八話 魔王の宣戦布告
ほぼ即興?で書いたんですが大丈夫かな?
地の文より会話が多くなってしまうのはもう無理ですね。
とにかくですね、初めての小説。どんな形であろうと完結まで持って行こうと思います。
「何!?魔物の勢いが弱まっただと!」
「はい!これ以上魔物が増えることはないです!」
「みんな!聞こえたわね!?これで最後よ!」
「「「おおおおおおおおお!!!!」」」
「はぁ…はぁ……ご主人、様…?」
どうやらフィオナさんを助けられたみたいですね。それと叡智の竜も倒したみたいです。ここから先はここの皆さんに任せても大丈夫そうですね……はぁ、流石に神術の使いすぎみたいです。プロミネンス以外にも色々と神術を使いましたからね。それ以上だったのが何度か神術を消そうとする魔物がいまして、少しばかり……いえ、かなり苦戦しました。
あ!それでも街に被害が出ないようにしてましたからね!主さまにはたくさん褒めて欲しいです。
「あの…大丈夫ですか?」
「え?あなたは…?」
「あ、はい!えっと、コノア…と言います」
コノアと言う女の子はその場でくるりと回るとそのままにこっと笑いかけてきました。思わず女性の私もドキッとしてしまいました。うーん…眼の色は青と緑のオッドアイで、髪の長さは肩までありますね。お嬢様なんでしょうか?何となくですけど。
「えっと、あの…?」
それにしてもどこかで見た気がします。えっと確か…魔法学園のエリスさんに会った時に主様を見てた子、ですよね。
「あ、あの!」
「ひゃい!?…あ、九九って言います。それで何ですか?」
「ごめんなさい、何だかとても辛そうでしたので…」
「えへへ…うん、久し振りに頑張ったから疲れちゃって」
今も皆さん前に出て戦ってます。さっきと違ってこっちが優勢なのでみんな元気が出たみたいです。主様が見たらきっとびっくりすると思います。
ただ優勢になったのは良いんですが…何かとんでもなくヤバイのがこっちに来ている気配が先程からするんですよね。もう少し頑張らないといけないですね。
「コノアちゃんは戦うより回復とかそっち系?」
「はい。特に感知系が得意です!回復もできますけど、それがどうしました?」
「それじゃ今、主様達がどの辺りにいるか分かる?」
「はい、確認してみます……!!」
少ししたら急に顔が真っ青になったのでどうしたのかと声をかけようとした所に私の結界に何かがぶつかってきた反応がしました。結構大きい音もしました。何かが爆発したみたいな…どうやらとんでもなくヤバイ奴が来たみたいです。神術の残りは大分少ないですけどやれる所までやってやります!
「あの、私も行きます!」
「え?でも危な…い……」
「…………」
「うん、分かった。危なくなったら直ぐに下がってね?」
「はい!」
急いでみなさんが戦っている前線にきましたけど、半分程地面が削れていました。もう半分は私の結界が防いでくれたので皆さん無事でしたけど…これは一体何でしょう?ただ分かるのは本当にヤバイやつが来たってことだけです!神術が残り少ない今の状態じゃやっぱり危険かもです。主様、早く戻ってきて…!
ーーーーー
「そういえば私転移出来ますよ」
「は?お前は何を言ってるんだ」
「ご、ごめんなさい!すっかり忘れてました……」
「はぁ…まぁいいんだけどね」
もう少しで街が見えてくるって所でソフィアがとんでもない事を言った。それに気づけたらこんな無駄な体力使わずに済んだというのに。
落ち込んだソフィアを白狼が元気づけようとしている。この2人気がついたらお互いを白とかソフィとかで呼び合っている。本当に、いつの間にこんなに仲が良くなったというのか。
ちょっと羨ましい。俺には九九がいるから良いんだけど。
「とにかく!今からでも大丈夫ですよソフィ。お願いしてもいいですか?」
「うん、白。それじゃみんな集まって!」
「あいよー」
「転移ですか…勇者様は大丈夫でしょうか…?」
「心配しなくても大丈夫だろ。仮にも勇者なんだからな」
「それじゃあウェルテクスに『転移』」
ーーーーー
「九九さん!あれ!」
「あ…まさか、魔王?」
「ふん…なるほど。君が急尾の狐か」
「なっ!?なんで私を!」
「待ってください九九さん。あれ多分本物ですけど、本物じゃないです!……あっいえ!つまり本体じゃなくて分体というか…」
分身って事でしょうか?コノアちゃんテンパりすぎですよ?ともかく!ここは私がなんとかしないといけませんね。でもきっと何とかなる。ソフィアさんも言ってました。とにかくまず聞いておかなきゃいけない事があります。それによっては本当に何とかなるかもしれません。
「何をしに来たんですか?」
「あぁ、安心していいぞ。宣戦布告しに来ただけさ」
「何でここに宣戦布告を!」
「ふん、愚問だな。お前達がいるからだ。ついでに言うが今ここで戦うつもりもないぞ。今のお前じゃ俺には勝てないだろうしな」
「………」
「あれ?九九さん九九さん!上を見てください!」
「へ?…って、ええ!?」
空に魔方陣が浮かび上がったと思ったら人が落ちてきました!
