいのだろうか?実家と同じぐらい居心地がいいのだ。
そのあと、何故が3人対2体と1羽の対戦になってしまった。
『おい、スフィンクス。俺様いい案思いついたぜ』
「ちょっと八咫烏さん強すぎない。手加減してよ」
『こう言うのは直感勝負よ。クイーンをBの7へ』
『ちょっと、キマイラ叔母さん。肝心のクイーンを敵陣に送らないで下さい』
「あっ、ビジョップをBの7へ。やったね、クイーンは取れたからこっちの勝ちかな」
と白熱した戦いを繰り広げていると、アポリナルさんがリビングに入ってくる。
「はぁ、今日もサラマンダー様がヘコむし、励ますの大変やったわ」
「あっ、アポリナルさん、おかえりなさい」
「なんや3人で楽しそうやね。何やっとんの?」
「チェスやってたの。今、温かい飲み物入れるね」
「アポリナルおかえり。サラマンダーは相変わらずだね。皆に好かれてるって自覚ないのかな?欠伸が大きいのは勘弁だけどね」
「ほんまにそうやんな。1回守護精霊の人気投票でもやった方がええんちゃう?ビリにならん事は確実やな」
(ビリってシルフ様の事かな…)
「でも、私達がサラマンダー様のいい所をもっと表に出してあげればいいんじゃないんですかね?寮自体が有名なれば、自然とサラマンダー様のいい所もアピール出来ると思うんです」
「カンナちゃん、ええ案やね。リーグ戦は個人戦やけど、ドラゴニクヴァルガンの生徒が上位に入れば寮の名も上がるってもんや。ほなら皆でリーグ戦頑張らな!!」
そのあと、ヨハンナさんが飲み物を持ってきてアポリナルさんに渡している。
「何の話をしてたの?」
「皆でリーグ戦頑張ろうってさ。僕も1年生だけど、ベストを尽くせるように頑張るよ」
「私もチャンピオンリーグにでますけど、いい所まで行って寮の名を上げたいです」
「1年生がそう言うとるのに上級生が頑張らんと、話にならへんな。ヨハンナちゃん、俺達も頑張るで!!」
「はい、ドラゴニクヴァルガン全員でベストを尽くしましょう」
「あっ、じゃあ皆さんで円陣組みませんか?」
「いいね、リーグ戦が始まったって感じがするし、アポリナル声かけてくれる?」
「ええで、よし皆頑張ろな。ドラゴニクヴァルガン、ファイトー」
全員「おう!!」
こうして、リーグ戦がスタートしたのでした。
Ex.03を読んでいただきありがとうございました。
円陣なんてドラゴニクヴァルガンしか出来ないですし、やらないでしょうね。
他の寮は個人主義でバラバラに行動している雰囲気があります。
リーグ戦の合間にこうして番外編という形で描写したいと思います。
次はNo.29「1stリーグ・3位決定戦」をお送りします。
いきなり3位決定戦ですがしょうがないです。律儀に描写する暇も技術もありません。
準決勝は描写しないのでその代わりですね。




