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明宵  作者: 水嶋
闇夜

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152/165

下ろされた緞帳

「お疲れ様です…」


そう言って玉代が水の入ったグラスと薬を差し出した


「有難う…」


そう言って私は水を口に含み薬を飲んだ


「あぁ…頭が冴えて来た…」


次第に効き目が現れて来て気分も高揚して来た


「具合はいかがですか?」


「とても愉快な気分だよ…」


「それは良かった」


玉代は嬉しそうに微笑んだ

抱きついて来た玉代の着物をはだけさせながら接吻した


3月ほど種付けを試みてみたが一向に玉代が妊娠する事は無かった


なるべく早く終わらせたかったので連続して出来る様に薬に頼っていた


やはり玉代が宮乃を産んだのは間違いでは無いか…

その様な疑いが浮上していたが、それなら一体誰が…?

もしや留代は生きていて玉代の代わりに?

そうなれば母も産婆も皆玉代と一緒になって私を騙している事になる

私がお国の為に命懸けで勤めていた時期に…


そう考えている内に段々疑心暗鬼になって来ていた



「宮乃が生まれた時はどうだったんだい?戦時中で混乱してる中大変だったろう?」


「ええ…でも…まるで夢でもみている様な…眠っている間に生まれていたんです…云足の時の様な痛みも無く…」


「ほう…」


「夢枕に留代が立っていて…私がこれ以上苦しまない様に産ませてあげるからと…」


「ふむ…」


「目が覚めて母に尋ねたら無事産まれたと宮乃を差し出されました」


「因みに母は妊娠はしていなかったのかな?」


「ええ、私の出産する前日も農作業をしていましたから…農家の方に聞いて頂ければ分かるかと思います」


「成る程…」


臨月で農作業は無理だろう

その話を聞いた翌日農家へ健診へ行ったついでに尋ねてみたが玉代が言った通りで腹も大きくは無かった様だった


仮に留代が生きているとしてそれならば今は何処に居るのか?

