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という話  作者: 門松一里


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「利益追求」という話

# 「利益追求」という話


とある会社で、会議に参加しない人がいるとのこと。


それで利益が出ればいいですが、そうでもないようです。


少し考えてみましょう。


- - -


## 会社の目的


会社の目的は「利益の追求」です。

(NPOは法人利益を求めませんが、給与は支払われます。)


利益にならないことをしたら、株主に対する背任行為です。※正しくはない。


### 背任行為


「会議に出ないからといって、ちょっと大袈裟かも」と考えられなくもないですが、現実に利益を損失している時点で、会社(法人)に対して迷惑をかけている事実があります。


### 会議の必要性


私自身は会議など不要だと考えています。


社会情勢は、刻々と変化しています。


営業が一時間当たり何百万円も稼がなければならないのに、会議で機会損失させるのは、経営側の怠慢です。


けれど、毎回ベストな解答をしたからといって、結果がそうなるとは限りません。


むしろ過ちの中に成功があったりします。


最善策ばかり選んでは、最悪になる可能性が高いのです。


何しろ諺(ことわざ)に「地獄への道は善意で舗装されている」とあるほどですから。


- - -


## 意思統一


無意味な会議は不要ですが、意思統一は必須です。


この意思は、法人がしようとする行為に対する認識です。


この確認をしないなら、何をやっても無駄に終わります。


### 三度目は陰謀


会社の意思に反することをしたら、裏切り行為とみなされます。


一度目は事故です。会社側の過失もあるかもしれません。


二度目は偶然です。一度目の後の対策から逸脱したものですから。


けれど、三度目はないです。


明らかな故意があります。

cf.

「こんな警句があるだろう。一度は事故、二度目は偶然、三度目は陰謀だという」P273

アーサー・C・クラーク『2010年宇宙の旅』(早川書房、1984年)


- - -


## 背任行為に対する対応


上司や部下、同僚など役職は関係なく、上位の責任者に「文書で問題提議をする」ことです。


日本に限らず「文書での質問は文書にて回答する」不文律(ふぶんりつ)があります。


このため、文書で背任行為を提議したなら、その回答を文書で行わなければなりません。


### 現場責任者


責任者にしてみれば「勘弁してくれよ」です。


責任者に「あなたは管理不足ですよ」といっているのと同じなので、まあ、嫌われますし、恨まれます。


けれど、社内秘として赤文字を入れれば「公表しません」です。


文書内に「私はあなたの味方です」と書いておきましょう。


紙で渡されると重いですからね。


### 共犯者を探せ


愚者(ザ・フール)が単独でいるなんてありえません。


状況を楽しんでいる真犯人(共謀共同正犯)がいます。


部外者――たとえば、小説/映画『ゴッドファーザー』で、ドン・コルレオーネの葬儀で仲介した「スマートなテッシオ」のような人物が必ずいます。


現実には、経営者に現場の混乱を知られたくない総務(官僚)とかでしょう。


- - -


### 鈍感な経営者


経営者は資金繰りから為替対応、市場の動向などやることがいっぱいで、現場の対応なんてできないものです。


それに、裏切りは世の常です。ある程度の予測はしています。


まあ、無能な総務(官僚)が足を引っ張るのはどこの世界も同じです。


ただ、その、裏切り者が敵と通じている可能性もあるので、慎重に行動すべきです。


- - -


## その後どうなるのか?


権利を行使することで、会社と対立することになります。


けれど、まともな経営者であれば、欠点を指摘してくれるノーマン(イエスマンの反対)は有益ですから、重用されます。


小人な経営者であれば、逆恨みされるので、転職した方がマシです。


だいたい不具合を放置していて、危機管理できていない経営者など知れていますから。


『論語』に、「徳、孤(こ)ならず必(かなら)ず隣(となり)あり」とあります。


誠実でいれば必ず認められます。


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