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親を探す旅に出ただけなのになぜ世界を救うことに…?  作者: 黄昏の大陸
第2章 少年編 はじめての冒険からイサーラ村の試験……そして
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第7話 家作り

 ソティアスは、今日から作る家、学校、作業施設の設計図を眺めていた。

 教会を背にして正面の100平方メートルを25平方メートルの4つの区画に分けて、奥右側に学校、左側に作業施設、手前右側に家、教会側の道に水汲み場、残りの土地を子供達の遊び場にして土地を壁で囲っている。

 内面図を見る。学校の1階に剣術道場、部屋が2部屋、トイレ、地下に魔術教室、汚物処理施設、2階、3階に教室がある。

 作業施設1階に解体作業場、保管場所、洗い場、地下に作業時に出たごみの処理施設、2階、3階に作業室。

 家の1階に厨房、食堂、談話室、部屋が2つ、男女別の洗い場、トイレ、地下に物置、ゴミ処理、汚物処理、2階男子用、3階女子の各部屋がある。

 設計図を見ているとミールとエストが話しかけてきた。


 「ソティ君、おはよ」

 「ソティおはよ」

 「おはようございます」

 「何見てるの?」

 「今日作る設計図です」

 「何日位で完成予定なの?」

 「うーん、分かりません。魔力総量によりますから」

 「……ソティ君は、最近魔力の枯渇は、無いんでしょ?」

 「無いですね……自分の魔力総量は分かりませんから……1日で終わるかもしれないし、2~3日で終わるかもしれないし」

 「ソティの予定は?」

 「予定は、1日です。魔力を抑えるために昨日、材料集めをして来ましたから」

 「材料と魔力……関係あるの?」

 「何もない所から作るより、材料があった方が魔力消費が少なくなります」

 「へぇーそうなんだ」

 「はい……2人は、今日どうしますか?」

 「私達は、武器屋行ってから冒険者ギルトへ依頼を見てこようかと」

 「武器屋行くならお金持って行って下さい」

 「ありがとう」

 ソティアスは、自分の”おマルテカード”をミールの”おマルテカード”に重ねてお金を移動させた。


 その後、全員で朝食を食べてからソティアスは、教会の正面の土地に移動しミールとエストは武器屋に向かった。


 「ハーフェルさんソフィーさん、おはようございます」

 「「おはよう」」

 「今から家作りを開始しますので五月蝿くなると思いますけど申し訳ありません」

 「気にしないで大丈夫ですよ」

 「はい、ありがとうございます」

 「其れより家は、ご自分でお作りに?」

 「はい、全て魔術で作ります」

 「……そんな事……出来るのかい?」

 「はい、各系統の魔術を駆使して作ります」

 「凄いな!」

 「まあ、家作りは初めてですから上手く出来るが分かりませんがやってみます」

 「応援しているよ」 

 「まずは、家から作ります」


 ソティアスは、家を建てる場所に”地溶テーラディザァルヴ”を唱えると地面が溶けていき後には、長さ40メートル、幅20メートル深さ5メートルの大穴が出来ていた。

 続いて、穴の中に鉄鉱石をばら撒き”融解フュージョン”をとなえた。一度全ての鉄鉱石が完全に溶けきると固まり形となっていき地下の床、壁、天井と1階から3階までの柱となっていった。

 ソティアスは地下に下りてアイテム収納指輪から木を取り出し色々な場所に置いてから1階に戻り1階の床にも大量に木を置き終了してから”創造建築クリエイション”を唱えて暫くすると壁、床、階段、各部屋の壁、天井が出来……家が1軒完成した。

 ソティアスが少し休憩している所へシスターイサラとメリスを先頭に子供達がお弁当を持って歩いてきた。


 「ソティアス様、もう家が出来たんですか?」

 「はい、中身はまだですけど」

 「それでも早いと思います。午前中だけで建物1件出来るなんで」

 「ソティ様、お弁当持ってきましたの皆で食べませんか?」

 「お弁当ですか? ありがとうございます。……昨日も言いましたがメリス、僕の事、様付けしないでいいですよ」

 「……ソティ様、私達の恩人ですから……」

 「様と呼ばれる立場じゃないよ、僕は!」

 「ソティ様と呼んだらいけませんか?」

 「いけなくはないけど」

 「此れからもソティ様と呼びますね」

 「……まあ、いいけど」

 「ソティアス様、お弁当にしましょう」

 「はい、いただきます」

 

 「ソティ様、いつ頃住めるようになるの?」

 「寝るだけなら今日からでも住めますよ」

 「本当ですか?」

 「トイレとか水飲み場が無いので教会まで行かないとダメですけどね。今日から住みますか?」

 「……いいの?」

 「いいですよ。後ほど寝具でも買いに行きましょう」

 

 子供達は、ワーワー、きゃっきゃ喜んでいる。

 ソティアスは周りが騒がしいのに気が付き辺りを確認すると街の人々が大勢見ていた。

 集団の中から数人ソティアス達の方に向かって歩いてきた。


 「こんにちは、シスター」

 「こんにちは、みなさん」 

 「この建物はなんですか?」

 「此方にいるソティアス様の建物で身寄りのない子供達の施設です」

 「初めまして、ソティアス・フォルティスです」

 「初めまして、私は5等級地区長のザイル・マクラブです。君の施設なんですか?」

 「はい」

 「……運営とか大丈夫ですか? ……お金とか……途中で放棄されても困りますから」

 「お金の方は心配ありません。盗賊退治でかなりの報奨金が貰えましたので」

 「盗賊退治?」

 「はい、僕は、Cランク冒険者ですので」

 「Cランク! それは凄いですね……しかしこの建物を1人で建てられるならそれだけの力があると言う事か」

 「見る限り人族だけではないですね」

 「はい、種族関係なく引き受けます」

 「なるほど、分かりました……何かありましたら私を訪ねて来て下さい。微力ながらお手伝いさせて頂きます」 

 「ありがとうございます」


 ソティアスはその後も同じように学校、作業施設を建て終わった。

 建て終わると辺りは暗くなり始めソティアスの後ろにミール、エストの他シスターや犬人族、教会の子供達も見守るように立っていた。


 「ソティ君、よく1日で全部建てれたわね」

 「……流石に……疲れました」

 「どうする? 疲れたならもう休む?」

 「いえ、皆の寝具を買いに行きませんと」

 「寝具?」

 「はい、今日から此方に泊まりますので」

 「それなら早くいきましょう」

 「皆は、自分の部屋を決めておいてください。男の子は2階、女の子は3階で、6人で1部屋です」

「「「「「はい」」」」」

 「あのーソティ兄ちゃん僕達は……」

 教会の子供達がソティアスに聞いてくる。

 「もちろん君たちも」

 「「「「「うん」」」」」 

 

 雑貨屋に向い寝具を50セットを買い指輪に収納し家に帰り各部屋に寝具を配り。晩御飯を教会で食べてソティアスは部屋に戻り眠りについたが他の皆は、談話室で暫く話をしていた。

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