近辺を健康診断と称して一軒ずつ回ってみたが見当たらなかったし噂にも聞かなかった


連日この様に亡霊を探し駆け回り夜には玉代の相手をしていたので疲労困憊であった


しかし薬の効き目は素晴らしく段々と無くては過ごせなくなって来ていた


薬が効いて来ると頭のみならず身体全身が研ぎ澄まされて来て普段では聞き取れない様な声も聞こえる様になり、目で見ずとも感じ取れる様になった



「戦場でね、まだ年端も行かない10代の少年の兵士が居てね…」


「はい…」


「特攻に行く事に決まってね、特攻と言うのはね、爆弾を積んだ戦闘機で敵地に機体ごと突っ込んでね、爆破させるんだけどね…」


「はい…」


「最後に一目母親に会いたいと抜け出したんだ」


「そうですか…」


「私は夜にたまたま抜け出そうとしてる所を見つけてね、本人は必ず戻って来ますからと言うので私は黙って見送ったんだ」


「はい…」


「でもね、すぐに見つかってね、連れ戻されてね、予定より早く敵地に行くことになったんだ」


「そうなんですね…」


「その子が元々行く予定だった日には戦争は終わってたんだ…」


「それは気の毒でしたね…」


「そう…世の中と言う物は…人生という物はいつだってままならないし残酷なんだ…」


「そうですね…」


「それからね…私は秘密警察から目をつけられてるんだ…」


「そうなんですか…」


「恐らくその兵士を見逃したことがバレてしまったんだね…常に監視されてるんだ…24時間365日…戦争が終わった今でもね…」


「それは大変ですね…」


「常に人から見られてるのが分かるんだ…そしてその兵士が今だに言うんだ…何故あの時止めてくれなかったのかと…」


「それは災難ですね…」


「此方としては良かれと思った事でも結果的にはその家族まで悲しみと不幸に見舞わさせている…本当に人生とはままならないね…」


「そうですね…」


「人の幸せってなんだと思う?」


「何でしょうね…」


「人を満たす物は金でも地位でも名誉でも無いんだよ…」


「そうですか…」


「食う物に困らず雨風を凌げ安らかに眠れる場所が有る…それだけで十分幸せなんだよ…」


「そうですね…」


私は監視の目から常に気を張っていて気を紛らわせる為に更に薬に頼っていた


その内身体に異変が現れて来て仕事にならなくなり病院は休業する事となった



「私がお世話をしますから一生はゆっくり養生してくださいね」


「すまないね…」


段々と色々な事に興味を持てなくなって来て折角仕事を休んで時間も余裕が出来たと言うのに研究もしていなかった


「さあ…お薬を飲みましょうね…」


そう言って差し出された薬を飲むと脱力していた身体が生き返る様に感じた


食事にも興味が無くなり殆ど食べなくなっていたが玉代との交わりだけは行っていた

快楽と絶頂の果ての射精…


これは動物の本能の様な物なのだろうか

種を、遺伝子を残す事への執着…

その本能に抗う事も無く素直に従っていた




「一生は碌に食事も取らず痩せ細って来て…栄養が足りないですね…」


そう言って玉代は私を風呂場へ連れて行った


私は夏場で更に食欲も落ち身体も痩せ細って来ていた


「一生には肥やしが必要ね…」


玉代の足元に跪く様に言われ玉代は浴槽に腰掛け前をはだけさせ股を開いた


「さあ…舐めて?」


私は言われるがまま目の前に差し出された物を舐めた


「あぁ…気持ちいいわ…上手よ…口を大きく開けて…?」


そう言われて口を雛鳥の様に開くとその中に勢いよく放尿した


「さあ…沢山飲んでね…」


「ぐぇっ…うぐっ…」


私は涙目になりながら必死に飲み込んでいたが口の端から溢れて滴り落ちていた


「はあ…はあ…」


「夏場で汗をかいてるからね…汗で体から流れて出てしまった塩分の補給にもなるんだよ。人には塩が必要不可欠だからね」


「うん…」



「じゃあ…綺麗にして」


出し尽くした後、私はお○んこをペロペロと舐めて綺麗にした




玉代は最近では宮乃を連れて家の庭にも散歩に出かける様になり幾分健康的な肌色になっていた


「最近外にも出てないから身体も顔も青白いわ…太陽の光を浴びましょう」


そう言われて庭に連れて行かれた


「全身光を浴びないとね…服を脱ぎましょう」


言われた通り服を脱ぎ裸になった

夏場で日差しも強く久々に肌を焼いた


「汗をかくと喉が渇くでしょう。水分補給をしましょうね…」


玉代がスイカと麦茶を出してくれたので言われた通り食した

スイカの種を吐き出してポトポトと落ちる様子を見ていると何だか愉快な気持ちになって来て夢中で食べては種を吐き出していた


そうしている内に尿意を催して来てそわそわしていた


「あらあら…おしっこがしたいの?」


私は無言でコクコクと頷いた


「服を着てお手洗いまで行くのも大変だから…ここでしましょうか」


「えっ!?でも…」


「ちゃんとお外でもおしっこ出来る様に躾けてあげるからね」


「うん…」


「じゃあ手をついて四つん這いになりなさい」


「うん…」


そう言われて地面に手と膝を付き四つん這いになった


「ちゃんと出来るか見ててあげるからね…」


そう言って後ろから片足を抱えて持ち上げられた

その姿はまるで犬のそれだった


「じゃあ出しなさい」


そう促されても私は出せなかった


「ほら…しー…しー…こっこっこ…」


赤子に言うようにそう言いながら持ち上げた片足を揺さぶられ反対側の手を腹に当てて膀胱を押しながら撫でられた


ぎゅっと目を瞑って首を振りながら我慢をしていたが腹を押されて我慢の限界が来た


「あっ…あっ…出ちゃうっ…」


そう叫び勢いよく音を立てながら放尿した


「はあ…はあ…」


「ちゃんと出せたね…偉い偉い」


そう言って頭を撫でられていた




それから夏の間は庭で日光浴をしていた


「じゃあそろそろ…出しましょうか?」


「うん…」


玉代が促すと私は四つん這いになり片足を上げて放尿した

あれから玉代が見ている前で排泄していた



「じゃあ…大きい方も出してお腹の中を綺麗にしときましょうね」


そう言って玉代が持って来ていた鞄からシリンジを取り出した


「さあ、そのままお尻をこっちに向けて?」


「うん…」


言われた通り私は放尿した後四つん這いのままの姿で玉代が私の尻を開き肛門にシリンジを挿入させぬるま湯をゆっくり注入して行った


「んぅっ…」


「ふふ、全部入ったわ…じゃあ私が『よし』と言うまで出したらダメだからね」


私のお腹はポッコリ膨れていた


「うん…」


腹が苦しかったが言われた通り耐えていた


「まだ『待て』よ」


「ふぅ…ふぅ…」


炎天下にも関わらず小刻みに震えていた


暫く無言で観察されていた


「お願い…もう…」


「まだダメよ」


私は脂汗が吹き出して来ていた


「うぅっ…ふぅ…ふぅ…」


「待て」


「あぁ…もうダメ…」


肛門から耐えきれずチョロチョロと流れ出して来ていた


「よし!」


「あぁっ!」


合図を出されると叫んで一気に汚物にまみれた液体が勢いよく音を立てながら吹き出した


「はあ…はあ…」


「あぁ…私に見られながら腹の中に溜まっていた一生の汚い物がこんなに沢山吹き出して来た…」


「うっ…うぅっ…」


私は恥ずかしさの余り涙目になって肩で息をしていた


「早く元気になる様に体から悪い毒素を出す為に…腸をちゃんと洗浄しないといけないからね…よく我慢したね、偉い偉い」


「うん…」


「ふふ、良い子…」


そう言って跪いている私の頭を撫でながら顔を埋め口付けていた



段々と意識も曖昧になって来ていて起きているのか眠っているのか…

夢なのか現実なのかも分からなくなって来ていた


余計な事を考えずともただ玉代の言いつけ通りに従えば褒められて頭を撫でて貰える


食べる物にも困らず雨風を凌げ安らかに眠る事の出来る家が有る


ここは厳しい社会や辛い現実から隔離された、まるで舞台と客席を緞帳で仕切られているかの様な安らかな…



「はい…お薬飲みましょうね…ほらあーんして?」


ここは穏やかで平穏無事な世界だ





「大丈夫…たとえ一生が壊れてもこの家で一生困らない様に囲って飼ってあげるからね…」



因果応報…でしょうか?

恐らく玉代は良かれと思って同じ事をしていますがこれってあの人に似てますかね…


しかし野外放尿や浣腸は留代にしていましたがどうやって知ったのか…


まあ一生は幸せそうで何よりですかね

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