二人の魔人
体調が悪いのでストックどんどん減ってます。すみません。ごはんも食べてないです。
コヨリ姫たちが敵軍を蹴散らしたので帰ってきた。いや、コヨリ姫強すぎですが。ドラゴンってこうだよね。すげえ。
ふう、やっぱり実家は落ち着くね。帰ってきました。
ゴリラ美容できゃるんとなって出かける毎日が始まる。地獄だ。まあ問屋で卸すのは作業なのでわりと簡単。さあて、お仕事だよお。死ぬ気で出してやろう!
毎日一千万超えるパンを出す人がどこにいるのかなあ。ボクだ! 殺しに来てるよね?
仕方ないからボクはお店でもパンを出し続けていた。北面攻撃騎士団が新設されてボクは戦いたくないのに騎士団がどんどん増えていく。ボクは戦争は嫌なのにセレナが抱えてる軍隊以外は動いてるらしい。勝手に動くな。メルフィーナ伯爵が軍事面は動かしている。セレナも軍事面で動いてるんだけど防衛とかも必要だしソックセンとの戦闘は毎日のように繰り返されてるんだ。
チマチマ戦闘してる兵士たちも命じれば勝手に動けば殺されると分かるらしい。最初から考えろ。ボクは戦争は嫌いだ。セレナも大変だね。
毎日が戦争みたいにパンとお酒とジュース売ってるんだけどまだ戦争は終わらない。こんなに食料供給してるのに!
こんな毎日で敵の情報が入ってきた。ニターナ女王が二人の魔人に苦戦しているらしい。
ボク言ったよね。ニターナ女王に、死んで欲しくないって。つまり死にたいんだね?
もちろん駆けつける。パン屋の休業させたやからをゆるすなっ!って毎度の暴動じみた出陣もされてるけどね。男も女もなく出陣されてるからものすごい軍隊になってるんだよお!!
意味分かんなくない? パン屋守備兵団ってなによ?!
あ、兵士にパンはおごってるよ。ボクは傲慢極まりないからおごりまくるよ! 世界一おごってる!
ボクのパン屋のパクリも多いみたいだけど負けないからね。ボクが主人公!
敵がとんでもない兵力を出してきた、そうですか、ボクらはボクが出る!! さようならあ!
「な、なんて圧力!? ルーフィアが出てくる話じゃなかったはずだろお!」
「そもそも敵対したら出てくるのは当たり前ですが?」
「いやだあ、死にたくないいい!」
当然殺すが。お前たち阿呆だな、ボクの民を殺そうとしたんだ。全員殺すが? ボクの民じゃなくてニターナの民だけど。まあおんなじさ。大切な人たちの命を守るよ。
ボクは平和を愛するが、それを犯すものは滅ぼす。ボクの傲慢を見せてやろう!
「エリーシア! やべえのがでてきたぜえ?!」
「グレース、こいつ、マジヤバい。精霊同化を極めてる私らが単純な物理で蹴散らされる!!」
「相談はすんだか。ボクが絶望をおごってやろう」
ボクの前に出たんだ。当然了承してるんだよな。殴られてあの世行きだと。
「に、にげろおお!!」
「テレポートはやくううう!?」
「逃げるの速くない? まあボクもユルいけどね」
おっらあ!! ボクが一当てしたらニターナ女王国騎士団が勝手に進んでいったので、ボクらはニターナ女王様に伝言して一旦帰った。
今回はわりとハードな戦争になりそうだね。あの二人ボクのスイングで死なないとか強化が半端じゃないね。
っていうかボクはどんだけパンを売ってるんだ! ブラックは治まるところを知らない!!
ブラック、ブラック、ぶらあっく!!
もうやめたい。帰還してもパン屋。
「なにをいっておるのだ。リンゴパイが五つと肉厚ハンバーガーが十個だぞ」
ボクは正気になった。出すよ、注文のパンを! いつの間に通常運転になったのよ?!
いや、敵の将を倒さなくていいの?!
ああうん、それよりパンを出さないとですね。戦争より仕事が忙しいってなんだよ。
あーもう、ハンバーガー? チーズバーガーね。あれ美味しいよね。
あ、なんか売れまくるとおもったらメルフィーナ伯爵来てたわ。すごいねメルフィーナ伯爵。掃除機かってくらいハンバーガー吸い込むんだけど。ちなみに掃除機ってセレナが発明した掃除アイテムだよ。セレナは天才過ぎる。ああ、ハンバーガーチーズバーガー出すよ出すよ。
「ソックセンを倒さなければならないと話に来たのだが」
「うん、メルフィーナ伯爵が真面目な話しかしないのは分かってる。キスしよ」
「あふうん。夫が積極的すぎる」
「諦めるのだ。この夫はハレンチきわまるのだ」
「ボクが淫乱みたいなムーブメントやめて?」
『淫乱じゃないルーフィアがいるの?!』
泣くぞ、さすがに。
「今回も怪しい敵は来たけどさ、結局面白くもない奴らだったしね。本当に戦争続けてる意味有るのかなって思うよね。エリクサーをドバドバニターナに出すだけでお話が終わりそう」
まあね、嫁にこいとかいうソックセン伯爵のきんた◯を踏み潰してやってもいいんだけどさ、正直顔をあわすのも気持ち悪い。
テルナ女王様には悪いんだけど単独でソックセンを落として欲しいんだよね。ただ、砦とかはボクらで落とすけど。
この地、ランシンはほとんど砦とかはないのにソックセン盛りすぎだわ。まあうちではエリクサー山盛りにあちこちに配備してるから砦より鉄壁って言えるのかもね。
まあソックセンは帝国と戦うためって強化された土地なんだろうけど。
そういうわけで次の週末っていうかお休みはソックセンの砦を二つくらい潰そうと計画している。
あの、それパン屋の業務かな?
仕方がないので出陣します。うえーん。ボクはパン屋さんもいっぱいいっぱいなのにどうして戦争までさせられてるのお?!
誰だよボクを女王にしたの! ハスター王子!
「ごめんね、愛してる」
そろそろ絆されてきたけどあんたが色々元凶だ!
愛してるとか言うな気持ち悪い!
「みんなー、旦那が冷たいんだー!」
「それはよくないのである。妻を愛するのだルーフィア」
「だから一人も妻なんかいないからね? ボクは旦那になった歴史が無いからね?」
「旦那がつめたいのだ!」
「うむ、我ら魔王親子でわからせねばならぬ!」
「なんか最強タッグ組まれてる?!」
だからなんで身内からの攻勢の方が強いのよ。泣くわ。ボクはみんな大好きだけど一人として妻にしたことないからねえ!!
「うぬ? 妻十五人いなかったか? 十六人だったか?」
「かんべんしてえ……いたわ!」
「我もさすがに多すぎとは思うのだがな。さすがにシスターウィンリーは妻にするでない。あの人聖職者だから恋人持てないはずだろう」
「多い。多いよ。なぜそんなに増えたの?」
「お主がチャラいから仕方ない」
「ボクそんなにチャラくないよお。誠実だよお」
「さすがに擁護できぬ」
ボクすごいビッチだね。相手が女の子だからビッチじゃないのかな?
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リンゴとクラリスさんが二人でごろりんこ!