↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
W  作者: maow
74/175

W 第一部 第二話 52

「いいんですか、勝手なことして」

ハットを被った赤髪の男が電話をしながらエレベーターに乗っていた

「騒ぎになったら支障が出るだろ、あくまで任務遂行のためだ」

「本当ですかー」

子供のような声の電話相手が疑ってくる

「うるせえな」

「まあ、いいですけどー」

ちーん

エレベーターが目的の階へ到着する

「いよいよだな」

「そうですね」

今まで軽口をたたきあっていた二人に緊張感が宿る


男はエレベーターを降りはまっすぐエントランスを目指す

ロビーでは宿泊客たちが新聞を読んだり、昼寝したりしていた

さっきまで上でドンパチやってたってえのに、のんきなやつらだぜ

自動ドアを抜けると、何の変哲もない光景が広がる


「代わり映えしない景色だな」

「今日までですよ」

悲しそうな声が受話器から聞こえた

「ああ、そうだな」

男もまた、同じ声を発していた


本当にお前はこれでいいんだな

男は既に電話を切っていた


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。