ただの男
何の取り柄もないただの男
最近はとても眠くて退屈で欠伸ばかり
無料の男なのに女は寄って来ない
時折小学生に挨拶される あの子ら何考えてるのかな
大人になったら忘れてしまうのに
そう 僕はこの長い人生の間
もう頓珍漢に大切な物を落としまくって来た
チャンスも乗じるのは下品らしくて
抑うつで眩暈がして仕方がないのに
何か素敵な出来事があれば良いなと
毎日 待ち侘びているんだ 何か身体が痒い
対立する思考と思考 どこを打ち抜こうとしているのか
王の存在 倒錯 時代遅れ 次第にまれに見るヘタれとバレる
過去に戻りたいなと機械をいじくる
その度使い方も直し方も分からなくて すんごい不安になる
風の向くまま 時折吹っ飛ばされて 起き上がるのがとても面倒
かつての栄光 違う 実績だ 今が大事なんだ
やれるのか やられるのか 負け犬はとかく吠えたがる
アクティブにネガティブと言う困った人 それを認めるのが辛かった
写真は真実を映し出す だから形も色も知りたくないんだ
追々老いていく自分が許せなくて でも何故だか歳を取る毎に焦燥
終わりはまだなのに 見ている それはあまり良い事じゃないけど
悲しみの雨が降り注いで 泣いても 故人は帰って来ない
僕等に出来る事は祈る事 忘れない事 響く季節外れの風鈴の音
さあ 封印を解け 今日からがスタートだ 勇敢にグロリア
ただの男 意味なんて求めるな
女が全てじゃないさ 嫌われても気にしない
愛なんて食えたもんじゃない それが今の気分なら身を委ねなよ