しかもあれって、ご主人様!?
「なんで空に転移してんだぁ!?」
「あれれ!?失敗したぁ!」
「っ!」
あだ!背中がかなり痛い!フィオナ庇っての着地なんて出来るほど超人じゃないから…思いっきり地面と衝突した…!
「あぁ、もう少し上手くなってから使ってくれよ、転移…」
「ごめんなさい、大丈夫ですか琥珀さん」
「それはこっちのセリフ。大丈夫かフィオナ?」
「主様!!」
九九!?って事は転移自体は一応上手くいったのか。とりあえず魔物は全滅させられたみたいだ。やっぱりあの叡智の竜が鍵だったわけだ。ひとまずウェルテクスの魔物大量発生は解決って事で良いのかな?嫌な感じがしてたのも気がつけばなくなってるし。
「あれ?魔王はどこに?」
「君は、コノアちゃん。だっけ?」
「あ、はい。あのさっき、魔王が!」
魔王。嫌な感じがするのは間違いじゃなかったようだ。聞くと俺たちが転移してきた時には既にいなくなっていたみたいだ。
宣戦布告も大分ヤバイがひとまずギルド長のアジラスと校長のエリスは後は任せて神竜都市に帰ってこの事を伝えて欲しいと言った。それもそうだ。街の修復とかに人が欲しいだろうし。
兎に角まずはギルドに戻った。そこでソフィアと白狼が話があると言ってきた。
「コハク!少し調べたい事があってここから先、一緒出来ないんだけど…」
「そうか…分かったよ。因みに調べたい事ってどんな?」
「人探し、かな?だから聖王国と帝国に行くの」
「普通に凄いな。まぁなんだ。頑張れよ。…それで白狼ももしかして?」
「はい…そうですね。あの塔、何か秘密がありそうなので」
「それなら気をつけて。フィオナが石にされたり勇者が封印されたり危険だからな」
「ありがとうございます。また一緒になれたらよろしくお願いします」
とまぁこんな感じで2人とも直ぐに出て行った。フィオナは神竜都市に戻ったらしばらくは休んでいると言ってたから久し振りに九九と2人きりの状態だ。
改めて今日まで変な事ばっかりだな。急に異世界にいたと思ったら魔物がどうだ、咆哮がどうだと忙しかったからな。そういえば地球側から何か来ただろうか?前回殺音はトラブルが発生したとか書いてあったと思うが…。
「そういえば地球側から何か来たか?九九」
「いえ、何もないですよ。…いえ、殺音さんから一つあります」
「おお?なんて言ってた?」
「一部を除いて地球の時間が止まったとか」
「…………は?」
ちょっと待て。え?なんだ?それは、つまり…どういう事だ?
「すいません。つまりですね、ここ異世界のイクシードと私達の地球の時間差はあまりないという事なんですよ」
「という事は俺たちが戻るのに1ヶ月とか一年かかったりしたら向こうでも同じくらいの時間が経っていくわけだな?」
「はい。それを防ぐために地球の時間を止めた訳です。そのせいで地球の温度がおかしくなるなんて事もないですから大丈夫かと」
ああー……やっぱり俺たちがここにいるのは色々とまずいんじゃないか?
早いところ地球に帰らないとマズイな。
最初考えていたものと大分変わっているような…。
ともかく白狼とソフィアが調べたい事があるとパーティから抜けました。
そうしないと女しかいないパーティになって私的にマズイなと思ったので。




