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第75話 伝説の剣

一方そのころ、アイム、メアナイト、レッドはと言うと……


「ねえ、この方向で本当にあってる?絶対違うって!」


「その僕の記憶が正しければこの方向に進めば、かがやきの剣があるはずなんですよ!」

メアナイト達はある竹林の中に入っていた


「だからその記憶が信用できなーい!天才的な私みたいに記憶力がいいわけでもない!」


「少なくともレッドさんよりは記憶力ありますよ!」


「でも確かにメアナイト君の記憶だけでは信用できないね」

アイムもメアナイトのことはあまり信用していない


「アイムさんまで、信用してくださ…あ、そうだ僕、今回その【かがみのくに】を持ってきたんでした!」

メアナイトはかがみのくにと書かれた絵本を取り出した



「ああ、メアナイト君が幼い時読んでた例の絵本だね」



「このページにかがやきの剣について書かれてるんですが……やっぱり道あってそうですよ!」

メアナイトは本に描かれた地図を指差す



「じゃあ、ここがその宝道竹林なの?」

竹が生い茂る竹林はどこまでも続いていた


「多分…そうかな」



「あれ、あそこにキラキラなんか光ってない?」

レッドが何かを見つけた

「よし、私行ってきまーす…あっ、ちょっ…痛たたた、こけちゃいました!」

レッドがまたこける



「大丈夫ですか?しっかりしてくださいね!」



「気を取り直して行こうか」



「待ってください、あそこの岩に剣が刺さってますよ!」

金色に輝く剣が、黒い岩に突き刺さっていた



「よーし、かがやきの(つるぎ)ですね!かがやきの剣はどんなものでも斬れる特別な剣なんですよ」



「あれ、この剣、岩から抜けませーん!」


「かがやきの剣は前の所有者が死ぬと、その死んだ場所に突き刺さるみたいですね」

メアナイトは絵本を読んで確認している


「しっかり刺さってるね」


「どうしましょう」


「僕もやってみるよ、ん、固いな…お、抜けそうだ…抜けた!」

剣があっさり抜けた


「おお、すごいじゃないですか…アイムさん、あれ、アイムさん!どこ行ったんですか!」

こうして剣を抜いたアイムは煙のように消えてしまった


……

「ここは……どこだ?」アイムは謎の空間にいた




「ここは試練の間であります」


「試練の間?それに君はいったい?」



「申し遅れました、拙者、かがやきの剣であります」

なんと目の前に空中を舞う剣があった


「それで、ここはどこだい?」


「もう一度申します、ここは試練の間であります、ここでは2つ目の試練、技の試練を受けてもらうのであります」


「ちょっと待ってくれ、一つ目の試練を受けた記憶がないんだが」



「一つ目の試練は力の試練、あれは相当な力がないと抜けないのであります、勇者様のような鍛え抜かれた体でなければまず不可能です」



「そうなんだ、それで技の試練っていうのは何だい?」



「技の試練とは拙者と戦うことであります!」

かがやきの剣は瞬く間に剣の魔人(ソードマン)へと姿を変えた

甲冑を纏った黄金の魔人だ




「なるほどねぇ、そういうことだったら僕は必ず試練をクリアするからね」


「さすが勇者様、では行くでありますよ」

剣の魔人(ソードマン)は居合抜き!

目にも留まらぬ速さで飛び出して、すれ違いざまに斬る



その瞬間、アイムの右手は落ちていた

「ははははは、僕としたことが少し油断してしまったな」

そう言いながらアイムは落ちた腕を、生えていた場所に当てて時のギアを20000000倍に変えた、

すると2年分の寿命を代償に傷は一瞬にして治り腕はくっついた



「さすが勇者様!」



「遅いね!」

アイムは時のギアを10000倍に変えて剣の魔人(ソードマン)の腕を一本斬り落とした



「拙者の腕は何度切り落としても、生えてくるのであります!」

そう言いながら、剣の魔人(ソードマン)は百烈斬り!

しかし、アイムは避けてみせる


そして今度は心臓部に斬りかかった



「甘いですぞ!」

剣の魔人(ソードマン)は剣でアイムの攻撃を受けていた

そしてそのまま刺突!


「君も隙があるね!」

アイムは瞬時に時のギアをゼロにした

剣の魔人(ソードマン)もアイムから少し離れる

そこでアイムは時のギアを元に戻す



「拙者、もう少し本気を出すでありますよ!」

剣の魔人(ソードマン)は虚空を斬った



するとどうだ、剣の斬撃は空気中を伝わり

アイムの方へ飛んでいく



「ん!?…真空刃?なるほど、その剣は何でも斬れるんだから、今回は【空気】を斬ったんだね」



「そうでありますが…隙あり!」

剣の魔人(ソードマン)は自身の背後の空気を斬った



すると、高速でアイムの方に吹き飛び、そのままアイムに斬りかかる



「僕に隙なんてないよ!」

アイムは刀で攻撃で受け止め弾き返す!




「本当にそうでありますか?」

剣の魔人(ソードマン)は空間を切り裂いた

その瞬間、空間が歪み、エネルギーが奔流となってアイムの方に流れ出す


アイムは吹き飛ばされてしまった


「ぐっ、君は少し卑怯じゃないか?」



「卑怯…勇者様、あなたは卑怯な者と戦わなければならないのであります!拙者も卑怯な手を使うのであります!」


「そうか、それもそうだ…ねっ!」

アイムは時のギアを10000倍にして斬りかかる!



「そんなの当たらないであります!」

剣の魔人(ソードマン)はまた背後の空気を斬って高速移動で避けた後、飛び上がって、地面に剣を突き刺した


その瞬間、地面に衝撃波と振動が伝わる

アイムは吹き飛ばされてしまった


そして吹き飛ばされたアイムを追うように空中で滑空しながら、斬りつける


もちろんアイムは時のギアを0にしてやり過ごしてみせた


そして剣の魔人(ソードマン)に斬りかかり、右手を斬り落とした



「仕方ないであります!」

剣の魔人(ソードマン)はアイムに剣を投げつけた

空中を回転する剣はアイムを仕留めようと、飛んでくる



「わあ」

しかし、アイムは時のギアを10000に変え、高速で剣をキャッチ




「……拙者の負けであります!」



「これで出れるのかい?」


「ええ、その通りであります!」


「ひとつ聞いていいかな?」



「何のご用件でしょう?」


「この空間ってさ、君に勝たない限り出られないのかい?」



「はい!この空間は私が負けたと認めるまで何があっても必ず出れません!」



「じゃあさ、人が試練を受けてる間、君がこの空間から出ることって出来るかい?」


「もちろんできます!」



「じゃあ、君で人を封印できるってこと?」



「ま…まぁ、可能ですが…」



「君ってさ、前の持ち主いるよね?」



「はい」


「持ち主が死んだらどうなるの?」



「持ち主が死に、魂が生きるのを諦めた段階で自動的に、勇者様が先程拙者を引き抜いた場所へと、拙者が転送されるであります!」


「ふ〜ん、これ使えるね」

アイムはにこやかに微笑んでいた

今回の回、単なる武器獲得回じゃないんです。

アイムの最後のシーン、最後までよーーーーく覚えておいてください。

言ってしまえば伏線です。

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