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初めてのぶいあーるげーむ!  作者: おるかむ
2/16

このくおりてぃに驚きだね!

 

「うわぁ、凄いねぇ」


 目を開けると、ボクは不思議な所にいた。そこは結構深いのか、上から薄っすらと太陽の光がカーテンのように少ししか届いていないので、辺りはぼんやりと薄暗く不思議な静寂を保っている。


 周りに目を向けると、廃れて錆びついた沈没船が何隻も沈んでいて、そこの周りには沢山の魚が泳いでいたりと、とても綺麗で目を奪われる光景が広がっていて、ここが海の底だと理解した。

 ここはまさしく神秘的な場所と呼ぶに相応しいところで、静けさと景色の調和がとても心地よかった。


「最近のゲームはこんなに綺麗なんだね、もっと早くやればよかったかな」


 最新型のヘッドセットのおかげなのか分からないけど、少なくともボクにはこれも現実のような世界に見えて思わず感動しちゃった。こんなことなら栞も早く誘ってくればよかったのに。

 まあ、ボクはVRだと体のバランスがうまくとれなくて、少し窮屈だったから全くゲームに関しては触ってなかったからね。誘われても断ってたし。

 流されて始めたけど結果おーらいだね!


 周りを見渡したボクは後ろを振り向いてびっくりした。だって一際異彩を放つ神社があるんだもん。

 それはうまく周囲に溶け込んでいるのに、ひとたび焦点を合わせてしまうと抗いようもなく目についちゃう。


 古びているけども、朽ち果ててはなく田舎にひっそりとただずんでいるような趣のある神社がそこにはあった。神社の前には、狛犬の代わりになぜか狐の石像があり、それも相まって何とも不思議な雰囲気を醸し出している。


 狐の方が狛犬よりボクは好きだからいいけどね。


 一番のなぞはなぜ海底にあるのかということなんだけど……


 これだけのものを作り出すなんてどれほど大変なのかな。


 とひとりごちていると、突然女性の声が流れてきた。


『ようこそ、崩壊し始める世界に降り立った来訪者様。ここではキャラクターメイキングをしてもらいます。』


 このゲームでプレイヤーは、崩壊してしまう世界を止めにきた来訪者って設定になっているらしい。さっき栞にちらっと聞いただけだから詳しくは知らないけどね。


『最初に、キャラクターの外見を決めてもらいます』


 その声と共に、目の前に自分とそっくりの等身大の人形が現れた。自分を外から見ることになると、鏡を見るのとは違った違和感を改めて感じるね。


 身長は、19歳にしてはかなり低めの142㎝、色素が全くと言っていいほどなく、血色が悪いがきめが細やかな白い肌。腰にまで届きそうなこれまた色素がなく、さらさらっとしていてビロードのような真っ白な髪。もやしのように細い体に、かわいい系の顔立ち。


 自分で自分の顔をかわいいっていうのはどうかと思うけど、実際そうなのだから仕方ないね!


 まあ、病気のせいで日の光を浴びることができなくなってしまったけど、こんな外見なので結果オーライだね。基本はお家でお仕事をしつつ、ゲームをひたすらやってるただの引きこもりだけど。


 そんな誰に対する言い訳か分からない事を考えつつ、特に何も変えずに目の前に現れた半透明なパネルの決定の部分を押した。


 身長や性別は変えられないにしても、基本は他人に分かりにくくする為に髪や目の色を変えたり、顔を少し弄ってかわいくしたりするんだけど、基本家からでないし知り合いもあまりいないし顔も元からかわいいから平気だろうと思い変えなかった。本音はめんどくさかっただけなんだけどね!それにこのままでもかわいいから!


『それでは、種族・ステータスポイントを決めてもらいます。初プレイの為、ランダムを選ぶことが可能です』


 次は種族を決めるらしい。


 種族は、人類族(ヒューマン)獣人族(ビースト)森人族(エルフ)地人族(ドワーフ)竜人族(ドラゴノア)の初期種族とランダムから選ぶことが出来るらしい。獣人族はその中でも、猫人族・犬人族など色々選ぶことができるんだって。本当は猫人で自分の猫耳モフモフしたかったんだけどね……

 それに対し、ランダムを選ぶと、初期種族の上位種族や、レア種族やユニーク種族にもなれる可能性があるらしい。銀狼や、天使がでるらしいね。レア種族になったとしてもモフモフできるやつがいいな!



「ここはやっぱりランダムを選ぶしかないかな」


 あのゲーマーたちのことだからランダムにしないと後で何を言われるか分かったものじゃないからね……


『初期種族はランダムでよろしいでしょうか?』

「宜しいので決定っと」


 例えどんな種族が出ようと、戦闘しないでのんびり旅をしながら遊ぶって決めてるからね。どうせなら空飛べたりもふもふしてたり魔法使えたりする種族だと嬉しいな。あともふもふ!


『次に技能の取得となります。こちらも初プレイの為ランダムを選択することが可能です』

「えっ?技能もランダムがあるの?」


 そんなこと栞からは聞いてなかったんだけどね……少しびっくりしたから、落ち着いて栞から聞いた内容を思い出そう。


「種族はもふもふがいいな、もふもふ」


 よし、落ち着いた。


 このゲームの技能とは行動などに補正をかけるようなものである。例えば弓の技能を持っていると、弓を装備でき、スキルが放てるようになるんだって。

 基本的に10個までセットできて、習得したものを自由に付け替えることができる。初期に10個好きに選択することができて、プレイしているうちに新しい技能を獲得したり上位技能や派生技能が手に入るようになっているらしい。中では特定のアイテムを使うとレア技能を覚えられたり、複数の技能を持つことで解放されるものもあるらしいね。

 そして技能にはそれぞれ熟練度があり、熟練度が上がるごとにスキルが使えるようになって、また、上位技能などになるとスキルの他に追加効果も覚えるらしい。

 さらに、通常の10この枠の技能とは別に、別枠の特殊技能があるらしい。これは一部のレア技能や種族限定技能が当てはまる。


「ってことは、これでもレア技能が出る可能性があるってことだね。ならランダムだね。もふもふできるといいな!」

『初期技能をランダムで決定いたしました。最後にお名前を打ち込んでください』


 目の前のパネルのランダムを押すと、最後に名前を打ち込むことになった。

 特に変わった名前にするのはめんどくさいから「ルカ」っと。


『重複確認中…… 使用可能です』


 おお!一発オーケーとは珍しいね。意外と名前がかぶることが多いから少し嬉しいな。それじゃあルカで決定っと。


『プレイヤーネーム「ルカ」確認しました。設定お疲れ様でした。それでは楽しんできてください』


 ボクのもふもふあぴーるが届くといいな!

文章がなかなか長く書けないです…

徐々に多く書けていけたらいいなと思います。

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