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W  作者: maow
97/175

W 第一話 第二話 75

彩夏は一人、重い足取りでマンションに戻った


睡眠薬入りのお茶を飲まされて寝ていた彩夏が起きた時

そこは病院だった


優は先に検査を終えて、彩夏が起きるのをベッドの隣でずっと待っていた

ベッドから起きた彩夏は優に思いっきり抱き着かれた後

事件の詳細を優から聞いた

秋を殺した犯人が冬華であったこと

冬華が最近、巷を騒がせてた連続女性殺人の犯人であったこと

春樹が冬華の細工した銃により右手を失ってしまったこと

シグナルの解散が決まったこと


世間はシン国王のニュース一色

秋が死んだことも、春樹が手を失ったことも、冬華が連続女性殺人の犯人であることも

一切報じられていない

みんなシン国王の死を悲しんでいる


だが、彩夏には仲間の死の方がはるかに・・・・

彩夏の握る拳に力が入る

私は何もできなかった


あの時、優の銃は彩夏が持っていた

優の剣は突入前に受付の人に頼んでにベッドの下に隠しておいてもらったものだ

もし、優がいなかったら、いや、もし優が剣を受付に預けてなかったら


私は仲間を三人も失うところだった


「くそ」


彩夏の声は夜の闇に消えていった


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