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カード顕現~眷属だけが頼りです~  作者: えでぃ
1章 教育、講習そして契約
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『不器用』スキル厄介すぎる

ダンジョンに入ると最初に出てきたグールはできた瞬間に消え去った。

銃口を下げている小岩井さんを見る限り打ち抜いたのはわかるが、グールが見えた瞬間に焦点を合わせ正確に急所を打ち抜いたことに感心していた。


「それでは目的のモンスターが来ましたのでやりましょう。ミーティングで話したように、『不器用』スキルはどうにもならないので、引き金を引いたまま当たるまで微調整をしましょう。危なくなれば私が撃ち落としますので、今日は1体倒すのが目標です」


小岩井さんが優しく話しかける中レーザー銃を見えてきたフライングレフトに向けて引き金を引いた。

さすが『不器用』というべきか自分ではスコープものぞいて引き金を引いたのにフライングレフトの上部30cm部分に赤い光が伸びていた。


「いいですよ横軸はあってます。今度は慎重に下げてください。もう少しゆっくり。あと少し」


最初にこのダンジョンに入った時には、小岩井さんが発見次第処理していたフライングレフトを今回相手にしていてわかったことは、飛んでくる速度が歩くスピードより遅いため、恐れることがないということだった。

それでも、『不器用』ゆっくり下に動かしていたのになぜか左にそれ始めてしまい、慌てて右に振ると今度は右上部へと大きくそれてしまった。


「いったん処理しますね。落ち着いてください。これはスキルのせいです。スキルは感情が高ぶると、予期せぬ効果が出ることがあります。今回の安藤さんの『不器用』スキルも感情に大きく作用されるかもしれません。まずは落ち着いてください。落ち着きましたら次に行きましょう」


佐藤さんが、怒りの感情で回りに気温上昇として影響を及ぼしていたのを思い出して、質問してみた。


「もしかして、私が例えば怒りの感情を強く覚えた場合、周りに『不器用』スキルの影響が出ることがあるのですか?」


「無いとは言い切れませんが。付属スキルが影響を及ぼした事例はいまだ確認されていません。だからと言って、周りにスキルの影響がなくても、自分が影響を強く受ければ仲間に迷惑が掛かるので大差ないですからね。まずは、このレーザー銃を使った練習で克服とまではいかなくても、『不器用』スキルの影響をできるだけ抑えましょう」


小岩井さんに真剣な表情で諭されてから、もっと真剣に取り組むようになった。

ここからはフライングレフトを倒すことを考えず、目標に照準を心を落ち着かせて遅くても何とか合わせていくことに集中していった。


そして5体目と対峙しているときに何とか照準を合わせることができたが、1秒間の照射が難しく倒すまでには至らなかった。


それから10体目、全部で16体目と対峙した際に何とか倒すことができた。

小岩井さんにギリギリまでやらせてもらうように頼んであと少し倒すのが遅かったら攻撃を食らいそうな近さでの討伐は、よほどストレスがかかったのか、倒したことで気を抜いた瞬間に銃床部分で顎を打ち上げてしまい、そのまま壁に頭を打ち付け気絶してしまった。


『不器用』スキルを本気で恨みながら最後に見たのは何が起こったのかわかっていない驚いた顔で固まっている小岩井さんだった。

なぜそうなった

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