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姫城誠と対峙した

ブクマ・評価・リアクションをありがとうございました。

番外編にも関わらず、頂けて嬉しいです。

 

 デビューライブを終えたその夜。


 俺は約束通りに迎えに来た父親の手引きによって、タクシーで移動中だった。


 父親は前に母親の実家に行った際、タクシーの中で俺が寿司を食いたいと言っていたことを憶えていたらしく、『今日はお祝いだから、お寿司だよ』と告げられた。


 てっきり、神撫市内のお店に行くもんだと思っていたのだが、着いた先は週末で歩行者天国になっていた銀座だ。


 下ろされたのは、ハイブランドが居並んでいる通りから少し外れた路地で、大通りの喧騒が遠い。


 先に降りた父親が目の前にある雑居ビルの地下へと続く階段へと降りていったので、俺もその後を追いかける。


 父親越しに見えた店構えは、暖簾が出ているだけの殺風景なもので、看板すら出ていなかった。


 本当にこんな所で合っているのかと思いつつ、横戸を開く父親の後ろをついていく。


 すると、簡素な外観とは裏腹に店内は生簀があるような小綺麗な内装をしていた。


 カウンター席とわずかのテーブル席が用意されており、何処にも寿司を運んでくるレーンらしきものは見つからない。


 大将のお任せコースしかないらしい此処は、明らかに回らない寿司屋だった。


 迷いなくカウンター席に腰掛ける父親に倣って隣の椅子を引こうとするが、手が滑って上手く椅子を引くことが出来ない。


 そんな俺の緊張を見て取った父親は、気にするなと言わんばかりに椅子を引くのを手伝ってくれた。


 俺がちゃんと椅子に座れたことを横目で確認すると、早々に学生アイドルとしてデビューしたことを大将に自慢げに話し始める。


 たかだか、アマチュアアイドルのデビューなんぞ、そこまで目出度いことでもない。


 しかし、俺のライブについて熱弁を奮う父親を見ていると、流石の高級店の格式も親馬鹿自慢には勝てないようで、段々と俺のほうも気が抜けていった。


「祐史朗さんが、こんなにも上機嫌なのは珍しい。ありがとうな、誠君。君のお父さん、ウチに来る度にとんでもねぇ顰めっ面でさ。折角の美味い飯も、不味くなるってもんだよ」


