すべて私の……
翌日エリザは学校に行き、俺は休む事になった。
昨日のミーナ先輩との事でエリザは先生から指導が入るみたいだ。
昨日の夜クリス先生からエリザの家に電話が
来ていたみたいで、今日の朝、アリサおばさんが家に来てエリザを連れて帰った。
あれから早退した後、エリザは連れてかれるまでずっと俺と一緒にいた。
昨日の昼くらいからずっと2人で俺の部屋に……
それはもう……嫉妬に狂ったエリザは……
具体的には言えないが、あれ? ダークエルフってサキュバスなの? って感じだ。
とにかく俺は疲労と、身体中に付けられたエリザの愛の証により外に出る事が出来ないので今日は学校を休む事にした。
俺の姿を見た母ちゃんとアリサおばさんは
「あんた達は……親が居てもお構い無しなのね! うるさかったわよ!」
「シュウくん……エリザったら~、こんな風にしたらシュウくんが大変なのに~!」
「本当、エリちゃんってば独占欲が強いのね~」
「うちも昔経験があるからエリザの事強く言えないけどね~」
「あら? アリサちゃん、その話面白そうね? 詳しく教えて!」
「もぉ~! アヤノちゃんったら聞きたがりなんだから~!」
「いいじゃないの~! あっ! 美味しい紅茶貰ったからそれ飲みながらお話ししましょ?」
「うふふ~、しょうがないな~!」
俺の事はどうでもよくなったのか、母ちゃん達は俺の部屋から出て行ってしまった。
とにかく……あまり寝てないし疲れたので俺は二度寝する。
そして……
「シュウちゃん! 私のシュウちゃん♥️」
「あぁ……これはすべて私の……」
「好き! 愛してるシュウちゃん♥️」
夢の中のエリザも積極的だ……
俺もそんなエリザが愛おしく、期待に応えようと…… それにしてもずいぶん具体的でリアルな夢だな…… って!
「……え? エリザ!?」
「ん……♥️ シュウ…… ちゃ、あん♥️ ただい……ま♥️」
目が覚めるとエリザが目の前に!
綺麗だ……何度見てもエリザは女神様 ……じゃなくて!
「エリザ、ちょっと!」
「うふふ♥️」
…………
…………
「それで先生になんて言われたんだ?」
「生徒指導室のドアを壊したから反省文と罰として生徒指導室の片付けだって言われた……」
「そうか……それくらいで済んだから良かったんじゃないか?」
「そうだね、あの白豚……ミーナ先輩は停学7日だって、でも本人は嬉しそうだったけど」
「何で嬉しそうにしてたんだ?」
「停学中は学校に来て別の生徒指導室で先生と2人きりで反省文書いたり勉強したりしなきゃいけないみたいなんだけど、その先生がモリヤマ先生なんだって、まぁ変な事をしたら退学になるから出来ないだろうけど……」
「えぇ!? それ大丈夫なのか?」
「大丈夫みたいだよ、ていうかモリヤマ先生とミーナ先輩、停学が明けたら結婚するみたい」
「け、結婚!?」
「うん、ミーナ先輩、昨日の内にモリヤマ先生を両親のとこに連れて行ったみたいなんだけど、モリヤマ先生ったら真面目だから、責任は取るって言ったみたいで……」
「でも急にミーナ先輩の両親にそんな事言ったって怒られるだけじゃないか?」
「それが…… モリヤマ先生、ミーナ先輩の両親にかなり気に入られて、トントン拍子で話が進んで婚姻届までもう書かされたって……」
「……すごい話だな」
「だから、ミーナ先輩ったら反省どころかずっとモリヤマ先生にベタベタしてて……」
「あはは……」
後日ミーナ先輩は俺の所へ謝りに来たのだが、最初の謝罪以外、全部モリヤマ先生との話でほとんどノロケだった。
「それでね、そんな2人を見てたら腹が立つよりも羨ましくなっちゃって……シュウちゃんに愛してもらいたくなっちゃったの」
「エリザ……」
「うふふ、シュウちゃん」
「今日はさすがにもう……」
「無理させてごめんね? ただギュッとして?」
「わかったよ」
「うふふ~♪ 幸せ……」
そして、何日か後……
「あんた達……毎日毎日!」
「母ちゃん!?」
「きゃ! アヤノおばさま?」
「私も家にいるのよ!?」
「「すいません……」」
すると、母ちゃんの後ろから現れた父ちゃんが
「丁度いい、お前達に話がある」
「どうしたの父ちゃん?」
「お前達は……」
その後、父ちゃんが言った事に驚く俺達。
「えっ? それじゃあ……」
その言葉は今の俺達には予想出来ない事だった。
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