↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/28

幕間 ある皇帝の話

ソウローン帝国、皇帝ルアリタン15世は焦燥していた。


畜生と見下していた隣国ガレウス王国軍が、突如現れ瞬く間に大陸に恐怖を撒き散らした魔王、貪食王スースーを倒したとの情報が耳に入ってきたからだ。


最初は何の冗談だと笑ったが、帝国の隠密情報部隊からも同じ報告を受け、さらにスキルにより録画されていたその時の映像を見せられ、彼は絶句した。


何がどうやってそうなったかは分からないが、10万は軽く超えるであろう魔王軍が光と共に消えたのである。それだけでも理解しがたい事だったが彼さらには気づかなければ良かったと思える事に気づく。



魔王と名乗る者も消えたのだ。

一瞬で、跡形も無く。



彼は意味が分からなかった。いや、この異常を理解出来たからこそ意味が分からなかった。

魔王とは文字通り魔を統べる王、突如として現れ、全ての生きる者に恐怖と絶望を与える者である。

その力はまさに災厄と呼ぶに相応しい。

10万の軍など魔王本人の前では有象無象にすぎなくなる。


その魔王が何も抵抗する間も無く消されたのだ。どれほど現実離れしているだろうか。

しかし目の前に映し出された光景がどれほど現実味が無かろうと、スキルで録画した物を偽造する事は出来ない。信じるしかないのだ。これは真実なのだから。


今まで畜生と同等程度にしか見てこなかった者達はどうやってこれほどの力をどのように手に入れたのであろうか。

新しく未知なる兵器を生み出したのであろうか。

その兵器で我が帝国に攻め込んでくるのではなかろうか。


彼は焦燥する。


彼は知らない、この現象を起こしたのは兵器などでは無く、ただ一人の少年だという事を。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。