やります!
「これは、ここで……っと、大体終わりだな!」
「うふふ、おつかれさまシュウちゃん」
「はぁ~! エリザも疲れただろ?」
「ちょっとね、でも嬉しさの方が上回って楽しかったよ!」
「そっか、それにしても急に引っ越しだもんな~」
「そうだね、でも……うふふ、シュウちゃんと同棲……はぁ♥️」
俺達は今日から期限はあるが同棲する事になった。
それは何故かというと先日、
「お前達……来週からしばらく2人で暮らしなさい、部屋は父さんが用意するから」
「えっ!? 父ちゃん?」
「どういう事ですかトオルおじさま?」
「本格的にとなりの空家の改修工事を始める事になったんだ、それと並行してまずはうちも改修工事をするから、父さん達はしばらくエリザちゃんの家で厄介になる事にしたんだ」
「そうなの? でも俺達……」
「うちが終われば次はエリザちゃんの家を工事する、そしたらしばらく一軒の家で6人で生活する事になるだろ? それならお前達2人は別の所で生活してみるのがいいんじゃないかと思ってな」
「確かに家にはそんな部屋ないしね、でも本当にいいの?」
「ああ、その代わりバイトをしてもらうけどな、どうする? お前達次第だけど」
「やります! バイトでもなんでも、シュウちゃんと同棲出来るなら!」
「エリザ、いいのか?」
「うん! うふふ……シュウちゃんと同棲……2人きりの甘い生活……うふふふふ~♪」
「それなら決まりでいいか?」
「エリザがいいなら俺は構わないよ!」
「うふふ~、シュウちゃんと……」
「エリザちゃんも……大丈夫そうだな、それじゃあとりあえず必要なものは大体揃ってるはずだから、後は自分達の準備をしといてくれ」
「わかったよ」
「うふふ~!」
そんな感じで急遽俺達の同棲生活かまはじまった。
ちなみにたまたまリビングで父ちゃんと母ちゃんが話しているのが聞こえて。
「あの調子で6人で暮らしててイチャイチャされても敵わないからな……」
「そうよね、あの子達ったら私達がいてもお構い無しに……本当若いっていいわね」
「アヤノだって、2人の声が聴こえるから私達も負けてられない! って言って……」
「あら? あなたはイヤだったの?」
「そんな訳ないだろ? アヤノはいつまでも俺にとって魅力的な女性だよ」
「あなたったら~♥️」
なんか2人でイチャイチャしてるので何も言わず自分の部屋へ戻ったが……
つまり俺達のイチャイチャが過ぎるって話だったんだな。
そんな感じで話が決まり、今日引っ越して来て俺とエリザの同棲生活がスタートした。
「大家さん、いい人そうだったね!」
「ああ、結構若い女の人だったな」
「あとはおとなりさんに挨拶して……」
「大家さんの話だったら、となりの部屋の人、新婚さんみたいだな」
「そうみたいだね、私達も負けてられないね! 新婚さん並のラブラブっぷりを見せてあげようねシュウちゃん」
「それって勝ち負けあるのか?」
「あるよ!」
「そ、そうか……」
そして2人で部屋の整理をする。
テレビや洗濯機など大体生活に必要なものは最初からあり、自分達の服や生活用品を収納している。
リビングの他に部屋が2つ、その内の1部屋には2人で寝ても広いくらいのベッドが置いてある寝室、あとそのとなりの部屋は収納や着替えをする部屋となっている。
「シュウちゃん! このベッドフカフカだよ! ちょっと来てみて!」
「おお、すごいな! それに広いし……ってエリザ?」
「うふふ、シュウちゃんとこれからしばらく毎日一緒に寝起きできるなんて……私、幸せ! シュウちゃん♥️」
ベッドに寝転がっていたエリザに引っ張られ俺もベッドに倒れ込む。
「俺も幸せだよ、エリザ……」
「シュウちゃん……」
…………
…………
「そろそろおとなりさん帰ってきたかな?」
「挨拶に行ってみるか!」
そして2人でとなりの家のインターホンを押す。
「はい」
「となりに越してきましたものです、これつまらない物ですけど……」
「……トウヤく~ん! おとなりに越してきた人ですって!」
「ユキネさん? ああ! おとなりさんですか? こちらこそよろしくお願いします、わざわざありがとうございます!」
「よろしくお願いします」
となりの人に挨拶をして自分達の部屋へ戻る。
「おとなりさん、結構若い人達だったな」
「あんな若いのに夫婦か~、私達もいずれ……」
そんな話もしつつ俺達は荷物を片付け、やっとひと息つける! って思った時にインターホンが鳴ったので出てみると……
そこには意外な人物が立っていた。
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