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第45話 スパイシーキャンディ

「そうよ、あんたみたいなクソゴミ、馬鹿にされて当然でしょ!」ドロップが吐き捨てる



「ちょっとドロップさん、その外国人をクソゴミって言うのなんとかならないんですか、国王も聞いてますよ」

メアナイトがドロップの肩を叩く



「……私のことを馬鹿にするとは、このジーニアスの私を!【飴鉄炮(きゃんでぃ)】!」

キャンディはいきなり手から飴の弾丸を発射!



「危ない!」

プリズムは飴の弾をバリアで跳ね返す



「今、何したんだ?」



「私の能力は【無限製菓】、お菓子をいつでもどこでも好きなだけ作ることができる、貴様らを殺すにピッタリのアビリティだ!【飴鉄炮(きゃんでぃ)】!」

キャンディの狂気溢れるその姿はまるで別人だ

また飴の弾丸が放たれる



「お嬢様、落ち着けや!あんなぁ、お前さぁ、自分の立場分かってんの?病弱ジジイもいるってのによぉ」

ジャンが止めに入るが、吹っ飛ばされる


「お嬢様と呼ぶな!私をジーニアスと呼べ!」



「誰が病弱だ、吾輩はまだまだ…うっ」

フレックは激しく咳き込み床に倒れ伏した



「さあ、貴様らの(デス)を見せてもらおう!死ね!【膨玉(ぽっぷこーん)】!」

キャンディの手から巨大なポップコーンが発射される、ポップコーンはメアナイトの目の前で破裂!



メアナイトの右足にポップコーンの破片が突き刺さる!



「おい大丈夫か!」

すぐにケミが治療する


「ピピッ!君からは殺意を感じるね!とても危険だね!」

Libraが電撃弾を放つ!



「【甘雲(ましゅまろ)】!」

しかし、キャンディは巨大なマシュマロを生み出す

マシュマロは飛んできた電撃弾を優しく包み込み、取り込んで溶けた



「邪魔なんだよ!私を馬鹿にする奴は、【絡糖(きゃらめる)】!」

キャンディは巨大なキャラメルをあちこちに発射!

キャラメルは柔らかくへばりついて離れない

プリズム達はキャラメルに体を絡め取られまともに動けない




「貴様たちが停止(フリーズ)したところで、こうするんだ!【虹実(しゅーくりーむ)】!」

キャンディはシュークリームを高速で発射!プリズムに直撃!


しかし、この行動がいけなかった




プリズムは口でシュークリームを受け止めていたのだ

そして、一瞬で飲み込む!

「おいしい!」

プリズムの瞳が虹色に光り輝く!



「What!?どういうことだ!」

キャンディはプリズムがシュークリームを食べるとどうなるか知らないのだ


「君のおかげで元気百倍だね!ありがとう!」

プリズムが纏わりつくキャラメルを、有り余るパワーで無理やり剥ぎ飛ばす!


「あ…何故だ!何故シュークリームでパワーアップを……」



「ごめんね!」

プリズムはキャンディを傷つけないように素手で殴った



「もういい、私の負けだ!貴様らの言う通り私はクソゴミだ!」

キャンディは仰向けに倒れて両手を天に挙げる



「負けを認てくれるの?」



「ああ、負けた負けた

     ……って言うとでも思ったか?【飴鉄炮(きゃんでぃ)

キャンディは油断しているプリズムを飴の弾丸で狙撃!



弾丸は見事にプリズムの胸を貫通する



「おいプリズム!大丈夫か!おい!」



「ファイ……どうせケミがなんとかしてくれるはずだから、ファイもやられないように気をつけてね……」

プリズムの心臓が活動をやめた

死んだ


「よーし1キルだ!このままじゃんじゃんキルしていくからな!」

と油断しているキャンディだが、透明になって近づいてくるジブルには気づかなかった




「今のうちに状況立て直してね〜!」

ジブルはキャンディの首を絞めあげる!

動けなくなった




「分かったぜ!」

ケミは《キャラメル分解薬》を作って、自身に絡まっているキャラメルを分解!

