第4話 未知との遭遇
前回のあらすじ
主人公は暴走した王を止めに、王城に向かってまーす!森を抜けた!戦った相手は実は親友にフィステリアでした!おしまい
森を抜けプリズムは進む。
すると、こちら側に誰かが走り突っ込んで来る。
「おい、どけや!」
プリズムは避けきれずぶつかってしまった。
「おい、どこ見てんねん!」
ぶつかった女性は何かに追い詰められているのような顔をしている。
小麦色の肌に、青色の髪、赤色の瞳。
どうやら外国人のようだ。
「すみません、ぶつかってきたのはそっちじゃん…」
「ごめんな、うちも悪かったわ」
その時
「おいハイド!逃げんなよぉ!お前の罪を償えよ!」
黄色い髪の男が青い髪の女性の後を走り抜けてきた。
そして、どうやら青い髪の女性はハイドと言うらしい。
「追っ手が来たわ、お前は早く逃げとけ」
ハイドはプリズムを逃がそうとする。
「いや、アイツを倒せばいいんでしょ!」
「死んでもいいんか?」
「私は無敵だし、戦い大好きだよ!それに今ちょうど協力者が欲しかったところだし」
「はぁ、じゃあ勝手にしとけや」
「おいおい、俺が誰か分かってんのか!まあ、知らねえか」
「うん、知らない」
「じゃあ教えてやる、俺はハートフル特攻隊長のライト様だ!」
黄色い髪の男はそう名乗った。
「あなたの名前、まだ聞いてないんだけど」
「うちはハイドや、よろしくな」
「私はプリズムだよ!」
「ところで、あいつは誰なんですか」
「細かいことは後で説明するわ!」
「何話してるか知らねえけど、二人とも取っ捕まえてやるよ」
ライトが立ちはだかる。
「これでもくらえ!」
ライトはプリズムに雷を落とす。
ライトの能力は【天気改竄】
天気を自由に操れるのだ。
「きゃっ!」
プリズムは咄嗟にナイフを上空に投げる!
雷は金属のナイフに引き寄せられる。
うまくかわすことができた。
「うちに任せてや!【洪】!」
その瞬間、ハイドの手から大量の水が噴射された。
水は激流となってライトを押し流す!
これはハイドの能力だろう。
ライトは体勢を崩して転んでしまった。
「しゃあねえな!俺にはいっぱい技があるからよ!」
ライトの手から竜巻が放たれる。
竜巻は物体をどんどん巻き込み、大きくなって近づいてくる!
風がどんどん強くなる。
「あかん!死んでまう!」
ハイドが今にも吹っ飛ばされそうだ。
必死に瓦礫にしがみついている。
「早く吹っ飛んで、死んじまえ!」
「ハイドが危ない!」
プリズムはバリアを持って竜巻に突っ込んだ!
一瞬プリズムは、竜巻に巻き込まれて、小石が身体中に叩きつけられる
…が、その瞬間、竜巻が跳ね返され、ライトの方へ!
「竜巻の扱いは俺が一番慣れてんだよ!」
ライトは、跳ね返ってきた竜巻の風に乗って、飛び上がり、うまくやり過ごす!
「やっぱライト強いよな……」
「ああ鬱陶しいこった、まずは部外者のお前からだなぁ!」
ライトが砂嵐を起こす。
襲いかかる砂埃が、視界を完全に奪う!
「目が見えないよ!」
「あかん、どうしよう!」
「早く、仲良く死ねよ!」
卵ほどの大きさの雹が降り注ぐ。
地面に落ちるその氷塊が、どんどん大地を破壊する!
「任せて!」
プリズムは本気を出す。
2人の頭上に大きなバリアが張られた。
「お前、すごいやん」
「行くよ!」
プリズムは雹をバリアで横向きに弾き飛ばす!
雹が全てライトの方へ飛んでいく!
「がっ!?いってぇな!」
ライトは大量の雹に打ち付けられる
「やった!」
「あ〜なんかもうダリィな……いや、負けてたまるか!」
ライトはまた何かしようとしてる。
「させるか!【流】!」
ハイドは強い水流を放つ!
ライトは吹き飛んだ。
「もういい。お前が組織を離反するってことがよく分かったからな!」
「じゃ、帰ってね!」
プリズムは拳にバリアを張る。
そしてそのままライトにパンチ!
「は?ふざけんな!そもそも部外者は引っ込んでろよ!」
ライトはプリズムのパンチを受けてもなお、立っている。
そしてライトは天空から大量の雷を落とす
無数の雷が、激しい音と共に降り注ぐ!
「あ゙っ、ん何これ…体が痺れ…る」
プリズムは雷を必死に避けていたが、体が痺れて動かなくなる
「ハイドがバカみたいに水撃ちまくったから感電しやすくなってるな!」
ライトが余裕の表情を浮かべて笑っている。
「ちょっと待て!うちは絶対お前になんか捕まらんぞ!【流】!」
ハイドはまた水流を放つ!
「馬鹿みたいに撃ってくるからもう見切れるようになったぜ!残念だったな!」
「くそっ、プリズムはまだ痺れてるんか……」
「お前も馬鹿みたいなことしやがるよな?バリアで跳ね返せば勝てるとか思ってやがっただろ?」
ライトは倒れたプリズムを、右足で踏みつけていた
「うん……勝てるよ!」
プリズムはライトに踏みつけられながらも自信満々に答える
「はぁ?お前は負けたんだよ!一回殺してやろうか?」
「殺せるもんなら殺してみてよ!」
「言ったな!」
ライトはプリズムの真上に雷を落とす!
その瞬間、プリズムはナイフを投げ上げた
「プリズム!?」
「ははは!死にやがったな!……ってプリズム!?なぜ生きて…」
その瞬間、帯電したナイフがライトに刺さる!
