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挟大山
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卓上知飢味不佳
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恐因猶執大山懷
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禹征恩澤有無被
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願使親朋窺我倪
【句形】
七言絶句、仄起こり、上平9佳(佳懷倪)
【語釈】
大山……不可能なこと。孟子・梁恵王「挟――以超北海」
禹征一句……徒然草171段「禹の三苗を征せしも、戦を返して徳を敷くにはしかざりき」
【訓読】
卓上に飢ゑを知れば味佳からず
疑ふらくは猶ほ大山の懐ひを執るに因るかと
禹征の恩澤は被むるなきあり
願はくは親朋をして我が倪を窺はしめよ
【大意】
食事の時も飢えを思えば食指が進まぬ。
それは全ての人間に満遍なく慈悲を施そうという、不可能なことをしようとするからだ。親しい人間にそれを願う僕の行く末を見せてやりたいものだ(たとえかなってもかなわなくても)。




