もふもふぱらだいすルートまっしぐら?
時間があまりなかったのとキリがいいので短いです…
次回は長くするので許してください!
後で後書きにルカたちが見るのを忘れていた称号について書きます
「ごくごく……ふぅ」
朝ごはんの後のコーヒーと新聞は大切だと誰かが言っていた気がする。なんでも心に余裕が生まれるのだとか。ボクは甘党だからあまあまじゃないと飲めないけど。
ちなみにこれはコーヒーじゃなくてコーヒらしいよ。わざわざ少しもじったり言葉変えたりする意味あるのかなって時々思うんだけど。
それにしても、コーヒを飲みながら自分のしっぽをもふもふする、これ即ち至福のひとときだね!
「お姉ちゃ~ん、現実逃避はそれまでにしてそろそろ戻っておいで~」
僕の至福のひとときはほんの一時だったみたいだ。幸せは短く、辛いことは長いみたいだね。もうお家に帰りたいよ。
顔に出てたのか、三人からジト目を貰っちゃった。後の一人はさっきからニコニコしながらボクを見てるけど、ボクを見ながら生唾を飲み込むのはやめて欲しいな。ニコニコがニマニマに変わってても気づかない振り。気付いてないからね!
「取り敢えず称号以外は見せたけど、言いたいことあるならどうぞ?」
「これならPKRが来ても瞬殺できそうだね。もうチートだね!そんなことどうでもいいから、ゆらゆら揺れてる尻尾を早くもふもふしたいな!」
この妹は人が困ってるのにどうでもいいなんてなんて薄情なんだろうか。さっきから顔が左右に揺れていたのは尻尾を見つめていたからみたいだね。まるで猫じゃらしを見つめる猫みたいだ。
「好きでチート貰ったわけじゃないからね。尻尾はもふもふさせないよ」
え~と不満げな顔をするシオンは置いておいて、さっと手を挙げたユリに振る。
「多分ユニークな種族に技能、もふもふもセットで言うことないわね。そんなことより早くピコピコ動いてる狐耳をもふもふしたいのだけれど」
「そういえばさっきからユニークみたいって言ってるけど、ほかにプレイヤーさんで妖狐だったりはいないの?少しだけなら耳触ってもいいよ」
ユニークと言えば他に使う人がいないただ一人専用の物だよね。いくらランダムでレアが出ますよーといったところで、二・三個もユニークなものを一人に出していいものなのかな。あっ、先っぽより付け根のほうが気持ちいいかも。そう、そこらへん。
ユリはボクのもふもふをもふもふして顔が緩んでるね。クール系美人さんの顔がふにゃふにゃに蕩けちゃってるよ。ミーシャさん、私もー!といって混ざってきそうなシオンを止めてくれるのは助かるよ。けど一番危ない顔してるよ?会社サボってこっちに来てよかったってよくないと思うよ。お仕事はちゃんとしないとね。
「プレイヤーで狐系の種族はいるけど白狐で天狐は居ないからルカのユニークで間違いないだろう。ただ、どこかで白狐については聞いたことある気がするんだが……」
もふもふに魅力を感じないのか、コーヒを啜りながら難しい顔をしていたまろんだけど、思い出せそうで思い出せないもどかしい顔になってるよ。その気持よくわかるけどね。攻略に必要なアイテムがまた欲しい時にどこで手に入ったのか思い出せない時とかね!
「あの、それなら私達に伝わる伝承じゃないでしょうか?」
「そう、それだ!」
ミーシャさんたちに伝わる伝承?まろんは大きな声を出して、驚いて縮こまったボクが可哀相だとユリとシオンに怒られてる。びっくりしたじゃないか、まったく。
「それってどんなお話なの?」
「私達エルフ族に伝わるお話何ですが、結構古い時代の事らしいです」
今更だけど、ミーシャさんは上森人らしいよ。シオンとユリは上人類で、まろんは上竜人なんだって。今の所上位種族しか発見されていないみたいだね。
その伝承の内容だけど、数百年前の魔王たちのお話らしい。何でもその時代には魔王という存在が数多く出てきたみたいで、千差万別の魔王がいたみたいだ。
「中でよく名前が出てくる魔王がいるのですが、その一人に白い体毛と九本の尻尾を持ち魔物たちと人間の平和的な共存を目指していた魔王がいるらしいですね」
「多分そいつが白狐だと思うぞ。何でもその魔王は善なる者には慈悲で、悪なる者には残虐を与えたらしい」
なるほどね、つまり優しいけど怒ると怖いもふもふさんだったってことだね。けど白狐にそんな力があるんだね。
……あれ?
「白狐の魔王がいたってことは、ボクもそれと同等の力があるって事?」
「伝承に過ぎないから全くの同じとは言い切れないが、少なくとも素質はあるって事だろ」
「「…はぁ」」
思わずまろんと同じタイミングでため息をついちゃうよ。もうシンクロ率100%だね。もふもふしてる二人には関係なさそうだけどさ!
もふもふぱらだいすでも作ろうかな?
称号についての補足です
『魔力と親しきもの』
その身に莫大かつ強大な魔力を宿し、魔力と共にある者に贈られる称号。この称号を持つ者は、まるで友達とでも言うかのように魔力と戯れるだろう。
『天狐』
長き時を生き、存在の格が上がった妖狐。神の力とでも言うべき神通力を自由自在に操り、その身に秘める莫大な魔力を持って繰り出される魔術の数々は、敵対したものを全て残らず殲滅する。
これからも中で語られなかったことはここで色々と捕捉できたらと思います。