そして、強制ふっかつ薬でプリズムを蘇らせた

そして空中にキャラメル分解薬をばら撒き、皆の拘束もといた




「あ…キャンディさん?ちょっと?」


ジブルに首を絞められていたキャンディは動き出すことなく、糸が切れたように倒れてしまった

……と思ったらまたすぐに動き出した



「うん……あれ?何がどうなってこうなったのですか?」

キャンディはきょとんとした顔で辺りを見回している



「何言ってるんだよ」


「はわわ……またキャンディのせいなのでしょうか…………」



「えっと、もしかして記憶とか残ってない感じ〜?僕のせいだったら本当にごめんね〜」



「いえ、キャンディが悪いのです……あなたは悪くないのです」

キャンディは泣きながら話している



「おい、そう言えば国王はどこ行ったんだよ」


「大王様、フレック王ならさっきあのジャンとかいう騎士さんに連れられてどこかに行きましたよ」



「なんだと!」



「まあ、見た感じ、ちょっと重病にかかってるって感じだったよね」



そこに駆け足の音が聞こえる

「おい!あの病弱野郎は部屋に連れて行った!あいつの部屋には絶対に入るなよ!お前らなら入りそうだから言っとくけど、マジで入んなよ」

ジャンが目にも止まらぬ速さで走りながら帰ってきた




「いや、国王とかどうでもいいの!それよりこのクソゴミをどうにかしなさいよ!」



「どうにか……よし説明してやるよ……単刀直入に言おう!こいつはいわゆる二重人格っていう障害持ちなんだよ」



「ねえジャン!その話はして欲しくないのです!」キャンディが怯えるような目でジャンを見ていた


「お嬢様、今回は英雄様達にも迷惑かけてんの!説明して当然だよな!」


「いえいえ、今回はうちのドロップも悪かったので!」とメアナイトも申し訳なさそうな顔でいる


「はぁ!?なに言ってるのよ!あたしが悪いって言うの?やっぱりクソゴミね!」

ドロップは目を真っ赤にしてメアナイトを睨む


「いや、ドロップさんがクソゴミとか言わなかったら何もおきませんでしたよ」



「うるさい!あなた王でもないのに何様のつもり?ほんとクソゴミね!ばーか!」



「俺様も今回はお前が悪いと思うぞ」



「僕も〜」


「何よみんな!あたしのこと馬鹿にして!あたし帰るもん!このクソゴミ!」

ドロップは今にも泣きそうだ


「いや、帰る方法なんて知らないですよ」




「そんな!?もういや!知らない!あたしだって……あたしだって本当はこんなこと……」

ドロップは泣き出してしまった


「うわ、もう幼いとかいう次元超えてゴミやん!お前的に言ったらクソゴミか?泣いたらなんでも解決するとか思ってるやろ?それ赤ちゃんと一緒な!」

ジャンが見下しながら言う


「ねえ、ドロップはほっとくとして、その二重人格っていうのは何?」

そうジャンに尋ねたのはプリズムだ


「あ〜あたいは聞いたことあるぜ、前に似たような症状の患者も見たことがあるぜ」

ケミが言う



「患者?お前は医者もやってるのか?」



「いや、医者っていうか、そういう感じじゃないぜ」



「ああ、宗教的な感じですか、まぁ大神官様ですもんね?ははははは」

メアナイトが見下すように笑う


「ああ、それでその患者はわかりやすく言うと二人の人間が一人の中にいるような状況だったぜ」




「これもう分かんねえな」


「まあ、そういう病気なんでしょうね」


「あ……それで、その俺様達は《きらめきの鍵》を探してるんだが」



「はいはい、おんなじ事何回も言うな!僕は君達と違って記憶力あるからな…きらめきの鍵はあっちで保管してある」



「あのドロップさん、いつまでも泣いてないで行きますよ」メアナイトがドロップの裾を掴む



「そんなの、あんたに言われなくても分かってるわよ!」



「ああ、そうですか……」


……


ガラスのケースの中に飾られた、黄金に輝く少し大きな鍵


「おお、これが【きらめきの鍵】か」


「いちいち言わんでええやろ!田舎者には珍しかったか?」


「これどうやって使うの?」



「それについては見せた方が速い」

ジャンは今いる部屋の扉に鍵を差し込んだ


差し込んだと言っても、鍵穴に差し込んだ訳ではない

扉に直接刺すのだ、その時、空間が歪んで傷つけることなく刺さる


そして右向きに回して引き抜いた



「よし、これで扉が開かなくなった!」



「うわっ、ほんとに開かないね」

扉は押しても引いてもびくともしない


「しかも、戻すとちゃんと開く!」

鍵をもう一度差し込んで左向きに回すと開いた


「逆にどんなものにも鍵をかける事もできる、これをすごいと思わないのか?」



「へえ!そうなんですね」


「『そうなんですね!』じゃねえよ!『凄すぎて感動しました』だろ?」

ジャンがメアナイトに詰め寄る


「ねえ、じゃあ早く行こうよ!」


「そうだな」



「謎の殺人事件は街の中央教会の近くで起こっているからな、まずはそこ行くからな」



「キャンディも戦闘には自信があるのです!ご同行するのです!」


「うおっ!たいして戦えないくせに!まぁ、お嬢様もそういう時期だもんな?『私、結構強いかも』とか思ってるのかな」


どうでしたか?キャンディもジャンも癖が強いですが、そのうち慣れます。


<予告>殺人犯見参!

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