ルドタヲクオキ
ルドタヲクオキ
ここで少し死神についての話をしよう。
冒頭で、仕事の依頼を出すのは紅いのと蒼いのと言った。
そしてたまに2人の補佐をするアリサちゃんがいるとも。
死神はあまりにも人数が多い。
世界各国に死神はいるが、特に私が住んでいる桜京市の人数は異常だ。
それは例の離れ小島の影響で、この街がとても不安定なのが理由である。
「漂うもの」の数が多ければ、それに対抗する死神も多くなければならない。
それに続いて、この地の「漂うもの」が強力ならば、死神も強力でなければならない。
この街はコード1を筆頭に、弱くても2桁のコードを持つ死神しかいないというのが、お解りいただけるだろうか?
さて、基本的にはその地区の最も若い数字をコードにしている死神が、その地区の死神を統率する。
もちろん、仕事の依頼も私達のような配下の死神の管理も一人で行う。
しかし桜京市は死神の数が多すぎる。
だから仕事の依頼は真っ赤なコード01と真っ蒼なコード02が出す。
死神の管理はこの2人にアリサちゃんというコード03が加わった3人で行う。
コード01が管理するのは攻撃的な性格の死神。
先に言うならウサギくんや音楽家がいるかな。
コード02が管理するのは少し特殊な異能力を持つ死神。
私だったり、博士ちゃんだったりがそうかな。
コード03が管理するのは精神面がおかしい死神。
帰国子女がこれに該当している。
死神達は基本的に自分が受け持った任務を話す事はない。
さっきのように利害の一致で協力し合う事はあっても基本的には極秘だ。
その理由はよくわからなかったが、しかしどこかで納得した私がいる。
情報を共有するのは需要と供給のバランスを崩す。
狩るというのは一種のボーナスステージだ。
自らの「士気」にも関わるのだから、どの死神も狩りたくて仕方がない。
私は死に急ぐなんてまっぴらごめんだけども。
それでもこれは一種の中毒なんだよ。
人を殺す事は出来ないけれども、私達は「漂うもの」を殺す事が許されている。
一種の快楽殺人を起こす大量惨殺の犯罪者と変わらない。
コード03が私に言った言葉だ。
「士気」と「死期」を掛けた言葉遊び。




