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会員制真夜中の秘密クラブ  作者: 織風 羊
20/21

20 他に誰も

よろしくお願いします。



 その夜は私一人きりのようだった。


「今夜はまだ誰も来ませんね」


 とホスト役の品の良い老紳士が言った。


 私は、それでもサイドテーブルにシンガポールスリングを置いて、一人でビリヤードを楽しみながら、誰か来ないかと待っていた。


 私は、この秘密めいたクラブで、不思議な話を望んでいた、いや、欲していたと思う。


 それは乾涸びた夏の大地の裂け目が、大雨を一気に吸い込むように、多くの体験談を聞きたかったのだ。


 だが、その思いも叶わず、今夜は誰も来なかった。


「どうされますか?」


 と老紳士に聞かれて、それでも私はシンガポールスリングをもう一杯頼んだ。


 既に5杯目である。

ありがとうございました。


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