第0話 プロローグ
初めての作品で、手探りで執筆しておりますので内容において、度々改変などがされております。
ご不便をお掛け致しますが、温かい目でご覧頂けると幸いです。
毎日会社に出勤し、仕事を終えて帰宅する。
会社では中間管理職で、そこそこの給料を貰い、家には結婚20年目になる愛する妻と高校生の息子が2人。
『継続は力なり』と言う言葉を信じ、愚直に仕事を続け、キツイ仕事に耐えながら10年前に怒涛の35年ローンで、小さいながらも念願のマイホームも建てた。
そんな、少しチャレンジングながら、ごくごく平凡な暮らしをしていた男がいた。
男の名前は三神 匠 44歳のサラリーマンだ。
ある時、男は呟いた...
『小さい頃は特別な人間になれると思ってたな〜』
小さい頃から、漫画やアニメの主人公のような、強くてカッコイイものが大好きで、いつか自分もそうなると信じていた。
大人になってからは、勿論そんな願望に諦めはあったが、寝る間を惜しんでは漫画やアニメを観て、主人公に感情移入をして一喜一憂する日々。
勇者となって魔王を倒すゲームなんかは大好物だ。
『まぁ、そんな特別な存在になんてなれるはずないよな...』
しかし、そう呟いた男の平凡な日々は急に終わりを告げる...
仕事から帰宅後、シャワーを浴びて妻と食事を摂り、食後に大好きな漫画を読もうと自室に向かう途中、階段の2階付近まで上がったところで急な目眩に襲われる。
『あ、ヤバいっ!』
そう思った時には重力に任せて、身体を階段に打ち付けながら転げ落ち、一階に辿り着く手前で後頭部をありえない勢いで強打した。
薄れゆく意識の中で、男はこう思った。
『あ、これ死んだかも...まだ家のローン25年残ってるのに...』




