第64話 謎の男の正体
「いなくなったな」
「深追いはしなくていい」
「さて、あそこの扉の奥に、アムがいるはずだね」
「遂にですわね」
扉を開けた
華のような香りが漂う、ピンク色の甘い空間が広がっていた
ここだけが別世界になっている
そこにはアムがいた
思わずその美貌に圧倒される
「あ、フィステリアじゃん!久しぶり〜!ねえ、今日も私に虐められにきたの?」
アムがニコニコしながら話しかける
「誰があなたなんかに虐められるものですの!わたくしは……」
フィステリアが叫ぶ
「そうだよね、いいねえ、そのキラキラした顔、私を殺したくて仕方ないんでしょ!すぐにでも戦いたいところだけどねぇ、私、ちょっと戦う準備が出来てなくてさぁ、ちょっとそいつと闘っといてね!」
アムはどこかに消えて
代わりに全身に機械の鎧を着込んだ男が現れた
顔にも仮面をしていて誰かわからない
「ワイはアムとかいうやつを守らなあかんねんや!」
「よし、やってやるよ!」
ファイは男の元へ突進して、ハンマーで叩いた!
が、まったくびくともしない
「ワイのアーマーはオリハルコンでできてるからな、どこの誰か知らんが残念やなぁ!」
「よーし、今度は僕が、アーマーよ、砕けろ!」
メアナイトは謎の男のアーマーに催眠を掛けた
アーマーはパキリと音を立てて粉々に砕け散った
「おい、やってくれたな!でも、こんなもん一瞬で作り直せるからな!」
謎の男は本当に一瞬でアーマーを、空中に生成して、装着したのだ
「ロケットパンチですわ!」
鉄の拳もアーマーに歯が立たない
「ああ、ロケットパンチとか効かん効かん、なんたってオリハルコンやぞ!」
「よし、今度は僕がやろうかな!」
アイムは時のギアを10000に上げて斬りかかった
「ああ、遅い遅い、俺のこのアーマーに付いてるカメラと人工知能が、お前の動きを予測してくれるんやで!」
謎の男は光線銃を発射
アイムに光線が当たった瞬間、衝撃が走る
アイムは動けなくなった
「よし、光線銃よ、我が元に!」
メアナイトは光線銃に催眠を掛けてゲット
そのまま撃つと、男にヒット!
男もまた、動けなくなった
「よし、活躍チャンスや!」
シャープは手から極太ニードルを発射
吹っ飛んだ針が、アーマーに突き刺さる
衝撃で、針がアーマーにねじ込まれ、ひび割りながら突き進む
なんとアーマーは真っ二つに割れた
「なんでや!?ワイのアーマーは最強なはずや!」
「お前のアーマーってオリハルコンっすよね、それって硬いからまあ圧力とかには強いっすけど、一点に圧がかかると割れやすいっていうのもあるのはもちろん知ってると思うんすけどね」
「まずいなぁ……」
男は慌てふためき道具を探している
「えいっ!」
ドロップは何度も男を床に叩きつけた
男は血を流して動かなくなった
「これで、終わりです!」
メアナイトは男の体を夢幻の大剣で斬る!
何度も何度も!
しかし、仮面に刃が当たった瞬間、仮面が割れ素顔が見えた……
いや、見えてしまった
「あ、あれは」
「先生…!」
ベントだった
「親父!?クソっ、なんで今まで気づかなかったんだ」
「このままじゃベントが死んじゃうよ!」
「……おい、お前らのおかげで目が覚めたわ、ワイ…洗脳されてたんやな…余分に生きられてよかったわ」
ベントはあっけなく死んでしまった
「今ここでケミを呼べば……いや無理か」
「おい、フィステリア君!リセットしてくれ」
「リセットのお時間ですわ!」
……時が巻き戻った
「えいっ!」
ドロップは何度も男を床に叩きつけた
男は血を流して動かなくなった
「これで、終わりです!」
メアナイトは男の体を夢幻の大剣で切り掛かった
「やめて!」
フィステリアが身を挺して守る
「フィステリアさん!?危ない!」
フィステリアは上下に両断された
「リセットの…おじか…もう少し早く、しなきゃ」
……
…時が巻き戻った
「えいっ!」
ドロップは何度も男を床に叩きつけた
男は血を流して動かなくなった
「これで、終わりです!」
メアナイトは男の体を夢幻の大剣で切り掛かった
「ロケットパンチですわ!」
フィステリアは夢幻の大剣をロックオン!
