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カード顕現~眷属だけが頼りです~  作者: えでぃ
2章 世界の状況
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パーティーで食事をとれる人はすごいと思う

『それでは、今回の遠征の成功を祈りまして、乾杯音頭をダンジョンウォーカーの代表の市村代表にお願いします』


『えーそれでは、ご紹介にあずかりました市村です。今回は・・』


そこから、前回お会いした時のように長い話が始まってしまう。

私と田中さんは、司会している遠藤さんに話を聞きたいのになかなか乾杯の音頭が終わらずイライラしていた。


『あまり長い挨拶もなんですから、この遠征の成功を祝って、乾杯』


「「乾杯」」


やっと乾杯の音頭がかかると、飲み物を急いでからにして、遠藤さんのところに急いだ。


「遠藤さん」


遠藤さんに声をかけると音頭を取った後、遠藤さんと話していた、市村代表がこちらに話しかけてきた。


「おお、安藤君久しぶりだね。まさか色物スキルだと思っていたものが、あんな力を秘めているとは思わなかったよ。ところでそちらは?」


「先ほど話していた『仮面の英雄』ですよ」


「ああ、きみが。そうかまあ頑張りたまえ」


田中さんに対して、明らかに侮蔑した目線を向けて話を切り上げて離れていった。


「『仮面の英雄』って何ですか?」


田中さんが気分を害しながらも気になることを安藤さんに聞いていた。


「ああ、それは田中さんの異名ですよ。国民には英雄と言われていますが、私たちは安藤さんの影武者としてメディア出演しているのはわかってますからね。だといっても偽物なんて言えませんから『仮面の英雄』と言われ始めていますよ」


「それは喜んでいいのでしょうかね?」


田中さんは何とも言えない表情で答えていた。


「そうそう、さっきの話なんですが、この『仮面の英雄』もかかわっているのです」


「それはどういう?」


「安藤さんのスキルと私のスキルである程度どの展開にも対応できることはわかっています。ただ、そうなると今までメディア関連を田中さんが処理していたことが無駄になってしまいますので、3名の班となったわけです」


遠藤さんがどうして私のスキルの事をわかっているような発言をしているのは『神罰の日』以降ダンジョンに潜ることには制限がかけられていたが、『研究者』からの指示でスキルの研究を行っていたからである。


「そういう理由ですか、わかりましたメディア対応は私にお任せください」


元気になった田中さんは料理が置かれているテーブルへと向かっていった。

田中さんが居なくなると同時に先ほどのミーティングで水中のモンスターと戦うと宣言した2人が近づいてきた。


「今いいです?」


「はい、いいですよ」


「私はダンジョンウォーカー所属の徳永千佳です」


「私が、久留米警備会社の三国英二です」


「私は」


「安藤さんですよね。今回の『神罰の日』に活躍した英雄ですよね?」


徳永千佳と名乗った女の子が顔をキスしそうなほど顔を近づけて目を輝かせていた。


「こらこら、そんなに顔を近づけたら安藤さんも困るでしょうに」


「ごめんなさい。えーっと私のスキルは『水泳』です。メインスキルではないですが、シャチと並んで泳げるので役に立てますよ」


引き離されて、しょんぼりしながら今回の遠征に必要なスキルを教えてくれる。


「それなら私のスキルは必要ないですかな?『バブル』と言って普通なら水泡を出すだけですが、水中で酸素を止めおくことも可能なスキルです」


「じいちゃんそのスキル最高だよ。速く泳げるだけで、呼吸するために水上に出なければならないのは一緒だったから」


「それはよかったです。それで安藤さんはどんなスキルですかな?」


おじいちゃんと孫の会話を聞いてるようでほっこりしているとこちらに話しかけてきた。


「あーこの場合はどう答えたらいいかわからないですが、私の使える手段はいくつかあるんですよ」


「それは使えるスキルがいくつかあるってこと?」


「スキルは1つですが水上であればいくつか使える手段があるんですけど、現地で見せた方が分かりやすいかもしれないです」


「説明が難しいなら仕方ないですね。当日お願いします」


その後、少し雑談して別れたが、パーティーの終了の時間となっていた。

会社のみんなと合流し、相部屋の田中さんとホテルの部屋へと戻ってきたときにパーティーで何も食べてないことに気づき、お腹いっぱいで眠ってしまった田中さんを恨みながらコンビニへと向かうのだった。

思いっきり風邪を引いたみたいです。


引っ越して環境が変わって影響だと思われます。


何とか更新いたしますので、応援してください。

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