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脳筋乙女の異世界花道  作者: 藤沢正文
第3章 異世界からの来訪者? 〜己が力は誰が為に〜
31/157

勇者様(仮)、自身の力を自覚する?


 連載を開始しまして、一週間が経ちました。


 お陰様で、累計PV4000超えを致しました。

 更に、ブックマークもして下さっているみたいで、

 めっちゃ、ありがとうございますッ!


 これからも、頑張りますので、

 応援のほど宜しくお願い致します!





 興奮して燥ぐアイヴォン(のんべぇ)と動揺してテンパっている受付のお姉さん(ねーちゃん)を放って置いて、私はもう一度自分のステータスを確認する。




 【名 前】 カオル=アサヒナ

 【年 齢】 17

 【職 業】 異世界から来たチンピラ

 【レベル】 10

 【状 態】 ほろ酔い

 【体 力】 267

 【魔 力】 180 

 【攻撃力】 203 

 【防御力】 156

 【俊敏性】 178 (−20)


 【スキル】

 空手 Lv.9 集団統制 Lv.4 料理 Lv.1 鑑定 Lv.1

 アイテムボックス 異世界会話 Lv.1

 剣術 Lv.6 双剣術 Lv.3 投擲術 Lv.3

 底力 Lv.2 狂人化 Lv.2


 【ユニークスキル】

 天才肌(じゃじゃ馬) 非魔法適正(ちからづく)




 この【ユニークスキル】って何やろ?



 ふと、ステータス画面に触れてみると、画面が切り替わった。




 【天才肌(じゃじゃ馬)


  武術、格闘、戦闘系スキルを一瞬で獲得できる。

  更に、武術、格闘、戦闘系スキルのレベルが上がりやすくなる。




 めっちゃ凄い、スマホみたいやッ!



 感動した私は次々とスキルをタッチして内容を確認していく。



 あ、料理のスキルもあるやん!



「なーなーなーッ! 見て見て、(ウチ)料理のスキル持ってるでー、凄ない!?」


「「何がすごいんじゃ(ですか)?」」



 料理下手な(ウチ)が一生懸命練習して出来るようになった成果がスキル(ここ)に示されてるのに、誰も褒めてくれなかった……。


 受付のお姉さん(ねーちゃん)には、「料理のスキルなんて私でも持っていますよッ」などと、軽くあしらわれてしまった。



 クソッ! ちょっと可愛いからって調子(チョーシ)に乗んなや、この(アマ)ッ!



「それよりもカオル殿、其方はアイテムボックスは使用しないのかの?」



 落ち込む私を他所にアイヴォン(のんべぇ)が私のカバンを指差して尋ねた。



「別に使わんでも、カバンに入れたらええんちゃうん?」



 私が少し不貞腐(ふてくさ)れながら返事をすると、アイヴォン(のんべぇ)が私の両肩をガッチリと掴み力説し始めた。



「アイテムボックスはの。その名の通り、持ち物(アイテム)なら何でも収納できる優れたスキルなんじゃッ!」


「商人であれば持っているだけで誰からも羨まれ、大商人に成る為には必須のスキルと言われているのじゃッ!」



 私の肩を揺さぶりながら力説するアイヴォン(のんべぇ)に私は少々引き気味だ。



「騙されたと思って使ってみなされ」



 そう言われて、私はカバンから皮袋(サイフ)を取り出し、アイテムボックスに入れてみた。


 すると、一瞬で皮袋(サイフ)は半透明のウィンドウの中に消えていった。


 そして、アイテムボックスを確認すると、そこには私の皮袋(サイフ)は登録されていた。



「うわッ! 四次元ポ◯ットやんッ!」



 そこから私はカバンとカバンの中にあった持ち物(アイテム)を全て、アイテムボックスの中に入れた。



「噂によれば、アイテムボックスはどんな大きさ、重さの物も……」


「おっちゃん。今なんて言った?」


「だからの、アイテムボックスは『どんな大きさ、重さの物』も入れ……ってカオル殿!? どこに行くのじゃ!?」



 私はそれを聞いた瞬間、気がついてしまった。


 こうしちゃ居られないと、私は走り出しその場を後にした。



「いろいろ、あんがとーおっちゃん!」



 私はギルドの入り口で振り返りお礼を述べてから、再び走り出した。



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