 急に大将から話しかけられたことに驚いたものの、咄嗟に愛想笑いを浮かべる。


 何かを言わないととは思うが、物腰の柔らかな親父が顰めっ面で店に入ってくるという構図が想像出来ず、なんと返せば良いのかが分からない。


「その顰めっ面をどうにかすんのが、職人の腕の見せ所なんじゃないのか?」

「そりゃあ、そうなんだけどよ。たまには楽しそうな顔をして、ウチの暖簾を潜って欲しいじゃないか」

「じゃあ、その悲願は今日叶った訳だな」


 俺と喋ってる時と違って、父親の口調は少し荒っぽい気がする。


 旧知の仲らしい二人は、徐々にペースを上げて次々に話の花を咲かせていった。


 俺と一緒にいる時は、困ったような顔をしていることの方が多い父親だ。


 だが、今は隣で屈託なく笑っている。


 気の置けない大将とのやり取りを盗み見て、俺は少しだけホッとした。


 最愛の妻を亡くして、大事な一人息子も記憶喪失になってしまったという、不幸事に事欠かない社畜のこの人にも──腰を下ろせる場所があったんだなと確認できたからだ。


 今日は祝い事だからと、とっておきの日本酒を卸してくれる大将を目にしながら、俺は渡されたお手拭きで手を拭う。


 脳内の議題は、もう父親から掛け離れていた。


 繰り返し、繰り返し、執拗に再生されているのは、白蘭タワーで起きた一連の出来事。


『ねぇ、芹沢君。君は、自分の価値を知ってる?』


 白衣を翻して、俺達の前に立ちはだかった芸能界の闇から投げ込まれた質問は悪意の塊でしかなかった。


 底が見えなくらいに(くら)い水底から手招いている亡霊の手が指したのは──俺達の副リーダー・虎南聖仁で。


 『虎南聖仁は、500になるんだ』


 鼓膜に張り付いた毒のような声が、ずっと耳奥で鳴り響いている。


 嫌だ。

 絶対に、あんな男に先輩をくれてやるか。


 虎南先輩──いや、Angel*Dollの誰だって、その手には連れていかせない。


「どうした、誠?」

「え?」


 不意に割り込んだ父親の声に、意識が現実へと戻ってくる。


 眼下に映ったカウンターの上には醤油皿や幾つかの調味料があり、その手前にはお絞りに擦られ続けられている己の手があった。


 慌ててお絞りを退けると、下から現れた手は真っ赤になっているのが見えた。


 かなりの力で擦り続けていたようで、自覚した瞬間にヒリヒリとした痛みが襲ってくる。


「ありゃ、もしかして醤油の拭き残しでもあったか?」


 自分の不手際があったのかと、カウンターの向こう側から大将までもが覗き込んでくる。


 俺は心配そうに伺ってくる大人達に、慌てて首を振った。


「ち、違います!汗が!ライブ終わりなんで、汗が凄くて!」



 ◇◇◇



 ふっと意識が浮上して、閉じていた瞼を押し上げる。


 ゆっくりと明瞭になっていく視界は、白一面。


 それなのに網膜を焼くような眩さはない。


 どこまでも広がっている色彩の欠けた空間に、俺は目を瞬いた。


 何処だ、此処。


 朧気(おぼろげ)に今に至るまでの記憶を辿っていく。


 寿司屋を出た後は、土曜日にも関わらず、朝が早いらしい父親と現地解散した。


 俺は膨れ上がった腹を落ち着かせるために新橋駅まで歩いて──夜も更けない内にと寮に帰ってきたことを思い出した。


 家に帰ってからはいつも通りに風呂や歯磨きを済ませ、日課のストレッチをしてすぐに布団に入ったはず。


 ということは、まだ夢の中か。


 結論を手繰り寄せたところで、後頭部を掻く。


 不意に、背後から甘酸っぱい匂いが香った。


 嗅いだことのある果物のような瑞々しい匂いに鼻を鳴らすも、それよりも早く声が掛けられる。


「起きたね」


 聞き覚えがある声なのに、一発で持ち主を言い当てられない。


 言い知れぬもどかしさを抱えたまま、声に促されるままに背後を振り返る。


 振り返った先には、平べったい8ビットで構成されたキャラクターがいた。


 もう一度、言おう。


 ちょんちょんと点の置かれた青い目に、きっと背中まであるのだろう白い髪をしたレトロキャラクターが背後に立っていた。


 最近のドット絵のキャラクターでも、もうちょっと書き込まれてるとツッコミを入れたくなるくらい、容量の少なさそうな8ビット具合である。


「·····なんで、交互に足を動かしているんだ?」

「だって、君がやっているワイバーンクエストのキャラクターは皆こうしていたじゃない」


 どうやら、あまりにゲームの続きが気になりすぎて変な夢を見ているようだ。


 こんな真っ白な色彩のキャラクターはゲーム内には出てこなかったはずなので、きっと俺が勝手に作り出したオリジナルキャラクターなのだろう。


 ──ってか、この声。


 もしかしなくとも、姫城誠の声じゃねぇか。


 自分が発している声だったから、すぐには分からなかったらしい。


 好青年らしい軽やかな声の正体が分かったことに満足して、俺は目元を覆った。


 夢の中とはいえ、オリジナルで作り上げたらしきゲームキャラクターに、よく知った声を当てている所が我ながら残念すぎる。


「なんだかなぁ。あんなに会いたがっていたはずなのに、いざ会ってみるとこんなに反応が薄いなんて拍子抜けだよ。僕のこと、『首に縄を括ってでも、表に出してやる』って息巻いていたのにさ」


