後片付けをしましょう⁉
遅くなりました、申し訳御座いません。
よろしくお願いします。
本来なら山奥にでも引きこもり自分だけの時間を過ごしたい、それでも人は一人で生きて行けないのだから必要最低限の接触だけで生活したいと望むウメカだ。でも、今のウメカには遣らなければならないことや遣りたいことがあるために粉骨砕身、異界で働くのだった。
お茶を飲み干したピアニッシモはそのまま深い眠りに落ちていった。毒だろうが何だろうが構わず飲み干したピアニッシモ。どんな覚悟があったのだろう、意図的に人格形成をされた人間が現実を知った時の衝動は本人にしか解らない事だろう、何故か自我が芽生えてしまった暗殺者、この葛藤も他人には理解出来ないものだろう。そんな人間の一生など苦しみしか無いのではないかと考えるしまう。これからのウメカのピアニッシモに対する責任をどう取るのだろうか。
零れ落ちたカップを広い上げる。
「なにも全部飲まなくてもいいのに、元々、自殺願望があったのかしら?」
そっと頭を撫でる。
そうするとフッとピアニッシモは姿を消した、ウメカはニンマリと笑みを浮かべていた。
『人は移ろい、人は儚い。
解って居るのか。』
ウメカの脳内に響く。
「その時まで信じて愛するのも人間よ?
心配してくれて有難う。」
後ろに居た獣たちがウメカを見つめていた。
「大丈夫よ?大恩ある方のためにわざわざ辺境のチーズを開墾しようと云うのだもの、ピアニッシモも泥にまみれ生活すれば、人生の活路が開くものよ?。」
『面倒な生き物だ』
ふふふ、と笑う。
お前達も面倒では無いのかと思うウメカだった。
「そんなことより、しかっり運動してよ?最近太ったでしょう?怠けて食べてばっかりなんだから、後で怒られるわ。貴方達の主人に!」
立ち上がって獣達を追い払う。
グウウウと、低く唸ると空高く舞い上がる、一頭は駆け上がり、もう一頭はすうっと浮き上がるかの様に。其々の仕様で飛び立つのだった。
立ち去った後に敷布の上でゆったりと、お茶を飲む。
「こっちは終わったわ。
ちゃんと回収したんでしょうね?」
昨今、ひとりごとの多く成ったウメカである。
『…終了。』
「ネネ。暫くの旅行でも行って来たら?
ひとりでのんびりと・・・。」
なにしろ、ネネがジャズを消した事が暴露て回収に行かせたのだ、勿論、労せずとも元に戻せるのだが、直接迎えに行く様にウメカに言われてしまったのだった。
有難うございます。
次、頑張ります( ̄^ ̄)ゞ
いっぱいいっぱいなのは何故でしょう?