表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
平安京エイリアンズ~補足・設定メモなど  作者: 岬口大鴉


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

3/5

安倍忠貞について

『平安京エイリアンズ』という作品は、神話や伝承など、後付け的な逸話もかなり取り入れています。ただ、歴史的な事実については、基本的には史実ベースで考える、というのを一応の自分ルールにしています。


ただ、ちょいと厄介なのが、東北の安倍氏です。


作中の舞台になっている十世紀中頃というのは、関連する資料がほとんど見つかりません。九世紀なら元慶の乱があり、十一世紀なら前九年の役があるので、そこに絡んできた安倍氏の面々については、ある程度分かることもあります。


けれど、その間にあたる十世紀は、記録の上ではかなり空白に近い時代です。


そもそも、東北地方の安倍氏というのは、そのルーツ自体に諸説あります。


1.長髄彦「神武東征神話のラスボス」の兄弟、安日彦説(神話・伝承)

2.阿部比羅夫「樺太~白村江まで戦った将軍」説(7世紀)

3.道嶋嶋足が俘囚に配った「安倍」「阿部」説(8世紀)

4.阿弖流為にボコられた安倍猨嶋墨縄説(8世紀)

5.安倍比高説(9世紀に陸奥守)

6.安倍貞行説(9世紀に陸奥守)


このあたりは、いわゆる学説と呼べるものから、後世の系図や伝承に基づくものまで、かなり混ざっています。


まあ、これだけ諸説あるということは、それだけ妄想する余地があるということでもあります。


現存する諸系図についても、後世に作られたものと考えるのが自然でしょう。ただし、完全な作り物というよりは、何かしらの事実や記憶を元にして、それを後世の人々が整理したり、つなぎ直したりしたものなのだと思います。


本作に登場する「安倍忠貞」も、史料上にそのまま存在する人物ではありません。完全にフィクションの人物です。


ただ、十世紀東北の空白、安倍氏の諸説、俘囚や在地豪族たちの複雑な関係。そうしたものを踏まえた上での、作者なりの妄想の一つとして、受け入れていただければ幸いです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