 目の前にいる姫城誠の声を持った8ビットが、落胆したような声を出している。


 そんな野蛮なことを考えたことは、一度たりともないはずだが。


 ──否、一人だけいたか。


 刹那、俺は無意識にも顔を上げて、8ビットの正体を叫んでいた。


「お前、本物の姫城誠か!?」


 (はた)から見たら、何を言ってるんだと正気を疑われても可笑しくない確認だ。


 だが、マトモではない世界にいる8ビットのソイツは、やっぱりその場で足を踏み踏みしながら答える。


「そうだよ」


 なんてことなく答えられた()に、俺は目を丸くする。


 俺の問いを首肯(しゅこう)するということはつまり、コイツこそが──。


 その事実を理解した瞬間、座り込んでいた俺は立ち上がっていた。


 そして、その場から、助走もなく全速力で駆け出す。


 標的は、巫山戯(ふざけ)た格好をしている基本人格野郎だ。


 両手を振りかぶったまま、俺は蛙も吃驚な大胆さで飛び掛かった。


「人参嫌いすんじゃねぇぇぇぇぇぇ!!!」


 我ながら、基本人格への開口一番がコレでいいのかとは思う。


 姫城誠に会ったら、あれを言おう、これを言おうとストックを貯めていたが、最初に俺の口からぶちかまされたのは、直近で判明した奴の好き嫌いについてだった。


 だが、姫城誠へと伸ばされた俺の手は、あと少しで届くという所で停止する。


 ガンッ、と手許(てもと)から鈍い音がした。


 予想外な顛末(てんまつ)に、俺は思わず振りかぶったまま宙に滞空している両手を二度見する。


 停止するというよりかは、俺と姫城の間に透明な壁があって、それにぶつかったという表現の方が正しいだろう。


 どうやっても届かないことに苛立ちが収まらない俺は、悪足掻きとばかりにガンガンと壁を殴りつけた。


 どうにかして首根っこを掴んでやろうと躍起になっている俺を、点でしかない青い目が興味深そうに眺めている。


「あれはビックリしたよねぇ。まさか、僕の人参嫌いと小食から人格の交代を言い当てられるなんて。流石、Angel*Doll 八代目リーダー 芹沢真白。頭脳明晰さと天真爛漫ぶりで、歴代リーダーの中でも上位の人気を誇る現代らしいアイドルなだけはあるよ」


 その意見には激しく同意したいが、お前が好き嫌いしたり、食べ物に勿体ないことをしなければバレなかったトリックだからな。


 しみじみとしている姫城に、(こめ)かみに浮かぶ青筋が太くなっていくのが分かる。


「体がちっさいのは、明らかにその偏食からきてんぞ。成長期に食わず嫌いしたり、食べ物を残したりすんな。折角の背を伸ばすチャンスが無駄になる」

「別に僕は大きくならなくてもいいもん。というか、小さいほうが顔にも合ってるし」


 小憎らしいことに、コイツは俺の説教を右から左に流した。


 というか、思っていた以上に、姫城誠はあの体を打算的に使いこなしていたらしい。


 母親と瓜二つなせいで、家族からは母親の身代わり扱いを受けていたものだから、てっきり自分の容姿についてはそこまで気に入っていなかったと思っていたのだが。


「現に、Angel*Dollの容姿審査はクリアしたよね。素人の僕は、使えるものは全部使わなきゃいけなかったから。結局は、君が代わりに加入してくれたけどね」


 確かに、加入試験で見られたのはパフォーマンス技術のみで、容姿に関してはとやかく言われたことは無かったなと思い出す。


 長篠二葉に全傾倒している姫城誠の悲願は、最推しが設立した学生アイドルチームに加入することだ。


 この男はそのために白蘭高校に入学した、フッ軽超強火オタクである。


 ん?


