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カード顕現~眷属だけが頼りです~  作者: えでぃ
1章 教育、講習そして契約
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実在する銃は面白いものもある

契約を無事に終え今日からみんなとダンジョンに挑戦しようと生きこんでいたところ、佐藤さん経由で、小岩井さんから連絡をもらい『1-1L型名駅前ダンジョン』へとやってきた。


前回と違い一人で来たため車を使わず公共交通機関を使用してくることとなった。

『名駅ダンジョンビル』は中に食堂があり、さらには駅に直通していたため、今回初めて正面玄関から入ることとなった。

自動ドアをくぐると、すぐ目の前にはエスカレーターがあり2階へとあがると、警備詰所と駅と同じように自動改札機が並べられていた。


自動改札機にライセンスをタッチして通ると、小岩井さんが待ち構えていた。


「おはようございます。前回言っていたレーザー銃が完成したので、ここで練習してもらおうとしたんですが大丈夫でしたか?」


「おはようございます。大丈夫です。でも、私の不器用スキルが邪魔をして使い物にならないんじゃないですか?」


「講習初日に使ったとき私のスキルがかかわってきますので、あえて言わなかったのですが、私のスキルは『光度増幅』になります。今の技術ではいくら魔石を使い武器として使えるレーザー銃が作れても、1秒以上照射しなければ相手にダメージを与えるのは難しいのですが、私のスキルを使うことにより、0.1秒で済むようになりました。それに、大気中の照射には距離により、減少しますがスキルの副次効果により、減少が10分の1にまでなってます。ただこのスキルはすぐに手に入れられるものではないので、今回は不器用スキルが作用していても問題ないような戦い方を考えてきたので、試してみましょう」


立ち話をしていると、大きなバックを持った別の警備会社と思われる方々が入ってきたので、話を一度切り上げて、着替えることにした。


「今日は、先ほどすれ違った警備会社がこのダンジョンを攻略するとのことですので、私たちは合同にならないように入り口付近で練習させてもらえるように話はつけてありますので、邪魔をしないように少し打ち合わせをしてダンジョンに向かいましょう」


「5号警備は合同はダメなんですか?」


「ほかの警備と同じですね。よほど大きなクエストが出ない限りはまず合同で行うことはないでしょうし、もし合同で行った場合ほかの警備と同じようにペナルティーを科せられる可能性があります。今回の場合は特に合同で行う必要性も、会社同士の契約も行っていませんので、合同と間違われないように気つけてやりましょうか」


たわいもない雑談をしながら防具に着替え、今日行おうとしている戦い方について話し始めた。


「今回、作成してもらったのは持ち運びを考えて、FMG-9をモデルにしています、弾倉は球が入っているわけではなく固形バッテリーとなっており、最大照射時間は300秒となってます。ただ300秒常時照射することはバレルに使用されている魔石が持たないので注意してください」


ポケットから取り出した四角い箱を目の前に掲げると一瞬でサブマシンガンの形へと変形させた。

つい歓声を上げたしまうと、素早く折りたたんで、もう一度展開してドヤ顔を決めてくる。


「私の物と大きく違うのは携帯性能、レーザーの視認性があります。携帯性能に関しては先ほど見せた通り、折りたたむことによりポケットに収納でき展開が一瞬でできます。そして視認性ですが、ここではレーザーの性能が低くなるのでお見せしましょう」


そういうと構えて白い壁に向けて引き金を引いた。


「見ての通り、赤い線が真直ぐに走ります。私の銃は、私のスキルの関係で長く照射することを想定していませんのでここまでくっきりとは見えませんが、ここまでくっきりと見えるのであれば不器用スキルを所持していても問題ないかと思います」


説明を受けた後取り回しの練習を行いほかの警備会社が潜ってから十分に時間が経過したと考えダンジョンへと向かうこととした。


警備関連の法律はすごく面倒だったりします。


この小説で書くにあたりわかっていることでさえ、調べなおすくらいには難しくなっています。

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