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市役所で会いましょう
亮太は一旦帰って、シャワーを浴びてから出て来た。
バスを降りたとき、今度は綾乃が来る前だった。
4時少しすぎに、人参色の軽自動車が駐車場に入るのを見た。さすがに緊張する。
「佐野君、お疲れ様」
「お疲れさまです。すみません、わざわざ」
「いいのいいの。パスタおごってもらったんだし」
「疲れてませんか」
「おばさんだから?」
「そういう意味じゃないです」
「だっておばさんだもん」
「そんなことないです」
「何?話って」
「この前と同じ小さな声でいいですか」
「いいよ!」とささやく綾乃。
「僕、木下さんに言ってないことがあります」