しかし
「がはっ…フィステリアさん…どうし…て」ロケットパンチはメアナイトに当たり、殺してしまった
「リセットのお時間…ですわ」
…時が巻き戻った
「えいっ!」
ドロップは何度も男を床に叩きつけた
男は血を流して動かなくなった
「これで、終わりです!」
メアナイトは男の体を夢幻の大剣で切り掛かった
「だめです!」
メアナイトを弾き飛ばした
「痛いじゃないですか、何するんですか!?」
「お?仲間割れか!」
ベントはメアナイトに銃を放つ
メアナイトは死んでしまった
「リセットのお時間ですわ!」
……時が巻き戻った
「えいっ!」
ドロップは何度も男を床に叩きつけた
男は血を流して動かなくなった
「これで、終わりです!」
メアナイトは男の体を夢幻の大剣で切り掛かった
「メアナイトさん!やめてください!この人は敵ではありませんわ!」
「何言ってるんですか、もしかして寝返ったんですか!?」
「ちが…そうじゃ…」
「はぁ、何言ってんねん、ワイとタッグ組みたい言ったのはお前やろ」
ベントは嘘をつく
「はぁ、そういうことでしたか」
メアナイトは剣を突き刺した
「リセットの…お時…」
……時が巻き戻った
「えいっ!」
ドロップは何度も男を床に叩きつけた
男は血を流して動かなくなった
「これで、終わりです!」
メアナイトは男の体を夢幻の大剣で切り掛かった
仮面が割れた
男の仮面の下はベントだった
「あ、あれは」
「先生…!」
ベントだった
「親父!?クソっ、なんで今まで気づかなかったんだ」
「それより、このままじゃベントが死んじゃうよ!」
「おい、お前らのおかげで目が覚めたわ、ワイ…洗脳されてたんやな…余分に生きられてよかったわ」
ベントは死んでしまった
「今ここでケミを呼べば……いや無理か」
「おい、フィステリア君!リセットしてくれ」
「無理ですわ」
「何故だい?お願いだよ何か理由があるのかい?」
「どうやらベントが死ぬのは変えられない運命みたいです…申し訳ございません」
「……」
その時だ、アムが現れた
「えーいっ!」
アムはボウガンでベントの体を撃った
矢が刺さったその瞬間、ベントの体は爆発して消滅してしまった
死体は塵となって消えてしまった
死体の消滅、つまり、絶対に蘇ることはない
もう錬金術も使えない
蘇生魔法も使えない
「……もう先生は…先生は、ああ僕のせいだ、僕が早く気づいていれば…僕の僕の、こうなったら僕も先生と同じ所に行ってやりましょうか!我ながら名案だ、ハハハハハ」
メアナイトは大剣で自分の首を斬ろうとした
「このクソゴミ!なんで死のうとしてるのよ、そんなことしちゃ……痛いじゃない」
「あなたに僕の何が分かるんですか!そうだ、僕と一緒に死にませんか、一緒にね!」
「やだ、あたし死にたくないもん」
ドロップはメアナイトを床に叩きつけて気絶させた
……
「アムっ!絶対許さねえ!おいプリズム、絶対俺様を止めるなよ、俺様は死んでも絶対にあいつだけは殺してやる!」
ファイは怒りに燃えていた
「分かってる……ファイ、死なないでね」
「あなた、私を殺したいんだね、でも私はフィステリアと戦いたいんだよ!」
アムはそう宣言する
「じゃあここにいる全員と戦えば良いだろうが!」
「あはは、確かにあなた達は一人だけじゃ私に勝てるとは思えないしね〜」
「黙れ!おい、Libraizing Mode を起動しろ!」
「ピピッ!Libraizing Modeを起動するね!」