 ってことは、目標も達成し、こうやって今話せているってことは──。


「いよいよ俺も、お役御免ってことか?」


 交代人格として一時的に姫城誠の体を預かっていた俺は、基本人格が眠っている間のピンチヒッターだ。


 奇妙な世界とはいえ、姫城誠の意識が覚醒したのであれば、俺は不必要な存在になったと判断してもいいだろう。


 そこまで思考が至った時。


 俺の脳裏を過ぎったのは初めて目覚めた病室の一幕で、軽いノック音と一緒に入ってきた桜羽の仏頂面だった。


 まだ、この世界が【プリズム☆アイドル】という、女性向けのアイドルゲームによく似た世界だということを知らなかったあの時。


 隣の部屋に住んでいる桜羽は、ポストから溢れそうになっていた郵便物をクラスメイトの(よしみ)で持ってきてくれた。


 その一瞬の思い出を皮切りに、次々と今日までの日々が脳裏に展開されていく。


 実家の和室で寝転びながら、小早川先輩のことを話していた芹沢先輩の清々しそうな笑い顔や、


 黎明館の裏口で上級生のプレッシャーが重たいのだと、まだ距離を取りながらも愚痴ってきた犀佳の横顔、


 芹沢先輩にコネ採用されかけた俺を試すために、好きな体勢で見極めてくる上級生達が並んだ景色も。


 切り替わっていく思い出達は少しずつ気安いワンシーンが増えてきて、最後の方は嘘偽りのない笑顔ばかりが俺の視界を埋めていた。


 一つの映画を見終わったような満足感が去来する。


 だが、その次にこの身に降ってきたのは、聞き飽きたって言ってしまいたくなる声達だ。


『姫城』 また、俺に尋ねたいことでもあるような声。


『誠君』 期間限定にも関わらず、友達宣言を受け入れてから嬉しそうな声。


『誠』 すぐに反応してやらないと、あっという間に拗ねてしまう声、


『マコちゃん』 いつも楽しいことを起こしてくれそうな予感のある声。


 その他にも、


『偉そうなのに、たまに心配そうな響きがある声』

『独特なイントネーションで調子よく呼んでくる声』

『サラッとしてるのに、時たまとっても暖かくなる声』『親しげに後輩として可愛がってくれる声』


 など、覚醒してから聞いてきた声たちがいっぱい呼びかけてきて。


 あまりに多い声の群れに溺れそうになりながらも、それが全然苦しさを感じず、むしろずっと浸っていたい──と思ってしまった。


 だが、気が付いたら幻覚も、幻聴もすっかり消えてしまっていた。


 ツキンと痛む胸に、視線を向ける。


 交代人格の俺を(かたど)っているのは、『意識』・『記憶』・『身体の同一性』の三つだ。


 この胸の痛みだって、『意識』によるマヤカシでしかない。


 ──そもそもとして、俺が今更何を考えたところで、どうすることも出来ないのは決まりきっていることだ。


 代理である俺には、この身体の決定権は無い。


 しかし、そんな俺の感傷に全く気付いていないらしい本物は、あっけらかんとぶった切ってきた。


「全然。むしろ、まだまだ頑張ってほしいかな。僕が元気になるには時間が掛かりそうなんだよ」


 俺のセンチメンタルを吹き飛ばすように、基本人格から告げられた否。


 予想外の回答に、俺の口から間の抜けた声が飛び出る。


「は、はぁ?」


 この世界から退場する決意を固めていた手前、まさかこんなにもあっさりと切って捨てられるとは思わなかったからだ。


 しかし、俺の戸惑いを一切考慮する気のない8ビットは、淡々と続けた。


「ほら、見て。この体、全然平気そうじゃないでしょ。交通事故に遭った衝撃は精神にも及んでるみたいでね。一回バラバラになった精神をかき集めて、どうにかこうにかここまで持ち直したんだよ」


