第7話 ミルミーナ
改稿いたしました。
家族との触れ合い、人物像をさらに掘り出し、2500文字でまとめました。
いや、まとまったんだなwww
そんなこんなで、再度読んでいただけるとうれしいです。
って全然、読んでもらえてないですけどねwww
私は作成した古文書の切れ端5枚を持ち、
バーンおじさんが特に大切にしている書物コーナーに立つ。
「 おじさんの目線だと、このあたりが良さそうなポイントだな w 」
そして、彼の机からわかりやすい場所に細心の注意を持って仕込む。
さり気無く、あくまで自然な感じを演出するも、
目立つ絶妙なアピールが大切だ www
仕込んだ後、おじさんの机がやや荒れているのに気付く。
いろいろな書物が山積みになっている。
いつもきれいに整頓されている机が......
おじさんの性格から言って、このような事は全くない。
( 大丈夫かな?...... )
かなり負担が掛かっているようだ。
私の父はシンプルな性格で、
軍略や戦術、武芸など興味のある事はとことん追求していくが、内政はそこそこ。
それ以外の雑学や複雑な理論構築はすべておじさんに任せている。
ただ、良くも悪くも間違いなく脳が筋肉なので、
余計な事は一切考えない 。
方向性さえ決まってしまえば、
抜群の行動力を発揮してくれるはずだ。
バーンおじさんの机にある書物を漁ってみる。
『 ハーブ・食事療法 』などが書かれている、
『 ラムスの医学書 』というタイトルが目に留まり「 パラパラ 」とめくりながら連想していた。
「 ふ〜む、良さそうな本じゃないか!
ハーブか……ミル姉の家に行ってみるかな? 」
と、彼女の顔が浮かぶ。
「 ふぁぁァァ〜〜〜......」
ふと気付くとすごい眠い......
普段ならとっくに寝ている時間帯だ。
明日もお師匠の授業をこなしつつ、
母からの串焼き肉用お手伝いクエストを、1からしなければならない。。。
お疲れ様!私、頑張ろう私―――
―――次の日、アハルの朝は早い。
ほとんどの人が日暮れと共に寝るが、朝はめちゃくちゃ早い......
時計がないので、何とも言えないが、体感的には大体3時ぐらいに起き、
4時ぐらいには外に出るイメージ。
ひんやりした湿気が肺に入り軽く咳込む。
東の水平線から微かに明らみ始める。
始まりを告げる入り江の水鳥たちが、「 バシャバシャ」と起きて騒ぐ。
続いて、幼少の頃から母が大好きだというカッコウが「 クックー、クックー 」と朝の挨拶をし始め、
母なる太陽が登ってくる神秘的な情景。
起きてそれを眺め、前世での『カッコウの民謡 』を口ずさみながら、
この美しく優しい世界を満喫するのが、私の日課。
しかし......今日は違う。。。
「 眠い......バチくそ眠い...... 」
こないだ、つい相方の前で使ってしまい、
『 ちびっ子探検隊 』中心に港の子供達の間で、流行ってしまった言葉。
しかも寝不足で目が『 ブッ腫れ 』、酷い寝癖だとお師匠や相方達に笑われる始末 www
なんとか、お師匠の訓練と授業が終わり、母からのクエストもこなすと、
相方と弟と待ち合わせしてミル姉の家へ向かう―――
―――朝に歌い損ねたオリジナル民謡を口ずさむちびっ子探検隊。
「 クックー、クックー、レドレド〜
よんでるよ〜おばあちゃんが〜
来たぞ〜イジワル〜ミル姉〜 www 」
相方が作った替え歌だ www
「 アブちゃん?そう言えば、なんで昨日逃げたのよ!
何か私達に隠しているでしょ? 」
......たくさんある www
弟はのんびりとした性格で、些細な事は全然気にしない優しい良い子。
しかし、相方は美少女でプライドが高く、バーンおじさんや叔母に「 蝶よ花よ 」と育てられたお嬢様気質 www
気に入らないと、マシンガンのような口撃を浴びせてくる要注意少女でもある。
穏便に適当な言葉を並べ、なんとか誤魔化しつつ進む、ちびっ子探検隊リーダーの私。
今日の探索ポイントのミル姉は農家の娘。
彼女の両親が、野菜をアハル砦に納品している関係で、
父たちの生徒になっている、11歳。
ちなみに彼女のおばあちゃんは養蚕もしている。
我々ちびっ子探検隊は黒く熟した桑の実を求めて、
彼女の家についこの前まで、連日入り浸っていた
www
3人とも口の周りと手を真っ黒にしながら、おばあちゃんに、お茶を誘われて、
家の中へ踏み込むと、そこは別世界。
遮光していて少し薄暗い部屋。
「 シャワシャワ 」と雨が降っていると錯覚したが違う。
屋根裏に上がればおびただしい数の白い幼虫が葉を食べている。
その吐息と、大量の桑の葉が蒸れて異様な熱気と湿気。
それに加えて、葉の青くさい香りが ( ムワッ〜 )っと充満......
その光景を見るたび、
相方は美少女が台無しの苦い顔となり、
その横で弟は恐怖で泣いていた www
おばあちゃんは、何でも優しく色々な事を教えてくれる。
我々ちびっ子探検隊に、桑の実を持ち帰る用の猫型ロボットが付けている、
半月形の内ポケットも縫い付けてくれた偉大なお方だ。
弟は甘えん坊なので、よく懐き、とても可愛がられている。
話をミル姉に戻すと彼女はいい加減で、
見栄っ張りな上に、がめつい性格を除けば、すごい優秀な人材。
お師匠を見てしまっているので、
ついその他の人物を低く見てしまうが、
武芸も勉学も人並み以上だ。
当然、成人と共に危険はあるけど、
安定した高級職でもある、父の軍への入団を切望するご両親。
当のミル姉は、口止めされているが軍には所属したくないらしい。
蚕の繭を買いに来る商人に「 設備が古い」、
「 色が悪い」と毎年買い叩かれる不遇を脱し、
首都で洋服屋を開く野望を高説する。
しかし物事の本質を消して見逃さない、
相方のジト目が光った。
「 ミル姉はチャラチャラしたいだけの大都会に憧れる田舎の小娘っぽいよね? 」
と言われ本気で怒っていたのを思い出す www
完熟した果実の甘酸っぱい香りで満ちていた桑の木の並木道は、
つい先日までの賑わいが嘘のように静まり返っていた。
「 アブ姉、1粒も無いね...... 」
食いしん坊の弟が悲しむ。
この世の終わりのような顔 www
通り抜けた先に現れたのは、赤い屋根がちょこんと乗った、
絵本に出てくるようなかわいらしい農家だ。
その時、家の前の庭で、面倒くさそうに生い茂った草をむしる少女の姿が目に入った。
湿った土の匂いと、ちぎれた草の青臭い香りが辺りに漂っている。
「 おっす、ミル姉!」
「 カサリ 」と彼女の手が止まる。
土で汚れた顔を上げた少女は、こちらの姿を見るなり、驚いた顔で声をあげた。
「 げっ!?……『 アホちび海賊団 』がまた攻めて来やがった...... 」
やはりつくづく思うのですが、自身の仕事をこなしながら、自身の生活を支えつつ、
執筆するにはとても大きな労力がかかるなと、
昨日の土曜日に丸一日自身の作品を振り返りながら再度描いておりました。
そして、小説を投稿している皆さんに、熱いエールを捧げたいwww
それでは、熱く素敵な執筆ライフをお過ごし下さい。
行雲 日千羽 R8.3/29




