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カード顕現~眷属だけが頼りです~  作者: えでぃ
2章 世界の状況
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半分攻略

「さあ、本日は飛ばしに飛ばして48階層の『妖精の贈り物』で休むことになります」


「田中さんなに遊んでるんですか?夕食の準備手伝ってください」


48階層の『妖精の贈り物』に到着して、食事の準備をしようとしたところで、なぜか田中さんがミュージカル風に踊りながら誰に対してかわからないが話しかけていた。


「いいじゃん、少しくらい」


「強くなったのが感じ取れるからはしゃぎたいのはわかりますが、先に食事を終えてからにしてください」


遠藤さんにたしなめられて、しぶしぶであるが食材を切り始めた。


ここまでの階層は10階層に出てきたライアン・クレイジー以上の強さを持つモンスターが出てくることがなく、『破壊者』もほとんど前に出たがらないくらいの強さの敵しか出現しなかった。


そのため、遠藤さんによる田中さんの訓練と化しており、そのあとを私たちが付いてゆくだけで特に面白いことが何もなかった。


私はどうしていたのかというと、田中さんと同じように眷属を使わず戦闘に参加しようとした事もあったが、見事にすべての罠を発動させて危機を招いてしまうため、Dr.ヘーゲルシュタインによりソリから降りることを禁止されてしまった。


現在も包丁でけがをする可能性が他の人より断然大きいとのことで、食材を切る行為や火に近寄ることでさえ止められていた。

そのため、手伝いとしてできることは食材の受け渡しくらいしかやることがないが、全く手伝わない人がいるので、それに比べたら肩身の狭い思いをすることはなかった。



食事も取り、明日の打ち合わせを行うこととなった。


「現在は48階層にあります『妖精の贈り物』です。ここまではいいですね」


遠藤さんの問いかけに全員がうなずいて返す。


「途中、ライアン・クレイジーがいたためにここまで2日かかりましたが、残りの階層を5日以内に攻略して、キウイに向かいたいと思っています」


「ここまで、順調に来てますが、この先の階層もこのままのペースで攻略できるのでしょうか?」


「正直、わかりません。今まで出てきたモンスターは倒し方や回避する方法がある程度確立されていました。ただ、一度も報告されたことのないモンスターもいるので、進んでみないとわからないですね」


「報告されたことのないモンスターですか?」


「ええ、何度も同じダンジョンに人を送っているのにある階層から攻略できず、帰還する者も一切いないダンジョンがあるので確認されたことのないモンスターがいるのではないかと言われています。まあ、相性が悪いモンスターや油断して罠にはまり死亡した可能性もないわけではないですが、未確認モンスターが居る方が可能性が高いでしょうね」


「そういう話はいいから、明日はどうするんだ」


「今までと同様に、階層に到着した段階では警戒して、その階層のモンスターの種類が分かった段階で確実に倒せる者が先頭を進むようにして、目標は64階層です。64階層に到達した段階で、状況を整理して次の階層が攻略できるか決めたいと思います」


「よし、それでいいな。俺は寝るぜ」


話を切り上げると『破壊者』はさっさと寝袋に入り寝てしまった。


私たちも、今日の攻略で休憩を挿みながらとはいえ10時間以上戦って走っているので、疲れはピークに達しており、寝袋に入った途端夢の中へいざなわれた。



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