 刹那、姫城誠の言葉を立証するように、8ビットの体は所々にノイズが走ったように歪んだ。


 しかし、それだけでは足りないだろうと姫城誠が一回転する。


 それは一回転したと表現するには、あまりにもたどたどしい動きだった。


 右後ろ左前と4つのポージングを決めながら回転するその様子は、どう見ても古いゲームキャラクターの動きでしかなかった。


「あんなに、元の体はピンピンしてんのにな」


 交通事故にあってからすぐは、ミイラ男のように全身が包帯によって包まれていたものの、今は痣すら残っていない健康体だ。


 それなのに、中身の方が未だに満身創痍というのが信じられない。


「これは僕の予想だけど、結構強めに頭を打ったんじゃないかと思う。本来なら、打ちどころが悪くてそのまま死んでも可笑しくないような衝撃だったけど、何故か君が僕の体で目覚めたから一命を取り留めたんじゃないかなって」

「脳震盪からの出血はそんな摩訶不思議な理論でどうにかなるとは思えないけどな」

「僕、難しいことはわかんないや」


 もし、8ビットじゃなかったら、舌でも出していただろう基本人格にため息をつきたくなる。


 俺は此奴の成績を私室で見たから知っているが、桜羽よりはかろうじてマシなレベルの賢さだ。


 つまり、このまま人格を交代したら、補習の常連に成り下がるだろうという具合だ。


「修復には、どんくらい時間が掛かるんだよ」

「それも未定かなぁ。起きてる時はずっと起きてるんだけど、寝てるときは何日も寝てるからなぁ」


 せめて、自分のタイムリミットを知って、心構えはしておきたい。


 そんな俺の目論見は、申し訳なさそうな声で告げられた現在の状態についての申告によって、瞬く間に潰えた。


 まぁ、確かに8ビットから、どうやって修復されるのかなんてことは、本人でも判断が難しいかもしれない。


 まだまだ『姫城誠』として生きていくことが続きそうな予感に、さっきまで昂っていた感情の波が落ち着いてきているのを感じている一方で、俺はとある不調のことを思い出した。


「そういや、姫城。お前、一時期、俺に悪夢を見せていただろ。ああいうのは、金輪際やめろよな。お前の過去が悲惨なことには同情を憶えるが、俺はそれで甘やかしたりはしないぞ」


 すっかり、デビューライブのアレコレで忘れてしまっていたが、月初に襲われた悪夢についての苦言を呈する。


 テスト期間中だったから助かったが、あの悪夢がデビューライブの準備期間と被っていたら最悪だった。


 もう二度とあんな目には遭わしてくれるなよと釘を刺す。


「悪夢~?そんな事、僕には出来ないけどね」


 ところが、姫城は心当たりがないと気の抜けた声を出す。


 予想外の展開に「は?」と瞠目する俺に、姫城は考えるためか、あのぎこちない一回転をまた披露した。


 そして、何かを思い至ったのか「あ〜、アレかな」と独白を零す。


 その瞬間、ポロポロと肩の辺りからいくつかのビットが崩れていった。


「多分だけど、修復時に出た影響じゃないかなって思う。このビットって、僕の意識や記憶が含まれてるから、合体させた時にそっちにも影響が出たのかもね」


 けろりと話された悪夢の真実に、俺はいつの間にか寄せていた眉間をさらに深めることとなった。


 てっきり、姫城誠からのダイイングメッセージだとばかり思っていたのだが、その真相は姫城誠の今の体を構築した時に生まれた副作用だったらしい。


 ──なんて、はた迷惑な仕様だ。


 すっかり毒気が抜かれた俺は、もう何を言うのも面倒になってその場に座り込んだ。


 

いよいよ第三幕が始まりました。

今回のお話も長くなりますが、お楽しみください。

こういう所が良かったと、何かしらで教えていただけますと励みになります。

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