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56話

 


「おい」


 ドガッ


 膝。


「ぎょえんっす!」


「兄さん、もう勘弁してください」


「もう手出ししませんから」


 ドガッ


 拳骨。


「うるせえ」



 正座。



「なんで俺たちを選んだ?」


 疑問。


「田舎モン丸出しだったんで」


 ドガッ


 蹴り。


「ばごっ、しょ、正直に言ったのに」


「言葉を選べ。お前らは何者だ?」


「俺らはファベーラだ、です」


「知らねえな」


「マフィアですよ兄さん、だからもう勘弁してください」


「そうっす、これがばれたら大変な目に遭いますよ」


 ドガッ


「誰が兄さんだ・・・・・マフィア、だと?」


「100や200の構成員じゃないんすよ。兄さん、いくらアナタが強くたって太刀打ち出来っこないんすよ」


 ドガッ


「お前らが黙ってりゃいい話じゃねえか。それともチクる気か?」


「当たりま」


 ドガッ


「この国で一番大きい街は?」


「へ?」


 ドガッ


「とっとと答えろ」


「お、王都マドキイタントっす」


「ここから何日かかる?」


「早馬を使えば一週間、歩けばひと月以上は」


「デカい街か?」


「もちろんっす。テンスター国は世界最強国、その王都っす。つまり世界最大の街っす」



「この街のファベーラの構成員に特殊スキル所持者は何人いる?そいつらはなんのスキルを持っている?」




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