「気をつけてくださいませ、アムは魅愛術の…使い手、アムのクロスボウに撃たれたが最後、魅了され、か、傀儡になってしまいます」フィステリアは声が震えていた
「え〜い!」
アムはクロスボウを発射
「バリア!」プリズムは跳ね返した
「ロケットパンチですわ!」
フィステリアがロケットパンチ
「オラっ!死んじまえ!」
シャープが針を放つ
アムはロケットパンチも針ももろに受けてしまった
しかし、無傷だった
「どうなってるんだ!?」
「ざんね〜ん、ベントにあのキルバイトとかいう奴であなた達のデータを集めさせて、無力化するバリアを作って貰ったんだ〜」
「無効化!?」
「てことで、メロメロにしてあげる!」
アムはクロスボウを連射した
シャープは魅了された
「シャープ、落ち着きなさいよ!」
「落ち着けるかよっ!アム様の邪魔する奴は全員殺すんだ!」
「シャープったら本当に……」
ドロップはシャープを地面に叩きつけ気絶させた
「めんどくさいなぁ!え〜い!」
アムがクロスボウを撃つと突風が巻き起こった
プリズムとドロップが転倒した
「今のはまるで、あのヴォルトのような能力ですわ!」
「そうそう私は魅了したエルフの術を覚えることができるの、てことでメロメロになっちゃえ〜!」
アムに撃ち抜かれ、プリズムとドロップが魅了された
「おい、プリズムを止められるのはドロップぐらいしかいないんだぞ!」
「僕に任せてよ!」
アイムは目にも留まらぬ速さで峰打ち
プリズムとドロップは気を失った
そしてそのままアムに斬りかかろうとしたが
「ざんね〜ん!」
アムも高速で動き、アイムを撃ち抜いたのだ
これは、ドライブの能力だろう
「アイムさん、落ち着いてください!」
「それは無理だ、僕はアム様の意思のままに動くよ!」
「ロケットパンチですわ!」
アイムはロケットパンチを受け気絶した
「おい、これどうすれば良いんだ!?」
「ピピッ!Libraはテラーバイトに吸い込まれていないから、データも取得できてないし、攻撃の無効化も出来ないはずだよ、さぁ、Librizerのチャージを始めよう!」
またLibraはハンマーの形に変形したので
ファイはハンドルを回してチャージを始めた
しかし、もうチャージが終わるというタイミングでアムはクロスボウを撃つ
ファイは魅了されてしまった
「ファイ……仕方ないですが、ロケットパンチですわ!」
ファイは何が起きたかわからないままロケットパンチで気絶した
「最後はあなただけね、ワクワクしちゃう」
「ロケットパンチですわ!」
フィステリアは何度も何度もロケットパンチを撃つが全てバリアで無効化されてしまう
「無駄だっていってるじゃん!」
アムはクロスボウを放つがそれを避けてみせる
「そうだ、きらめきの鍵ですわ!」
フィステリアはあらかじめ、きらめきの鍵を持った状態でリモコンロケットパンチを発射!
拳をリモコン操作で動かし、うまくきらめきの鍵を刺して、バリアを解除しようと思ったのだが
「ざんね〜ん!」
アムはクロスボウを発射
矢は接着剤のようにロケットパンチにへばりつき動かなくなった、アドの能力を使ったようだ
そしてフィステリアを魅了した後、アムはきらめきの鍵を拾った
「きゃははは!結局全滅しちゃった〜ベントが死んだのも無駄になっちゃった〜」
今回はかなり絶望的な展開になっちゃったかもしれません。そしてベントは今回で退場です。
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