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W 第一部 第二話 43
地球サミットが開始される前
会談が行われた旅館にて
優と春樹が旅館に到着した
「さいさい」
優が真っ先に泊まった部屋に行った
「優」
部屋には彩夏一人がいた
「彩夏、秋は」
優に遅れて到着した春樹が秋の情報を彩夏に聞くが
「わからないわ」
首を横に振った
「今、冬華が調べてくれているけど」
「いまのところ情報はなしか」
「ええ」
春樹の落ち着きがなくなっていく
「ケインさんは」
「地球サミットに行ってもらったわ」
優がアリサ大使の護衛、ケインについて彩夏に聞いているが
春樹の耳には入っていない
どこだ、どこにいるんだ、秋
昨日の秋からの電話が春樹の脳裏によぎる
俺はまだ、お前に何も・・・・
その時
ヴィーン、ヴィーン
春樹の携帯が鳴る
「秋から」
「なんですって」
春樹は急いでメールを開く
「っ」
画面には
アールホテル301号室
とだけ書かれていた
「アールホテル」
「そこって」
春樹と優が目を合わせる
そこは、さっきまで優たちがいたホテルだった




