第43話 鏡の国の冒険
「おお、帰ってきましたぞ」
「そうだね、意外に早かった」
エレスタ平原ではアイムや、ウィズが待っていた
プリズム達は、ギガウィングから降りる
「おーい、帰ってきたよ!」
「おお、収穫はありましたかな?」
ウィズが尋ねた
「ああ」
「ところで、その梟はなんだい?」
アイムはLibraを指差す
「ああ、これはバベルの世界図書館の司書ロボットなんだけど、一緒に行動してくれるんだって!」
「バベルの世界図書館……あそこの機械ですな、ですが図書館は閉めて良いのか?」
ウィズが確認する
「それ言ったら、ウィズもお前の国は大丈夫なのかい」
「ああ、今のデスロザンは儂がいなくても成り立つ様にはなっている、儂の役目はもう終わりつつある」
「ピピッ!それは残念だね!」
「で、それよるどうすればハルマゲドンのバリアを突破できるんだい?」
「それはね……」
……アイム達にも説明した
「なるほど、きらめきの鍵か…」
「どうしましょうかな」
「まずはホムランドでみんなと合流しようよ」
「あ、そっか、ドロップ達はまだホムランドにいるんだった!」
「それじゃ、ギガウィングに乗り込みますよ!」
そして、全員が搭乗する
ホムランドへ出発した
……ホムランドにて
「あれは何よ?」
ドロップは天を指差す
大きな空中戦艦が現れたのだ
「飛行船みたいだぜ、さてはベントの発明品か?」
「こっちに来るっすよ!」
そして、ギガウィングは着陸した
扉からプリズム達が出てくる!
「おーい!」
「帰ってきたのねプリズム!あら?どうしてアイム達がいるのかしら」
「賢者に勇者様も…どういうことだ」
みんなは戸惑っている
「ちゃんと僕が説明しますよ」
メアナイトが立ち上がる
……説明した
「え〜ややこしい話だな」
「シャープはクソバカね!まあ、あたしも理解できないけど」
「大体わかったらいいんですよ」
「で、その鏡をまず見つけないとだな」
……こうしてギガウィングはエレスタへ再び飛び立った
……
エレスタ城へ入る
エレスタ城には地下にも部屋がある
普段は滅多に使うことのない倉庫がある
「ここがエレスタ城の倉庫だ」
「あ!そういや、この城も傭兵軍に占拠されとったからワイらが取り戻したったんやからな」
「へえ、ありがとう」
「地下にこんな倉庫があるなんて僕も知らなかったですよ」
「それにしても真っ暗だし埃っぽくて気持ち悪いね!」とプリズムが倉庫を出ようとしたが
「文句の多い奴は嫌われるぞ!」とファイが引き留める
「ほんで、ここに…あった!」
ベントが覆い被さっていたベールを引き剥がした!
そこには金色の姿見が置かれていた
鏡面が虹色に光っていた
「ここに触れると、鏡面世界に行けるみたいですよ」
「危ないから、まだ絶対に触るなよ!」
ベントが注意する
「よし、ここで誰が行くか決めるよ〜!」
そう発言したのはジブルだ
「ん?ジブル様?なんで?」
「いや、鏡面世界に行く方法はわかったけど、帰る方法は分からないんでしょ〜、じゃ僕は行きたくないな〜!でも行かなきゃダメか」
「はぁ、やっぱり外国人はクソゴミね!カガルミナ…だっけ?そこに挨拶もしなきゃいけないし、国の代表は行って当然でしょ!」
「お、ドロップちゃん良いこと言うねぇ!」
「ところで、シャープも行くよね?」
「は?行くわけねえだろ?」
「でしょうね、あんたクソゴミだもん」
「で、ドロップさんと大王様とジブルさんと…あれホムランドの代表はどっちでしたっけ?」
「一応あたいだぜ!」
「で、その4人とあとで誰が行きますか、志願する人は手を挙げて下さいよ」
手を挙げたのはプリズムとメアナイトとLibraだけだった
