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チュートリアル
あたしの名前は梅。
小さな村でしがないばばあをやっている。
半世紀以上生きているといろんなことがある。
そんなあたしの前に今、あり得ない大きさの桃がある。
正確には、川岸から伸びる太い枝に引っ掛かっている。
・・・、なんだ桃か。
春でも桃がとれることはある。
それに桃はじいさんの大好物だ。
お土産にでもしようか。
でも、あまりにもでかすぎる。
とりあえず洗濯してから考えるか…
―そこに通りかかるもう一人の老人
「おーい!どうした?って、なんだそれでけえな。桃か?いいな!もうそんな季節かぁ」
「じいさん。
そうなんだよ。でもどうやって持ち帰ったものかねえ 」
「わしに任せろ
このぐらいまだまだ余裕じゃ。」
そう言って、直径1mはありそうな桃を肩に担ごうとする老人。
当然のごとくそのまま担げるわけもなく
ことをあろうに老人は腰を痛め
そのまま桃をジャーマンスープレックス
「じいさん!」
その衝撃で桃に大きな穴があき、中から齢15ぐらいの少年がなにやら声を上げて転がり出る。
「痛ったぁ!
おっ、でれた!」
「なんじゃお前ぇぇぇ!」
(続く)