「ぐわぁああ!ふ…ふざけんな!」
「よっしゃ!さすがプリズムや!」
「まぁ目的は達成したし、今日はこれぐらいにしといてやるよ!」
ライトは帰って行った。
……
「それで、いったいハイドは何者なの」
「どうしても話さなあかんか?」
「うん、あなたを助けたのは、協力者を作るためでもあるし……それで、なんで追われてるの?」
「うちは《宇宙協会ハートフル》のメンバーで……」
「ちょちょちょっと待ってください、
何か難しそう、馬鹿でもわかる様に説明してよ」
「つまり私は宇宙の協会に入っていたんやけど、やらかして逃げてんねんや、でもうちは下っ端も下っ端やし何やらかしたかもよくわかってへんねん」
「あ〜なるほど、完璧に理解したよ」
「それで、うちのせいで、なんか黒いのいっぱい降ってきたやろ、ほんまごめんな!間違えて、あの黒い物体を宇宙に放ってもうた」
「あ〜そう言えば!一昨日ぐらいに黒い何かが大量に降ってきたね!あなただったの?」
プリズムはハイドに微かな殺気を向ける。
「あの黒い物体は《ハルマゲドンの肉片》って呼んでんねんけどな、それで何か変わったことはあるんか?」
「うん!あれに当たった人がいきなりおかしくなって暴れ出すの!」
「……そう…なんか?」
「後、同じ時期にこの国の王、ファイもおかしくなって、それを今から止めに行こうと思ってるんだけど」
「国王を止めるってそんな事出来るのか?」
「いつも喧嘩してる仲なんで大丈夫に決まってるよ!ただ、もう一人協力者がいればいいんだけどな〜」
プリズムはハイドをじっと見ていた
「……心配やし、うちもついて行くわ」
「ありがとう!」
「そういや、お前の能力って何や?」
「私は【完全反射バリア】、バリアを展開できるの」
「うちは【水】って言うねんや、さっきみたいに、【洪】!とか叫んだら、水を噴射したり色々出来るんや」
「水を使えるの?じゃあこの国全体に雨を降らしてくれない?王が国中に火を放っちゃったの!」
「お、おう、任せとけ!【滴】!」
天から大雨が降り注ぎ、紅き炎を消してゆく。
「うわぁ、凄いね、ありがとう!さっきのライトって人もこんなのできそうだけど」
そして、プリズム達は歩き始めた。
「おい、この道でほんまに合ってるやんな〜?」
「間違い無いよ!」
……ところが
「おい!あれはなんや?」
なんとまたモンスターが現れた。
「また、妖怪ですか…」
「何や、あの化け物は?」
「あの黒いやつが降ってきてから出現し始めた、人を襲う怪物だね」
「なるほど…?」
「オデ…ガガノイア…、おまえら殺すガー!」
ガガノイアというモンスターだった。
「なんや、あいつ!?」
その姿はエンジンのような機械がついた骸骨といったところだろうか。
「オデ、強いがガガガ!」
その右腕のような器官から、硬い骨が大量に発射される。
「うわ!何や?」
大量の骨の弾幕が押し寄せる!
「バリアー!」
攻撃は防がれた!
「ガガガが!殺すガー!」
今度は長い骨の棒を振り回している。
振り回しながら、どんどん近づいてくる
「【流】!」
ハイドが大量の水を発射。
「ガガガが!おまえら弱いガ!」
なんと骨の盾に防がれてしまった。
「え〜あっちも防いで来るんだ!骨硬そうだしナイフじゃ攻撃できないんだけどな」
プリズムは拾った骨を触りながら話す
「死ねガガガ!」
ガガノイアは巨大な骨をいくつも地面に突き刺していく
大量の骨でプリズム達を囲ってしまった。
そしてガガノイアのエンジンのように見える器官から、轟音が鳴り始めた
地面が震え始める
その瞬間、ガガノイアの口から大量の骨が溢れ出す
溢れ出た骨は天空に噴き出し空を埋め尽くす
そして、骨の雨が降ってきた
「どうしよう!」
二人は逃げ惑う。
さらに降る大量の骨。
避けきれず、足が大きな骨の下敷きになってしまった。
「確かに私、ライトが言ってた通り攻撃避けれてないな……ダメだな、私…」
ゴゴゴゴゴとエンジンの音を鳴らしながら、ガガノイアは迫り来る。
骨の薙刀を持って近づいてくる。
「ねぇ、近づいてくるよ!どうしよう」
「やばい、死んでまう!」
「待って、多分あそこのエンジンみたいなとこ、壊せばいいんじゃない?」
「あそこ壊せばええんよな!ほなプリズムちょっと見とけ」
「分かった」
「【海】!」
ハイドが叫んだその瞬間、
大量の水が出現!
周りの空間は完全に水でみたされた。
ガガノイアのエンジンは完全に水没してしまった。
「ガガ!?ガガガガガーン!オガァアア!」
ガガノイアは爆発して死んだ。
火炎に包まれていた。
「やったね」
「なぁ、そういえば、あそこに見える城ってなんや?」
巨大な城が近くに建っていた。
「やったぁ!あれがエレスタ城だよ!」
もうエレスタ城は間近に迫っていた。
……エレスタ城では
「おい、お前ら!誰か侵入してくる奴はいないか見張っとけよ!」
ファイは声を荒げていた。
「あの国王様、プリズムがもう、すぐそこま来ちゃってます!」
「プリズムが迫ってきているだと?よし俺様が直接叩きのめしてやる!」
ファイは巨大なハンマーを手に取った。
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〈予告〉次回、ついに国王ファイと激突!プリズムは勝つことができるのか!?




