結
無事にルーブルとの仲を取り戻せたのは良かったが大きな問題があった。
「どうやって戻るの、私たち?」
「知るか。元々は君のせいだろう」
ビンタして電話が流れて私たちは入れ替わってしまった。
「またビンタすれば元に戻るんじゃないかい?」
ルーブルはそう言って右手を構えた。
「何でやる気満々なのよ」
「試す価値はあるだろう」
「仕返しするつもりね」
さっきのビンタを根に持っているのかもしれなかった。
「まさか。手加減はするよ」
「そう。じゃあやってみましょう」
私は左の頬を差し出す。
「いくよ」
そして、ルーブルは躊躇することなく、ぱあああああんっ!と私にビンタを喰らわした。
「痛っ!!!」
しかし、電流は流れなかった。
代わりに頬がじんじんと痛む。
「あれ?」
ルーブルは残念そうに右手を見つめている。
「あなた全力で殴ったわね!?」
「手加減はしたさ! 思ったより君の身体から出るパワーが強かっただけだ!」
「良く自分自身をそんなに強くビンタできるわね」
「元に戻るためさ。もう一回いくぞ」
「またやるの?」
「これ以外に元に戻る方法なんか思い付くのかい?」
「それはーー、」
ぱあああああんっ!
ルーブルのビンタ。
「馬鹿っ! 何でいきなり殴るのよ!」
「いくぞって言っただろう」
「いいわよって言ってなかった!」
「じゃあ、もう1度、いくぞ」
今度はじっと私の目を見てルーブルが宣言する。
「わかったわよ。来なさい」
ぱあああああんっ!
それでも私たちはそれぞれの身体に戻れない。
「「何でだーーっ!?」」
そして、私たちは頬と掌が真っ赤に腫れ上がるまでビンタを繰り返す。
私からビンタしないといけないことに2人が気がつくのはまだまだ時間がかかるのだった。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ビンタって痛そうですよね。
されたことないけど。
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