「おい、新旧ハートフル組は行かないのか!」
「申し訳ございませんが今回はパスですわ!」
「私も今回はやめておくわ」
「ひどいね」
「ごめんなさいね、私達にもやることがあるの、それにハルマゲドンがこの隙に攻めてくるかもしれないじゃない」
「う〜ん、一理はあるけど…」
「まぁいい!とにかく行くぞ!」
そうしてファイ達は鏡に触れた
鏡は、触れた体を離さない
そして中にずるずると引き込んでいく
まるで底なし沼のように
意識まで完全に蕩けて、方向感覚が曖昧になる
そして、鏡に呑み込まれていた
……
気づけば周りには砂漠が広がっていた
「おい!ここが鏡面世界か?」
「どうやらそうみたいですね」
来たのは結局、ファイ、メアナイト、プリズム、ドロップ、ジブル、ケミの六人とLibraだけだ
周りは砂漠が広がっているが、前方に壁で囲まれた都市の様なものが見えていた
「ねえ見て!遠くに街っぽいのがあるよ」
「あんな遠い所どうやって行く?丸一日ぐらい歩かなきゃダメだよ」
「移動系の能力とか誰も持ってないぞ」
「なんか良い能力ないの?」
「僕はドロップの能力が一番いいと思うな〜」ジブルがそう言った
「ジブル、分かってるじゃない!あたしに任せなさい!」
ドロップは6人と1匹の重力を90度ずらす
その瞬間、《横》が《下》になる!
《横》に、真っ逆さまに落ちて行く
落ちれば落ちるほど加速し、あっという間に都市へと迫る
「おい、そろそろ壁にぶつかるぜ!あたいらを殺す気か?」
ケミが焦って叫ぶ
「うるさい、わかってるわよ!」
ここで重力を元に戻す
そこは王都だった
城壁に囲まれていた
「それにしても、ここの街も随分大きそうですね、僕の国よりも…」
「はぁ?俺様の王都の方が大きいだろ、こんな小さな都市ぐらいどこにでもあるだろうが」
「ねえ、これどこから入るの?」
「こういうのは、なんか門とか…あ!たぶんあそこじゃない?」
プリズムは門を見つけた
門の隣には二人の衛兵がいる
「ピピッ!衛兵がいるね、気をつけた方がいいよ」
「まあ、気にしなくていいでしょ」
そして、のこのこと進んでいく
……
「おい、そこの6人組!止まれ!」
槍を持った二人の門番に行く手を阻まれた
「何ですか?」
「ここ最近、王都内で何者かによる無差別連続殺人が起きているから警備を強化している、もし刃物の一つでも持っていようものなら……」
「命をかけてでも、王都には一歩たりとも踏み入れさせねえからな!まずはそこの白髪の女!その袋の中身を見せやがれ!」
「えぇ……?」
衛兵はプリズムのポーチを物色……するまでもなく、中から大量のナイフを見つけた
「おいおい、何だこりゃ?ナイフじゃねえか!お前らアウトだ!」
「ち、違うよ、これは護身用だから」
「あ〜、護身用なら仕方ないよな、問題なし!」
「だが、そこの赤い男!てめぇはダメだ」
ファイは腕を掴まれる
「なぜ俺様が!?」
「その大きな鉄のハンマーだ!どう見たって人殺しの道具だろ!」
「しかもこいつのハンマー、血で汚れてやがるぜ、これは間違いねえ」
「いや、これは……あ…儀式だ!儀式!これは神聖な儀式で使うんだ!この汚れは血じゃなくて聖水だ!」
ファイは口から出まかせに話す
「儀式か…儀式なら仕方ない!問題なし!」
「だが、そこの紫の男!てめぇの大剣はどう説明する!」
「いや……これも儀式で使うものですよ」
「そうか、なら仕方ない」
「よし、王都への入都を許可する」
だが、そのときだ、一人の男が駆けてくる
「うおっ、お前ら頭大丈夫か?何してんの」
カガルミナ編は伏線てんこ盛りです!お見逃しなく!
<予告>最強の戦士現る




